近年、ITサービスの需要が増加したことで、SEの需要が高まってきています。ただ、今のままSEとして働き続けるべきか、別の道があるのかと考えている人も中にはいるでしょう。
そこで、今回は「SEのキャリアパス」から「SEがキャリアパスを決める方法」について解説していきます。
・SEのキャリアパス
・SEがキャリアパスを決めるには
・SEのキャリアパスの描き方
SEがキャリアパスを設定する必要性
SEがキャリアパスを設定する必要性が高まってきた理由としては、SEにもさまざまな職種やキャリアパスを描けるようになったことが挙げられます。
従来であれば、SEを経験した後は、プロジェクトリーダーを経て、プロジェクトマネージャーというキャリアを歩んでいくのが基本的なSEのキャリアプランでした。ただ、現在はIT業界全体の成長や技術の進歩により、さまざまなキャリアパスを描けるようになりました。
また、SEは35歳限界説が唱えられているくらい、30代でもキャリア形成が重要になってきます。
20代でSEとしての経験やスキルを十分に積み、30代で今後のキャリアの方向性を定める必要があるので、30代となる前にどのようなキャリアパスを歩んでいくのか明確にして、自分の求める方向性を定めておく必要があります。
キャリアパスを描くのが遅くなってしまうと年齢的な問題で手遅れになってしまう可能性があるでしょう。
Webエンジニアのキャリアパスを紹介!
先ほど紹介したようにSEは、幅広いキャリアパスを描くことができ、様々な職種を目指すことができます。ただ、どのようなキャリアパスが自分に合っているのか、具体的にどのようなキャリアパスがあるのか気になると思います。そこで、ここではSEのキャリアパス7選について紹介していきます。今後のキャリアパスを決める際に、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランス
AIエンジニア
IoTエンジニア
インフラエンジニア
セキュリティエンジニア
データサイエンティスト
プロジェクトマネージャー
フリーランス
SEのキャリアパスとして、「フリーランス」という選択肢があります。フリーランスは職種ではないですが、正社員とは違った働き方をすることができます。フリーランスは、正社員とは違い下記のようなメリットがあります。
収入を大きく上げることができる
働く場所や働く時間が自由になる
プライベートとの両立を図りやすい
好きな仕事だけを選ぶことができる
フリーランスは、正社員とは違い自由度が高い働き方と言えます。好きな場所で働くことができますし、週5の8時間をする必要もありません。そのため、自分のライフスタイルに合わせて仕事ができるので、プライベートや家庭との両立を図りやすくなるでしょう。さらに、自分の好きな仕事を選ぶことができるので、自分のキャリアパスに合わせて仕事を獲得することができ、理想のキャリアパスを最短で実現しやすいと言えるでしょう。
また、フリーランスには昇給や昇格をする必要がないので、比較的短時間で収入を上げることができますし、自分の頑張りが収入に直結するので、収入を大きく上げることができます。
必要なスキル
フリーランスには、即戦力のスキルが求められるので、スキルの専門性を高める必要があります。また、フリーランスは正社員とは違い自分で様々な業務をこなしていく必要があります。仕事を自分で獲得したり、自分でスケジュールを管理、税務処理を必要があります。そのため、仕事を取るための営業力やコミュニケーション能力、スケジュール管理能力、税金の知識など幅広い知識がなくてはいけません。
AIエンジニア
SEのキャリアパスとして、「AIエンジニア」という選択肢があります。
AIエンジニアは、需要や将来性が非常に高く、現在注目されている分野になります。AIエンジニアは、人口知能を開発する分野とデータの解析や分析を行うアナリティクス分野と大きく2つに分けることができます。
SEのからAIエンジニアを目指すなら、プログラマーとしてシステム開発の経験を積み、SEとして上流工程を経験した後にAIエンジニアとして人工知能分野の開発に携わるというキャリアパスがあります。
IoTエンジニア
SEのキャリアパスとして、「IoTエンジニア」という選択肢があります。
IoTはInternet of Thingsの略称であり、あらゆるモノがインターネットを通じて通信できるようにすることを指します。あらゆるものをインターネットを通じて通信を行えるようになるため、新しい価値のあるものを作ることができます。
そのようなIoTを活用して製品やシステムを構築するエンジニアをIoTエンジニアと言います。
SEのキャリアパスとしてIoTエンジニアを目指すなら、20代でIoTに関する知識を身につけ、30代でスキルを磨き、40代でIoTエンジニアとしてIoTの開発に携わるというキャリアパスがあります。
インフラエンジニア
SEのキャリアパスとして、「インフラエンジニア」という選択肢があります。
インフラエンジニアとは、システムやインターネットを使用するためのサーバーやネットワークを構築・運用・保守を行うエンジニアになります。インフラエンジニアとは言っても、作業範囲が広いのでサーバーエンジニアやネットワークエンジニアと作業範囲によって分けられることがあります。
SEのキャリアパスとしてインフラエンジニアを目指すなら、まずはプログラマーとしてシステム開発やインフラ周りの知識を身につけましょう。その後SEとしてシステム開発の上流工程を担い、40代でインフラエンジニアに転職するというキャリアパスがあります。
セキュリティエンジニア
SEのキャリアパスとして、「セキュリティエンジニア」という選択肢があります。
セキュリティエンジニアとは、情報セキュリティを専門にするエンジニアです。構築されたサーバーのサイバー攻撃を防ぐための対策などを行います。
SEのキャリアパスとしてセキュリティエンジニアを目指すなら、20代でプログラマーとしてシステム開発やサイバーセキュリティを学び、30代でSEとして上流工程を担い、40代でセキュリティエンジニアに転職するというキャリアパスがあります。
