・Web面接の合格率を上げたい!
・Web面接の注意点って何かあるの?
新型コロナウイルスが流行って以降、Web面接に切り替えている企業もあります。フリーランスの中にもWeb面接を受けて仕事を獲得している人はいます。ただ、その一方でWeb面接でなかなか合格できない人もいます。
そこで今回は、Web面接の合格率を上げるポイントやマナー、注意点などを見てみましょう。
Web面接とは?
Web面接とは、オンライン上で面接することを言います。面接官と受験者はPC(もしくはスマホ)を用意して、オンライン上で会話できるツールを使って面接を行います。
ちなみに、Web面接の流れはこちらです。
- 企業から面接の日時・使用するツールなどを言い渡される
- 面接当日の5分前にスタンバイ
- 面接がスタート
- 面接終了後に退室する
Web面接の特徴は、場所に問われず面接を実施できることです。インターネット環境とPC(もしくはスマホ)があれば面接ができるため、受験者はオフィスまで行く必要がありません。
これにより、自宅から遠く離れた場所にある会社の面接も受けられるようになりました。忙しかったり遠出できなかったりするフリーランスにとっては、好都合な面接方法と言えます。
Web面接で合格率を上げるポイント・マナー(身だしなみ編)
Web面接で合格率を上げるには、様々なことに注意しなければいけません。
このパートでは、身だしなみのポイント・マナーを見てみましょう。
服装
企業から服装の指定がなければ、基本的にはスーツを着た方がいいです。
スーツを着て、面接官に不快感を持たれることはほぼありません。どのようなデザインのスーツを選べばいいか迷う人は、柄が入っていない黒色のスーツを選びましょう。ただ黒のスーツはホコリやフケなどが目立ちやすいため、面接前に汚れが付いていないか確認しましょう。
ちなみにスーツの下に着る服は、男女で異なります。男性は「ワイシャツ+ネクタイ」、女性は「インナー」を着るのがベスト。ワイシャツやインナーは、白色など落ち着いた色合いにしてください。
シンプルかつキレイ目の服装を心掛けましょう。
髪型
まず寝癖がないかチェックしましょう。寝癖が1カ所あるだけで、悪い印象を持たれる場合もあります。
面接前には、必ず髪をセットしましょう。
髪型は男性であれば、黒髪の短髪がgoodです。一方、女性の場合は黒・もしくは落ち着いた色合いの茶髪でも良いでしょう。髪の長さはショートヘアーでもロングヘアーでも大丈夫です。
ただしロングヘアーの女性は、ヘアゴムなどで髪をまとめましょう。顔が隠れたり、髪の乱れが気になって毛先をいじってしまう可能性があるからです。このような動きは目立ってしまい、面接官に悪印象を持たれる場合があります。
表情
カメラ越しの表情は、対面している時よりも相手に伝わりづらいです。仮に表情が伝わらなかった場合、面接官から「気難しそう」、「優柔不断に見える」など悪い印象を持たれる恐れがあります。
普段よりも明るめの表情や笑顔を意識しましょう。少しリアクションを大きくすることが大事です。
メイクの濃さ
カメラ越しの映像だと、面と向かって会った時と比べてメイクをしていることが伝わりづらいです。
メイクは通常より濃くしましょう。薄化粧だと、せっかくメイクをしたのに薄く見えてしまい、人によってはスッピンと勘違いされることがあります。
照明の明るさ
PCの後ろ側に照明を置き、自分の顔を照らす形がgoodです。
顔の色合いが明るくなるように、照明を調整します。自身の後ろや真上から照明を照らすと、顔が暗く映ってしまうためNGです。
Web面接で合格率を上げるポイント・マナー(場所・環境編)
Web面接で合格率を上げるには、受ける場所や環境も合格率に左右されます。
ここでは場所や環境におけるポイント・マナーを3つ紹介します。
イヤホン必須
イヤホンやヘッドホンを差し込むと、周囲の雑音が入りづらくなります。
PCのスピーカーを使用する場合、ハウリングが発生する可能性があります。ワイヤレスイヤホンは集音機能に問題が発生するケースもあるようですので、避けた方が良いでしょう。
ネット環境が良い場所を選ぶ
ネット環境が整っていること、また電波状況を事前に確認してください。ネット環境が良い場所とは「通信速度が早い」「ネットが途中で切れない」「カメラの動画がカクカクしない」場所ということです。
仮にネット環境が悪かった場合、このような状況に陥るかもしれません。
- 面接官の話を聞き取れない
- 自分の表情や話している内容が伝わらない
- ネットが途切れてしまい、面接が途中で終わってしまう
面接官に悪い印象を与え、面接結果に悪影響を及ぼしてしまいます。そのためWeb面接を受ける前は、必ずネット環境の確認をしておきましょう。
騒音が少ない場所を選ぶ
雑音が入らない場所の確保しておきましょう。静かな会議室のような場所もしくは自宅が無難です。
