フリーランスの営業方法7選!営業をする前の準備と注意点も紹介

・フリーランスの営業はどうすればいいの?
・営業をする時に準備することはどんなこと?
・営業代行というサービスよく聞くけど、実際どうなの?

フリーランスとして活動していく中で、営業活動に悩みを持つこともあると思います。フリーランスは会社員のように会社から仕事が与えられるわけではないので、自分で営業をして案件を獲得しなければいけません。

しかし営業経験がないため、どのように営業すればいいか分からずに、仕事がなかなか獲得できない場合もあるでしょう。今回は、フリーランスの営業方法、営業する上での注意点などを解説しています。

自分の希望に合う案件を獲得できるように、営業活動を効率的に行っていきましょう。

フリーランスの活動を続けるには営業が必須

フリーランスに営業は必須

フリーランスの活動を続けるのであれば、営業は必須です。ひとつのクライアントから毎月生活できるだけの報酬をもらい、長期間に渡って継続的に仕事を依頼し続けてもらえることはあまりないためです。

またひとつの案件だけをこなしていても仕事の幅が広がっていきませんし、報酬が上がることもほとんどありません。やりたい仕事ができているのなら話は別ですが、やりたくもない案件だけしか受注できていないのであれば、自分のやりたいことをするために営業をすべきです。

ある程度安定しているフリーランスであっても、いつ既存の仕事の契約が切れるかわからないため、営業は定期的に行っておく方がいいでしょう。営業活動がうまくいくと、自分がやりたかった仕事や考えられないような大きな仕事を担当できる場合もあります。

よりフリーランスとして活躍するためにも営業は継続的に行っていくようにしましょう。

フリーランスが営業する前に準備しておきたい2つのこと

フリーランスが営業前に準備しておきたいこと

フリーランスが営業する際は、準備することが多々あります。ここでは代表的な2つのことをお伝えしていきます。

フリーランスが営業する際に準備しておくこと
①ポートフォリオを作成しておく
②SNSのプロフィールや発信内容を整理しておく

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①ポートフォリオを作成しておく

フリーランスで営業をしようと考えているなら、その前にポートフォリオを作るようにしましょう。ポートフォリオとは、自身の実績を示したものです。

たとえば過去にホームページの制作に携わったのであれば、実際に携わったホームページの名称や業務内容、成果などを載せます。また自分がどういう人なのかもわかるように簡単なプロフィールや自己PRなども載せておきます。

営業を行った際に、自信のことを相手に伝えるための大事な資料になりますので、見やすくわかりやすい内容になるように作成しておくことが重要です。ポートフォリオの作成の仕方については以下の記事も参考にしてください。

②SNSのプロフィールや発信内容を整理しておく

フリーランスで営業をしようと考えているなら、その前にSNSのプロフィールや発信内容も整理しておきましょう。ポートフォリオと同じように、SNSに記載されている情報も営業ツールのひとつになるためです。

SNSを使って営業をするときだけではなく、他の営業方法でも仕事の依頼者がSNSをチェックすることはあります。見られても問題のないようにしておくのはもちろん、この人に仕事の依頼をしてもいいなと思ってもらえるようなプロフィール、発信内容にしておくべきです。

自分がしたい仕事に関係するような実績をプロフィールに載せておいたり、仕事に関係する内容の発信をしていたりすると、仕事を依頼する人に好印象を与えることができるでしょう。

フリーランスの営業方法7選!

フリーランスの営業方法と言っても、様々なやり方があります。ここでは代表的な7つのものを紹介します。

フリーランスの代表的な営業方法7選
①友人・知人に相談する
②企業に直接営業する
③エージェントを活用する
④クラウドソーシングサイトを活用する
⑤SNSを活用する
⑥ビジネス系マッチングアプリを活用する
⑦営業代行サービスを活用する

順番に見ていきましょう。

①友人・知人に相談する

友人・知人に相談するのもフリーランスの営業方法のひとつです。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の「フリーランス白書2020」によると、フリーランスが仕事を受注している経路で最も多いのが「人脈(73.8%)」という結果になりました。

フリーランス白書2020
出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2020」(2019 年10から11月にかけてフリーランス・パラレルキャリア活動者568名を対象に実施した調査)

このことから、フリーランスで仕事を獲得するためにまず営業すべきなのは、自分の友人や知人であることがわかります。友人や知人から直接仕事を依頼される場合もあれば、友人や知人が紹介してくれた人から仕事を依頼してもらえる場合もあります。

また会社員経験がある人であれば、以前の同僚や取引先から依頼されることもあるでしょう。同業のフリーランス仲間がいる人であれば、その仲間の仕事を手伝う形で働ける場合もあります。

友人や知人と良好な関係性を築けていれば紹介してもらえる可能性は高いので、積極的に相談してみるといいでしょう。

②企業へ直接営業する

企業へ直接営業するのも、ひとつの手です。企業のお問い合わせページからメッセージを送ったり、電話番号に電話をかけたりするのもいいですし、直接企業へ出向いて営業をしてもいいでしょう。

企業へ直接営業をする際は特に、ポートフォリオやどんな話をするのかなどしっかりと準備してからいくことが大切です。ただどんなに準備をしていても、企業への営業は大抵断られると思っておきましょう。

