クラウドエンジニアの需要や将来性が高い理由と求められるスキルについて解説!

近年、クラウドファーストやクラウドネイティブの流れを受け、クラウドエンジニアの需要が拡大しています。今後、クラウド活用が当たり前になる中で、クラウドエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。ここでは、クラウドエンジニアの需要や将来性、キャリアパスなどについて解説しています。

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クラウドエンジニアの需要は高い

企業が用いるITシステムは、オンプレミスからクラウドへの移行が進んでいます。総務省の令和二年版情報通信白書によると、クラウドサービスを事業に使用している企業は、全体の64.7%に達しており、インフラ構築の手段として完全に定着していることがうかがわれます。

また、クラウド活用の理由としては「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」が1位です。クラウドサービスの強みであるランニングコストの低さが評価されています。「場所、機器を選ばずに利用できるから」「安定運用、可用性が高くなるから」といった理由も多く支持されており、インフラ構築の第一の選択肢となっていることには疑問の余地はありません。

さらに、JUAS(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)の企業IT動向調査2022によると、IT投資により解決したい課題(短期、中長期)として「ビジネスモデルの変革」、「働き方改革(テレワーク、ペーパーレス化等)」が高い順位を占めました。クラウドはこれらの課題を解決する施策としても重要視されるものです。

こうした流れを受け、IT企業およびユーザ企業においてクラウド技術を活用できるエンジニアの必要性が高まっています。既存のITエンジニアにクラウドへのスキルが求められるようになり、クラウドエンジニアを新規採用するなどの策もとられており、IT人材の面でもクラウドが重要視される傾向です。

総評として、クラウドエンジニアの需要は高くなってきています。
コスト面と場所にとらわれずに業務ができるところを評価されてクラウドを利用したシステムが活用されているためです。
また、ハードウェアの管理を自社で行う必要がないため、システムの開発スピードが上がることも評価されている理由の一つです。

クラウドエンジニアの将来性がある理由

オンプレミスからクラウドへの移行が進んでいるため、クラウドエンジニアの需要は高まり、今後も求められる存在になります。
今後はクラウドを取り入れたサーバの運用やシステムの構築などが主流となると考えられるためさらに需要は高まるでしょう。

前項で触れた通り、クラウドエンジニアの需要は高く、将来性がある職種といえます。その背景となる理由について、詳細に記載します。

クラウドファースト・クラウドネイティブの浸透

近年、クラウドファーストを前提とし、クラウドネイティブへと移行する流れが活発です。また、リモートワーク環境の急速な浸透により、クラウド利用はさらに加速するとみられます。

その一例として、日本政府は「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」のなかで、クラウド・バイ・デフォルト原則としてクラウドファーストに舵を切りました。ISMAPと呼ばれるクラウドサービスのセキュリティ評価制度を作り、クラウドサービスの安全性評価を行い、政府の情報システム調達をISMAPクラウドサービスリストから行うとしています。

クラウドファーストとは

クラウドファーストとは、「ITシステムの開発・運用において、クラウド利用を最優先に考えること」です。クラウドの活用では、ハードウェアを持つ必要はなく、環境の保守や拡張はクラウドベンダーに任せることができるといった多くのメリットがあります。クラウドを利用しない大きな理由が無ければ、まずはクラウドの利用を検討するという考え方です。

クラウドネイティブとは

クラウドネイティブとは、「クラウドにサービス、システムを作る前提で、クラウドの利点を余すところなく活用する」という考え方です。クラウドネイティブは、インフラ部分だけではなく、その上で動作するアプリケーションについてもクラウドへの最適化を行います。クラウドネイティブを構成する技術としては、「コンテナ」「マイクロサービス」「宣言型API」などがあります。

クラウドエンジニアの年収傾向

レバテックキャリアにて職種「インフラエンジニア」「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」でキーワードに「クラウド」を指定して検索を行い、取得されたデータから30件を抽出。年収の上限、下限の中間値の平均を取って平均年収を算出しました。(2022年7月25日時点)