騒音が多い場所で面接を受けると、面接官の気が散ってしまう原因になります。たとえば「大声がする場所」「車の通りが激しい場所」「電車が走っている場所」で面接を受けると、相手に騒音が聞こえてしまい迷惑をかけることに…。
<おすすめしない場所>
- カフェ、コワーキングスペースは小声で話す必要があったり、周りの人の声が入ったりするためNG
- 屋外も雑音が入るのと、片手間で面談を受けているような印象を与えてしまうためNG
背景が落ち着いた場所を選ぶ
背景が落ち着いた場所を選ぶのも大事です。たとえば背景の壁に色々なポスターが貼ってあったり柄が載っていたりすると、面接官の気が散る原因になるため、白系の壁を背景にしてください。
バーチャル背景は使わないのがおすすめです。
Web面接を受ける前の注意点
その他にもWeb面接を受ける前の注意点はあります。
最後に、どのような注意点があるか見てみましょう。
Web面接で使うツールを確認する
当日になって使えないことが判明した場合、面接官に迷惑をかけてしまいます。そのような事態を防ぐためにも、使用するツールの確認は大事です。
ツールが分かったら、知人にお願いしてオンライン上で会話できるかチェックしましょう。PC・スマホによっては、そのツールが使えないこともあるため確認を怠らない方が良いです。
GoogleMeetの場合、GoogleChromeを使いましょう。IEやSafariではログインできなかったケースもあるようです。また、zoomのアカウントを作成していないと、客先が作成したURLにログインができないという設定方法もあるようですので、念のためzoomアカウントを作成しておくことをお勧めします。
その他に、当日のアクセス先を確認するのも大事です。
仮にZoom上で面接を受けるのであれば「当日のリンク先」、skypeであれば「skypeの連絡先を交換しておく」イメージです。前もって準備をしておくことで、面接当日にトラブルが起こる確率を減らせます。
面談ツールのアカウント名を確認する
zoomなどのアカウント名は、フルネームで表示するよう事前に修正が必要です。友人同士で使用するあだ名等が表示されてしまっているケースが多くあるようです。
面談には不適切ですので、確認しておきましょう。
PCやスマホを充電しておく
PCやスマホの充電もしておきましょう。面接の時間が長くなり、PCやスマホの充電切れになる場合があるからです。予定していた時間よりも1時間以上長くなることもあるため、フル充電してから望みましょう。
PCもしくはタブレット推奨
スマホではなく、極力PCもしくはタブレットを使用することをおすすめします。
スマホ本体が倒れたりすることがあるためです。PCを持っていない場合はPCを借りたり、事前にエージェントに相談するなど工夫しましょう。
どうしてもスマホで面接を受ける場合は、スタンドなどでスマホの固定をしましょう。倒れてしまうと面接官を驚かせてしまったり、部屋の映したくなかった箇所が映ったりする場合があります。
自分の姿が相手にどう映るか確認する
自分の姿がどのように映っているか確認するのも大事です。ツールによっては、カメラ越しで自分の映り方をチェックできます。
オンライン面談は対面と比べると表情が伝わりにくいことがあるので、明るめの表情を意識的に出すと、印象が良くなります。仮にメイクをする場合は、カメラ越しの姿をチェックしながらメイクするのもアリです。
とは言っても、ツールによっては確認できない場合もあります。その時は知人に頼んで具体的なアドバイスをもらいましょう。
会話のやり取りができるか確認する
会話のやり取りができるか確認するのも大事です。たとえば「相手の声が聞こえない」、「相手の声は聞こえるけど自分の声が届いてない」などのトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
面接中にこのようなトラブルのせいで、面接中に動揺してしまうのはもったいないです。音量の設定方法やイヤホン、PCの不調の有無、事前にチェックしておきましょう。
スキルシートを印刷しておく
Web上でスキルシートをチェックできる場合もあります。しかし面接を受けながらだと、面接官の映像も画面上に映っているため見づらくなる場合も…。
そのためWeb面接では事前にスキルシートを印刷し、手元に用意しておきましょう。時間に余裕がある人は、面接前にスキルシートの内容を確認しておきましょう。
まとめ
Web面接について解説しました。
今回のポイントはこちらです。
①服装
②髪型
③表情
④メイクの濃さ
⑤照明の明るさ
①ネット環境が良い場所を選ぶ
②騒音が少ない場所を選ぶ
③背景が落ち着いた場所を選ぶ
Web面接を有効活用できれば、自宅にいながら案件を獲得することも可能です。面接会場へ行く交通費もかからないため、案件を見つける時にかかる費用も抑えられます。
ぜひ今回の内容を参考にして、Web面接に臨んでみてください。