フリーランスのC#エンジニアの働き方や年収、案件動向を知りたい!

近年、会社の規則に則った正社員ではなく、フリーランスで自由に働きたいと考えている方も増えてきているのではないでしょうか。とくに、IT関連の仕事においては人材不足の影響もあり、フリーランスに対する需要は高まってきているため、それに応じてフリーランスとして働く方は増えてきています。

現在、C#エンジニアとして働いている方もフリーランスで自由に働きたいと考えている方も少なくないと思います。

とはいえ、C#エンジニアのフリーランスと会社員は具体的に何が違うのか、どのように会社員からフリーランスを目指せばいいのか、なかなかイメージしにくい人も中にはいるでしょう。

本記事では「フリーランスのC#エンジニアの案件や年収」から「メリット・デメリット」「案件を獲得する方法」などについて解説していきます。

会社員が性に合わない、フリーランスになって自由に働きたい、と考えているC#エンジニアの方はこの記事を最後まで読んで、是非とも参考にしてください。

  • フリーランスのC#エンジニアの年収や働き方
  • フリーランスのC#エンジニアのメリット
  • フリーランスのC#エンジニアのデメリット
  • フリーランスのC#エンジニアになるために必要なスキル
  • フリーランスのC#エンジニアの案件獲得方法

これからフリーランスのC#エンジニアとして独立をしたいと考えている人は「【決定版】フリーランスになるには?必要な手続きや準備や「【6ステップ】フリーランスエンジニアになるには?」をぜひ読んでみてください。

フリーランスのC#エンジニアになる前に準備しておくことや必要なスキルから、独立した後の成功の秘訣や案件獲得方法についてまで、独立前に知っておくべきことの全てをまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスのC#エンジニアの年収や案件の動向

これからフリーランスのC#エンジニアになりたいという方は、どんな案件に関われて、どんな働き方で、どのくらい稼げて、将来性や需要はどれくらいなのか気になりますよね。

そこで、この章ではフリーランスのC#エンジニアの実情について解説していきます。

C#エンジニアが関われる案件

フリーランスのC#エンジニアが関われる案件の代表例は、下記が挙げられます。

  • 業務システム開発
  • Webサービス開発
  • アプリ開発

C#はもともとマイクロソフトが開発したオブジェクト指向のプログラミング言語です。特徴としては、マルチプラットフォームなので汎用性が高く、幅広い開発現場で活用ができる点や、ゲームエンジンであるUnityとも相性がよく、ゲームやアプリ開発でも活用できるという点にあります。

単価や年収

フリーランスのC#エンジニアは、どのくらい稼げるのでしょうか。

記事執筆時点のレバテックフリーランスによるデータでは、フリーランスC#エンジニアの平均単価は約67万円で、年収にすると約804万円となります。

会社員のC#エンジニアの平均月収(求人ボックス|アプリエンジニアの平均年収より)は年収約574万円で月収で換算すると約48万円となっており、フリーランスC#エンジニアとは、19万円ほど差があることがわかります。
※言語単位でのデータがないため、代表してアプリエンジニアの年収で比較

レバテックフリーランスによる単価相場としては、60万円台が最も多く、次に70万円台、その次に50万円台の案件が多くフリーランスでも十分に稼ぐことができます。

需要や将来性

フリーランスC#エンジニアは、需要が高く将来性がある職種と言えます。

Stack Overflowの発表データである「Stack Overflow Developer Survey 2022」において、PHPやGOといった人気言語を差し置いて、開発者向けの人気な言語で7位になっていることから、非常に人気が高い言語であることがわかります。

また、活用の幅や汎用性も高く、案件数も非常に伸びてきています。記事執筆時点のレバテックフリーランスではC#の案件は2956件でした。Javaが9111件、PHPが5802件、Rubyが2304件、Pythonが2971件と他の主要言語と比較しても、引けを取らない数の案件が掲載されていることが分かります。

働き方

C#エンジニアには、常駐型とリモート型の2種類の働き方が選択できます。

どちらの案件が多いか、レバテックフリーランスの案件検索で確認したところ、全体案件が2956件ある中でリモートワーク可能な案件は1191件と総数に対して40%程度の含有率になります。

C#エンジニアの案件全体から見ると、リモートワーク案件は半分以下ですが、比較的に働き方の自由度も高いと言えるでしょう。

フリーランスのC#エンジニアになるメリット4選

C#エンジニアがフリーランスになるにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、フリーランスのC#エンジニアになるメリット4選について解説していきます。

  • 自分の努力次第で短期的に収入を上げることができる
  • 時間に縛られない柔軟な働き方を実現できる
  • リモートワークを選択できる
  • 自分のやりたい仕事を選ぶことができる