上記の算出方法によると、クラウドエンジニアの平均年収は約581万円となりました。純粋にクラウドだけが業務領域ではなく、各種のインフラ技術と合わせることで高い年収に繋がる傾向があります。

クラウドエンジニアに求められる知識・スキル

クラウドエンジニアに求められる知識・スキルについて紹介します。なお、インフラエンジニア、サーバーエンジニアとしてサーバー環境構築に関する知識・スキルを持つエンジニアがクラウドエンジニアに転身することを想定しています。

クラウドに関する技術スキル

クラウドサービスの利用に加え、関連した下記のスキルも身に着けておきたいところです。

ネットワーク仮想化に関するスキル

クラウド環境ではネットワークも仮想化されるため、SDN(ソフトウェアで定義されたネットワーク)やNFV(ネットワークの機能を仮想化)に対応できるスキルが求められます。

コンテナ関連のスキル

コンピュータのリソースを「コンテナエンジン」というプロセスによって管理し、アプリケーションの実行環境を構築する技術です。代表的なコンテナエンジンとしては「Docker」などがあります。

Infrastructure as Codeに対応可能なスキル

クラウドの活用とともに、環境設定をコードで記述し、再現性や可読性を高めるInfrastructure as Code(IaC)の利用が広がっています。

Infrastructure as Codeとは、ITインフラの構成をソースコードとして記述し、インフラの設定変更や再構築を自動的に行う仕組みです。ビジネス要件の変化に素早く対応できるように、インフラ構成を動的に変更し、なおかつ複数の「バージョン」として管理できることがInfrastructure as Codeのメリットです。クラウドが登場する以前は、インフラエンジニアにプログラミングスキルが求められるケースはそれほど多くありませんでした。しかし今後は、Infrastructure as Codeに対応できる言語(PythonやRubyなど)を習得しておきたいところです。

開発・運用に関する知識

クラウドの利用により、開発や運用へのメリットを提供することができます。クラウドエンジニアはインフラ側の立場ですが、その内容について理解を深めておくことが必要となります。

CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)に関する知識

CI/CDは、アプリケーション開発に自動化を取り入れ、提供頻度を高める手法の総称です。CI/CDでは、開発・テスト・デリバリーに自動化と監視を導入し、アプリケーションを実際の運用環境にリリースする頻度を上げていきます。

DevOpsに関する知識

DevOpsとは、開発側と運用側のシームレスな連携・協調によって、システム開発・運用の効率を高めていく活動のことです。DevOpsの中でも「ビルド・デプロイの自動化」「コンテナなどインフラ自動化についての知識」などのクラウド環境と関連深い要素があります。

マイクロサービスに関する知識

マイクロサービスとは、API連携を用いたシステム開発手法のひとつです。複数の小さなサービスをAPIで接続し、より大きなサービスを構築します。例えばWebサービスならば「ログイン認証」「アクセス許可」「製品データ転送」といった各処理をマイクロサービスとして構築し、状況に応じてつなぎ合わせることで、柔軟性の高いシステムを構築していきます。
マイクロサービスはクラウドの柔軟性と親和性が高いことから、近年急速に普及している考え方です。クラウドネイティブでよく利用されます。

クラウドエンジニアの仕事や転職に役立つ資格

クラウドエンジニア向けの資格として、大手クラウドベンダー3社のベンダー資格が著名です。業務で利用するサービスを選んで取得しましょう。

AWS認定資格

AWS認定資格はAmazonの提供するクラウドプラットフォームAWS(Amazon Web Services)に関する認定資格です。AWS認定は基礎、アソシエイト、プロフェッショナルの3つのコースと専門分野の知識に関する認定があります。各コースはそれぞれ6か月、1年、3年のAWSの使用と関連知識に値する経験が目安となります。専門知識の認定は、AWSの技術者の中でも各分野におけるハイレベルなスキルの保持を示せる資格です。