データサイエンティスト
SEのキャリアパスとして、「データサイエンティスト」という選択肢があります。
データサイエンティストとは、ビッグデータを用いて企業の悩みや課題を解決していく職種になります。データサイエンティストは近年注目度が上がっている職種で、将来性がある職種と言えるでしょう。
SEのキャリアパスとしてデータサイエンティストを目指すなら、20代でプログラマーとして経験を積み、30代でSEとして上流工程を担いながら統計学やパターン分析などの知識を身につけ、40代でデータサイエンティストに転職するというキャリアパスがあります。
プロジェクトマネージャー
SEのキャリアパスとして、「プロジェクトマネージャー」という選択肢があります。
プロジェクトマネージャーは、システムの構造や機能によって、予算やスケジュール、開発に必要なメンバーを決定し、プロジェクトを遂行させるためにマネジメント業務まで行っていく職種になります。
SEのキャリアパスとしてプロジェクトマネージャを目指すなら、20代はSEで知識やスキルを積み、30代で自社製品を開発する企業に転職し、40代でプロジェクトマネージャの業務に就くというキャリアパスがあります。
ITコンサルタント
SEのキャリアパスとして、「ITコンサルタント」という選択肢があります。
ITコンサルタントとは、企業の経営課題などを経営戦略に基づいて、システム開発やシステム最適化を提案していく職種になります。
ITコンサルタントは、プログラミングの知識だけでなく、クライアント企業の課題を正確に掴む力や、最適な企画を立てるための論理的な思考が求められます。
SEのキャリアパスとしてITコンサルタントを目指すなら、20代でSEとしてスキルを積み、30代でプロジェクトリーダーとしての経験を積み、40代でITコンサルタントに転職するというキャリアパスがあります。
セールスエンジニア
SEのキャリアパスとして、「セールスエンジニア」という選択肢があります。
セールスエンジニアは、技術的な側面から営業をサポートしていく職種になります。エンジニアという名前はついていますが、基本的には営業に近い職種になります。
セールスエンジニアは、技術力だけでなく営業力が必要になり、製品に関する知識やプレゼンテーション能力が求められます。
社内SE
SEのキャリアパスとして、「社内SE」という選択肢があります。
社内SEは、社内システムにおけるシステムエンジニアのことで、SEからは比較的目指しやすい職種と言えます。
社内SEは、クライアントのシステム開発を担うSEとは違い社内システムに関する業務を行うので、技術力だけでなく、社内コミュニケーションスキルや、社内業務スキルアドも求められます。
また、システム開発以外にも、自社システムのメンテナンスやPCのキッティングなど、会社内における技術サポートなども含まれることもあります。
SEがキャリアパスを決める方法
先ほど、具体的なSEのキャリアパスを紹介していきました。ただ、どのキャリアパスが自分に合っているかわからないという方も少なくないでしょう。
自分に合ったのキャリアパスを決めるには、まず自己分析をしておく必要があります。自己分析をしなければ、自分に何が合っているのかがわからず、自分に合ったキャリアパスを描くことができません。まずは、自分は何を求めているのか、どんな仕事をしていきたいのかなど今後のどうなりたいのか明確にすることが重要になります。
SEには将来性があるのか
クラウドサービス分野に対応できるSEは将来性が高いと言えます。 クラウドサービス市場は今後も拡大すると言われており、多くの企業が生産性の向上や業務効率化のためにAWSやAzureなどの代表的なクラウドサービスを導入しています。 そのため、クラウドに関するスキルや知識を持ったSEは今後需要が伸びていくと予測できます。
SEがキャリアパスを実現する3つのポイント
先ほどは、SEのキャリアパスを紹介していきました。
では、SEはどのようにキャリアパスを描くにはどのようなポイントを抑えればいいのでしょうか。ここでは、SEOが理想的なキャリアパスを描く方法について解説していきます。
今後の需要を把握する
自分自身を分析する
目標達成までの期間を設定する
キャリアパスを設定するコツ1:今後の需要を把握する
SEがキャリアパスを設定するコツの1つ目は「今後の需要を把握する」ことです。
SEのキャリアパスを設定し、長く活躍し続けるには今後のどの分野の需要が高まるのかを把握しておくことは重要になります。SEからキャリアを進めた時に需要がない職種へのキャリアパスを進めてしまうと、キャリアプランが崩れてしまう可能性があります。
そうならないためにも、キャリアパスを決める前にどの分野に行くべきなのかを把握しておきましょう。
キャリアパスを設定するコツ2:自分自身を分析する
SEがキャリアパスを設定するコツの2つ目は「自分自身を分析する」ことです。
キャリアパスを決めるには、自分にはどのような分野が向いていて、どのような業務に興味があるのかを知っておく必要があります。自己分析が不十分でなんとなくキャリアを決めてしまうと、「自分がやりたいことじゃなかった、、、」と後悔してしまう可能性があります。
自己分析を行う際には、過去に遡り自分の行動や価値観などを分析することがおすすめです。
キャリアパスを設定するコツ3:目標達成までの期間を設定する
SEがキャリアパスを設定するコツの2つ目は「目標達成までの期間を設定する」ことです。
今後の需要と自己分析により目指すべきキャリアパスを決めることができたら、目標までの期間を決めておくことがおすすめです。1年後、3年後、5年後、10年後などと区切っておき、期間ごとで達成するべき目標を定めておきましょう。そうすることで、大きな目標を見失うことなく、キャリアパスを進めていくことができるでしょう。
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