自分の努力次第で短期的に収入を上げることができる

C#エンジニアが、会社員からフリーランスになると、自分の努力次第で短期的に収入を上げることができるというメリットがあります。

先ほども紹介したように、フリーランスのC#エンジニアの平均月収は約67万円(レバテックフリーランスより)で、会社員の平均月収は約48万円(求人ボックスより)よりも約19万円ほど高いです。中には月収100万円以上の高単価案件も他の言語と比較的多くあり、最高単価も165万円と非常に高く、年収1000万円も目指せる言語となっています。

会社員の場合、年収を大きく上げるためには、社内で実績を積んで時間をかけて昇給や昇格を目指すことになるため、短期的に大きく年収を上げることは難しいケースが多いです。それに比べてフリーランスの場合、自分のスキルや実績があれば高単価案件を獲得することができます。もちろん、高単価案件は実績や経験年数など問われるため簡単ではありませんが、レバテックフリーランスの案件を見てみると80万円以上の高単価案件でも3~5年程度の開発経験があれば狙えますし、案件によっては100万円を大きく超えるものも存在しています。

時間に縛られない柔軟な働き方を実現できる

C#エンジニアがフリーランスになれば、時間に縛られない柔軟な働き方を実現できます。

会社員の場合、基本的に週5勤務になりますが、フリーランスのC#エンジニアは、週2~週4案件など自ら選択できます。逆にもっと稼ぐために働きたければ、複数案件を受託するなどの選択肢もあるでしょう。週5案件以外の選択肢を取ることができれば、他の言語を学習したり、資格取得を目指したり将来につながる投資に時間を回すことが可能になります。

また、基準時間は決まっていても、会社員のように標準労働時間などの規定はなく、例えば朝が弱い夜型の方であっても自身の働きたい時間に働くことができるため、会社員として毎日同じ時間に出社しないといけない環境が苦手な方は非常に働きやすくなるでしょう。

リモートワークを選択できる

C#エンジニアがフリーランスになれば、リモートワークなど働く場所にとらわれない比較的自由な働き方を選択することができます。

前述したように、C#エンジニアはリモートワークが比較的多いため、自分の好きな場所で働くことができる可能性が高くなります。自宅やコワーキングスペース、カフェなど自分に合った環境で働くことができるため、毎日同じオフィスで働くのが息苦しい方にとっては、環境を変えることで気持ちの切り替えができ、仕事の生産性を上げることに繋がるでしょう。

また、通勤時の満員電車に乗る必要がなくなるので、無駄なストレスや疲労を感じることがなく働けますし、通勤で時間を無駄にする必要がなくなるでしょう。完全リモート案件であれば、オフィスに近い家を探す努力も不必要なため、自身の気に入ったエリアに住みたい方にもおすすめです。

受託する案件を自分で選ぶことができる

C#エンジニアがフリーランスなれば、受託する案件を自分で選ぶことができます。

会社員の場合、自分がやりたい軸で案件を選ぶことは基本的にできません。時には苦手な仕事を任され評価が下がってしまうことや、興味のない案件に関わりモチベーションが維持できないこともあります。

フリーランスになれば自分で案件を獲得するため、希望の条件や合った仕事だけを選択することもでき、得意なジャンルの仕事や興味がある仕事に集中することもできます。

自分のやりたい仕事だけを選択することができれば、モチベーションの維持や、理想のキャリアプランを実現することも可能です。

フリーランスのC#エンジニアになるデメリット3選

C#エンジニアがフリーランスになるには、メリットだけではなく、もちろんデメリットも存在します。

ここでは、C#エンジニアがフリーランスになるデメリット3選について解説していきます。

  • 安定した給料が保証されない
  • 確定申告など税金周りを自身で対応しなければいけない
  • 組織に所属する恩恵を受けにくい

安定した給料が保証されない

C#エンジニアがフリーランスになると、安定した給料が保証されない可能性があります。

正社員の場合、毎月の給料が固定で決まっており、解雇されることはほとんどありません。
フリーランスになると、同じ会社の案件を継続的に受けられる保証はありませんし、病気やけがなどで働けなくなった際の保証はありません。

もちろん、自身の営業活動や既存案件の働き次第で報酬額を上げることや継続的な案件受注もできますが、将来的な保証はないためどうしても不安は拭えないでしょう。フリーランスとして収入を安定させるためには、既存クライアントからの信頼を獲得して長期契約を結ぶことで収入が安定していきますし、複数のクライアントと仕事をすることで、1つの案件がなくなっても収入が大きく変動することがなくなります。

確定申告など税金周りを自身で対応しなければいけない

C#エンジニアがフリーランスになると、確定申告など税金周りを自身で対応しなければいけないというデメリットがあります。

会社員の場合、会社側が多くの手続きを代行してくれているため、税金の知識がほとんどなくても問題ありません。
フリーランスになるとそういった手続きを自身で対応しなければいけないため税金の知識は必須になりますし、毎年対応をしなければいけません。

税理士などに相談すれば、税務周りの助言を受けることができますが相談料など費用は掛かります。
また、フリーランスの場合、会社が半分負担してくれていた保険料や年金などの支払い額も増えてしまいます。