Google Cloud認定資格

Googleのクラウドサービスに関する認定資格としてGoogle Cloud認定資格があります。基礎、アソシエイト、プロフェッショナルの3段階が提供されています。それぞれ、未経験、6か月以上の実務経験、3年以上の実務経験が目安となる難易度です。

Microsoft認定資格

Microsoft認定資格プログラムはMicrosoft社の提供する各種のソフトウェアやサービスに関するスキル・知識を認定する資格です。その中でもMicrosoft社の提供するクラウドプラットフォームAzureに関する試験が存在しており、クラウド関連のスキルを示すのに有効な資格です。Fundamental、Associate、Expertの三つのレベルがあり、スキルのレベルに合わせてターゲットとする試験を選択可能です。

クラウドエンジニアからのキャリアパスの選択肢

クラウドエンジニアとして経験を積んだ先にはどのようなキャリアに進む事ができるのでしょうか。
ここではマネジメント、スペシャリスト、フリーランスの3つのキャリアを紹介します。

マネジメント路線

コミュニケーションなど人と付きあうことが得意な人はプロジェクトチームをまとめるマネージャーが選択肢になります。

プロジェクトマネージャーは開発プロジェクトの進捗管理、打ち合わせなどでチームを引っ張る役割があります。

スペシャリスト路線

クラウドエンジニアとしてシステムの設計や開発に関するスキルを高めていくキャリアです。
現場で活躍し続けたい人にオススメなキャリアです。

インフラコストの削減など経営側の視点を兼ね備えられるとやりがいが見出しやすくなるでしょう。

フリーランスとして独立

会社に頼らずに個人で案件を取っていくキャリアプランです。
在宅やリモートでの案件は少なく常駐が必要な案件が多いものの、長期契約の案件が多く比較的安定した収入に繋がりやすいです。

今後の需要によっては在宅での案件も増えてくるかもしれません。

クラウドエンジニアに関するよくある質問

クラウドエンジニアに夜勤は発生しますか?

クラウドエンジニアは夜勤が発生する場合があります。
システムやサービスは利用者が多い日中にメンテナンスを行うと損失に繋がる可能性があるため、保守や更新などは利用者の少ない夜中に行われる事があるためです。
また、夜間に何らかの障害が発生すれば対応のために呼ばれることもあります。
そのため、夜勤が発生します。

クラウドエンジニアのやりがい・楽しい部分は何ですか?

クラウド技術の進化スピードは非常に早く、常に最新の技術に関わることができます。
そのため、最先端の技術を学び、業務に活かすことにやりがいや楽しさを感じることができます。

クラウドエンジニアがきつい・やめとけと言われる理由は何ですか?

クラウドエンジニアのきつい部分として技術の習得が必要な領域が広いことが挙げられます。
クラウドの技術はもちろんですが、サーバやネットワーク、セキュリティ、OSなどの知識と実務経験が求められます。
そのため、学習を進めている段階で挫折してしまう人が少なくありません。

また、クラウド技術は良くも悪くもクラウドサービスを提供する事業者に依存するため、事業者側の障害が発生した際に自分で復旧できない事があるのもきつい理由の一つです。

まとめ

クラウドエンジニアはクラウド環境の設計・構築・運用等を行うインフラエンジニアの一種です。クラウドサービスの活用は国内企業でも堅調に広がっており、クラウドエンジニアは需要のある将来性の高い職種といえます。

クラウドエンジニアにはインフラの基礎知識、クラウドサービス利用のための知識が必要となります。それに加え、クラウドを活用することでメリットが生まれたり、クラウドの利用とともに広まった技術や考え方も身に着けておきたいところです。これは、クラウド環境を構築し提供する際に、ユーザに向けて提供できるメリットを知ることでもあります。