断られた場合は、実績を積んでから再度営業をかけてみると受注できる場合もあります。

③エージェントを活用する

フリーランスが営業する方法として、エージェントを活用するのもいいでしょう。面談であなたの希望を聞いた上で、エージェントが仕事を紹介してくれます。

直接自分で営業する必要がなく、かつ仕事探しのプロが案件を紹介してくれます。案件探しをしたことがない人や案件を自分で探すのに自信がない人におすすめです。

ただしエージェントによって取り扱っている求人数や案件の種類は異なり、紹介してもらえない場合もあることは頭に入れておきましょう。

テックビズフリーランスではITフリーランス向けの案件を紹介しています。
テックビズフリーランスはITフリーランスとして活動している方に、案件紹介や税務サポートなどをしているエージェントです。独立経験のあるコンサルタントが親身にサポートしますし、無料で相談できますので、ぜひ一度利用してみてください。

④クラウドソーシングサイトを活用する

クラウドソーシングサイトを活用すると比較的簡単に案件を受注することができます。クラウドソーシングサイトとは、不特定多数の人に向けて案件を募集するサービスのことです。

募集している案件数は多いところだと数百万件にも及び、数々の案件を見つけられるでしょう。ただし報酬が安い案件が多く、どちらかというと独立したてのフリーランス向けと言えるかもしれません。

条件がいい案件があったとしても、人気が高くすぐに応募者が殺到するため、受注するのは比較的難しいでしょう。フリーランスとしての実績をまず作りたいという人であれば利用してもいいかもしれません。

クラウドソーシングサイトについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

⑤SNSを活用する

SNSを活用して、営業をするフリーランスもいます。会社の採用担当者や案件募集を行っている人にコメントやダイレクトメッセージを送ることで仕事の受注につながることもあります。

SNSの検索機能を使って「〇〇募集」などど自分の業種に合わせて検索してみるといいでしょう。コメントやDMを送る際には、一言「詳細を教えてください」と送るのではなく、こちらの自己紹介や自己PR、ポートフォリオなども合わせて送ると相手に好印象を与えやすいです。

なぜその募集に応募したいのか、自分に仕事を任せてもらえると相手にどういったメリットがあるのかなど相手のことを考えてメッセージを送るようにしましょう。

⑥ビジネス系マッチングアプリを活用する

ビジネス系のマッチングアプリがというものがあり、そちらを活用して営業活動をするフリーランスもいます。マッチングアプリと使い方は同じようなもので、興味ある案件などがあったら「いいね」や「スワイプ」をし、相手も話してみたいとなったらマッチング成立です。

マッチング後は、直接会ったり、ビデオ通話や電話などで話をしたりすることで、案件に参画できるかどうかが決まります。自分のプロフィールや実績などを充実させておくことで、相手から「いいね」や「スワイプ」をされることもあります。

ある程度実績やスキルのある人なら、自分から積極的に連絡しなくても仕事が受注できる可能性もあるため登録だけして自分の情報を公開しておくのもいいでしょう。

⑦営業代行サービスを活用する

営業代行サービスを活用して、誰かに営業活動を代行してもらうのもひとつの方法です。フリーランスの中でも営業に苦手意識を持っていて、仕事に困っている人におすすめです。

営業を専門にして活動している会社や人に代行をお願いできるので、自分では獲得できなかったような案件でも獲得できる可能性があります。ただし営業代行の人としっかりとコミュニケーションをとっておかないと、ミスマッチな案件を獲得してきて、やらないといけなくなってしまうこともあるでしょう。

営業代行の人と密に連絡を取り合うことが重要になりますので、信頼できる会社や人にだけ代行を頼むようにしてください。

フリーランスが営業をする上での2つの注意点

フリーランスが営業する上での注意点

フリーランスの営業を成功させる2つのポイントをお伝えします。

フリーランスの営業を成功させるポイント
①自分の希望の条件をはっきりさせておく
②ある程度数を積む
それぞれ詳しく解説します。

①自分の希望の条件をはっきりさせておく

自分の希望の条件をはっきりさせておくようにしましょう。どのような案件であれば受注して、どのような案件は受注しないのかがはっきりしていないと、どこに営業をするのかも決まりません。

また仕事欲しさに自分を安売りするのも辞めましょう。安売りをしてしまうと、それ以降の案件を適正価格に戻すのが難しくなります。しっかりと自分の希望の条件を明確にしておいて、それに合わせて受注する案件も決めて、営業をするようにしてください。

②ある程度数を積む

ある程度の数を積むことも頭に入れておいてください。特にフリーランスになりたての人で、営業活動を始めたとしてもすぐに自分の希望に合う案件が受注できることは滅多にありません。

営業活動をやり始めてすぐに成果が出ないからと言って諦めてしまうと、それ以降も営業活動が上手くいかないでしょう。実績やスキルが足りない場合もありますが、単に相性やタイミングが合わずに断られてしまった場合もあります。

ある程度の数をこなしていくと、営業スキルも上がりますし、自分と相性の良いクライアントさんを見つけられる可能性も高くなるので、諦めずに続けることは意識しておくといいでしょう。

まとめ

フリーランスの代表的な営業方法7選
①友人・知人に相談する
②企業に直接営業する
③エージェントを活用する
④クラウドソーシングサイトを活用する
⑤SNSを活用する
⑥ビジネス系マッチングアプリを活用する
⑦営業代行サービスを活用する

営業の仕方で案件を獲得できるかどうかは決まると言っても過言ではありません。フリーランスそれぞれでやりやすい営業方法は違うため、自分に合った営業方法を見つけることが大事です。

最初からうまく行くことは滅多にありませんので、少しずつ実践して、自分の希望通りの仕事が獲得できるようにしていきましょう。