ただ、税金の知識さえ身につけてしまえば、効率的な節税方法も身につくので、会社員の時に比べて税金を抑えることができる可能性もあります。

組織に所属する恩恵を受けにくい

C#エンジニアがフリーランスになると、組織に所属する恩恵を受けにくいというデメリットがあります。

会社員の場合、組織に所属しているため様々な恩恵を受けられます。例えば、何か困ったときに上司や先輩、同僚に相談することができますし、事務作業などの業務をサポートしてくれる人がいるケースもあります。会社がスキルアップのために研修や育成をしてくれることや、相性の良いメンバーでプロジェクトを設計してくれるケースなど組織で働く利点はたくさんあります。

フリーランスになると、与えられた職務を自身で全うしなければならないため、トラブルや課題も自身で解決しなければいけません。そういった点を鑑みるとセルフマネジメント能力が重要になるでしょう。

ただ、上司や先輩がいないことで、指示されたり管理されることもなく、人間関係のストレスなども大きく軽減はされるという見方もできます。

フリーランスでも、人脈を広げていけば、困った時に相談できる相手は見つかるので、積極的に人脈構築をすることをおすすめします。

フリーランスのC#エンジニアになるために必要なスキル

C#エンジニアがフリーランスになるには、どのような経験やスキルが必要になってくるのでしょうか。

ここでは、フリーランスのC#エンジニアになるための必要なスキルや経験4選について解説していきます。

  • C#に関する知識と開発経験
  • Unityのスキル・経験
  • 業務システムの開発スキル・経験

C#に関する知識と開発経験

C#エンジニアとしてフリーランスになるうえで、C#の知識とC#を用いた開発経験があることが前提条件になります

当然フリーランスの案件を獲得していくうえで、対象の言語に関する知識や開発経験が問われます。フリーランスとして、自分の生活を守り、会社員よりも条件よく働くためには、C#を用いた開発経験を3年以上積んでおくことをおすすめします。

もし、現在開発経験が年数としてはあまりないのであれば、ポートフォリオに記載して見栄えの良い大規模案件や上流工程での開発経験を積んでいるか、他の言語も使用できるかなど、経験の質が求められるため注意しましょう。

Unityのスキル・経験

C#エンジニアとしてフリーランスを目指す場合、Unityのスキルと開発経験を積んでいると有利になります。

ゲームの開発案件は、C#とUnityで開発をする現場が多く、C#を用いた開発経験だけでなくUnityを使用できるスキルや知識があると活躍の場が広がります。むしろゲーム開発案件に関しては、Unityを使用できなければ大半の案件が難しいと考えておいた方がいいレベルです。

業務システムの開発スキル・経験

C#エンジニアとしてフリーランスを目指すうえで、業務システムの開発スキル・経験もあるといいでしょう。

前の章でも紹介したように、ゲームの開発案件以外には業務システムの開発案件もあります。C#はマルチプラットフォームでOSを問わず開発が可能な言語で、その堅牢性や高速性を存分に発揮できる業務システムでも幅広く活用されています。

基幹システムや金融系の決済システムなどでもC#が使用されているため、大型案件にも参画できる可能性が広がるため、フリーランスを目指す前に、業務システムの開発や構築を経験しておくことで、案件を獲得できる幅も広がっていくでしょう。

フリーランスのC#エンジニアが優良案件を獲得する方法

C#エンジニアがフリーランスを目指すうえで営業活動は自身で取り組まなければいけません。
営業経験がなくどのように案件を獲得していけばいいかわからない方のために案件の獲得方法を紹介します。

案件の獲得方法は様々で、主に5つほどあります。

  • フリーランスエージェントの活用
  • クラウドソーシング
  • 直営業
  • 知り合いからの紹介
  • 前職から獲得

案件の獲得方法に正解はなく、自分に合った方法を選んでいくべきですが、おすすめとしてはフリーランスエージェントの活用になります。

フリーランスエージェントは、フリーランスに向け案件を紹介し、案件獲得のサポートをするサービスになります。さらに、企業とフリーランスの間に入り単価の交渉まで行ってくれます。

フリーランスのC#エンジニアとして独立したばかりでは、どのような案件にあるのか、どのような案件を獲得できるのかがわからないと言う人も少なくないので、案件を見れらて自分にマッチした案件を獲得できるエージェントの活用をすることで、最初の案件獲得の大きな近道となります。

また、直契約では企業によっては未払いなどが発生してしまう可能性がありますが、エージェントを活用すれば、報酬の支払いはエージェントからになるので、未払いの心配もなく安心して仕事に集中をすることができます。

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テックビズでは、「フリーランスエンジニアになりたい」「フリーランスエンジニアに今のスキルでなれるのか」「実際に案件を紹介してほしい」などのお悩みに対してキャリア面談を行なっております。

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