・フリーランスになってから必要なこと
フリーランスとして成功を収める人々もいれば、うまくいかないケースもあります。成功と失敗の鍵となる要素の一つは、フリーランスとして必要な知識やスキルを事前に理解しているかどうかです。必要な要素を把握していれば、それに基づいて準備を進め、冷静に対応することが可能になります。今回は、フリーランスとして成功するために必要な要素を、独立する前と後で詳細に説明します。
フリーランスに必要なことを把握するべき理由
会社員からフリーランスに転身する際、勢いで行動することがあるかもしれませんが、独立前後で必要とされる要点を把握しておくことが重要です。これは、フリーランスとしての働き方が会社員とは大きく異なり、独立前と後で対応が必要な事項が多いためです。
必要な要点を事前に把握しておかないと、「こんな準備をしておけばよかった」「こんな知識が必要だったとは全く知らなかった」と後悔することがあります。後悔だけでなく、法的手続きなどもあるため、知識不足は深刻な問題となり得ます。
従って、会社員からフリーランスへの転身を検討している場合は、独立前と独立後に必要な要点を具体的に理解し、準備をしっかりと整えてから行動することが大切です。
フリーランスになる前に必要な11のこと
ここからは、フリーランスとして独立する前に必要になる11個のポイントを紹介します。
①資金を貯めておく
②スキルを習得しておく
③働き方の違いを把握する
④知り合いをたくさん作っておく
⑤独立後に勝算があるか考える
⑥税金の知識を身に付ける
⑦名刺の準備をする
⑧請求書のフォーマットを準備する
⑨仕事の引継ぎをする
⑩事務所を契約しておく
⑪クレジットカードを契約しておく
1つずつ見ていきましょう。
1.資金を貯めておく
独立を検討している場合、独立前には必ず資金を蓄えておくことをお勧めします。フリーランスとしての収入は常に安定しておらず、収入の不安定さがあるためです。例えば、独立初期に月収20万円があったとしても、クライアントの都合で収入が突然ゼロになることや、予期せぬ出費が増えて資金繰りが難しくなるケースも考えられます。そのような状況になった際、貯金が全くなければ対処が難しくなります。
そのため、独立前には収入が一切なくても半年から1年間は生活できるだけの資金を確保しておくことを強くお勧めします。貯金が苦手な人も、以下の方法を試してみてください。
貯金専用口座への自動送金
給与振込と同時に別の口座に自動送金するサービス、いわゆる「先取り貯金」を利用することは、貯金を効果的に行う方法の一つです。この方法は、給与の余剰分だけを貯金しようとすると、支出に使い切ってしまう可能性が高い場合に特に有用です。給与が入ったら即座に貯金し、残ったお金で生活することで、毎月一定額の貯金が継続的に可能になります。
毎月一定の額を貯金できるようになると、将来の目標や独立計画を立てる際にも大いに役立ちます。いつまでにどれくらいの貯金をする必要があるのか、具体的な見通しが立てやすくなり、財政面での安定感も増します。
先取り貯金は貯金習慣を確立し、将来の不測の事態に備えるためにも非常に有益な方法です。給与振込時に自動的に貯金口座に送金されるため、自己管理が難しいと感じる人にとっては便利な手法と言えるでしょう。
家計簿を付ける
家計簿をつけることも強くお勧めします。家計簿をつけることで、無駄遣いを防ぎ、お金の使い方を改善することができます。これにより、貯金が容易になります。また、自身の収入がどれくらいあれば生活できるのかを把握することも重要で、将来の独立計画にも役立ちます。
現代では、家計簿をつけるのに便利な専用アプリが多数存在しています。これらのアプリを活用することで、移動時間などの隙間時間を有効活用して簡単に支出を記録できます。また、一部のアプリはレシートを読み取り、自動的にデータを入力してくれる便利な機能も備えています。これらのアプリを利用することで、家計簿をつける手間を軽減し、効率的に支出を追跡できます。
家計簿をつけることは、お金に対する意識を高め、将来の目標達成に向けて資金を効果的に管理する手助けとなります。独立計画においても、収支の把握は成功への近道です。ぜひ家計簿をつける習慣を取り入れ、賢いお金の使い方を身につけてください。
2.スキルを習得しておく
フリーランスとして仕事を得るためには、スキルの習得が非常に重要です。フリーランスの仕事は、基本的には専門的なスキルや知識が求められるため、未経験かつスキルのない状態から始めるのは難しいことが多いです。
一部の未経験者向けの仕事も存在しますが、その場合の報酬は通常低く、生計を立てるには難しいことがあります。そのため、最低限のスキルを身につけてからフリーランスとして独立することを強くお勧めします。
自分のスキルがフリーランスとして活動できる水準に達しているかどうか判断するのが難しい場合は、副業を試してみることも有益です。副業を通じて実際の案件に取り組み、自身の能力を評価することができます。また、会社員としての給与があるため、副業から得られる収入が少なくても生活に困ることはありません。副業を始めることにはほとんどリスクがないため、安心してスキルを向上させるチャンスと言えます。
副業を通じて、自信を持ってフリーランスとして独立できるスキルを磨いたら、独立の準備を進めることができます。副業を始める際に利用できるクラウドソーシングサイトについての詳細情報は、関連記事を参考にしてください。
関連記事:初心者でもクラウドワークスで稼ぐことはできるのか?案件獲得方法も解説!
3.働き方の違いを把握する
会社員とフリーランスの働き方の違いを理解することは非常に重要です。会社員とフリーランスは、働き方や職務において大きな違いがあります。
会社員は通常、定められた時間に出勤し、上司や組織から与えられた仕事を遂行することが求められます。給与は定期的に支給され、一定の安定感がありますが、一方で労働時間や業務内容は会社の方針に従う必要があります。
一方、フリーランスは自分自身が事業主としてクライアントと契約を結び、プロジェクトや仕事を獲得し、遂行する責任があります。自己マネジメントや自己責任が強調され、収入の安定性は会社員よりも低い場合があります。また、営業活動やクライアント獲得が必要で、自己ブランディングやネットワーキングも大切です。
フリーランスとしての自由度は高い一方で、安定した収入が得られない場合もあるため、収入の不安定性に対処しなければなりません。また、税金や社会保険などの手続きも自己管理が求められ、これらの側面に対処する必要があります。
フリーランスとしての働き方は自由度が高く、自分のビジョンを追求できる一方で、負担や不確実性も伴います。これらの違いを理解し、適切に準備し、独立を検討することは成功への鍵となります。
4.知り合いをたくさん作っておく
多くの人々との繋がりを持つことは、独立後において非常に重要です。これは、仕事の紹介を受けたり、ビジネスに役立つ情報を得る可能性を高める一つの方法です。特に、会社員としての立場から築ける人脈は、独立前に積極的に育てておくべきです。
会社員時代に築いた人脈は、独立後に思わぬ形で役立つことがあります。どの人とどのような繋がりが将来に影響を与えるかは予測できませんので、「将来的に独立する予定だからこの人たちとは親しくしなくてもいい」という考えではなく、出会う人々と良好な関係を築くよう心がけましょう。
また、すでにフリーランスとして活動している人々との繋がりも非常に重要です。彼らとの交流を通じて、フリーランスとしての働き方やベストプラクティスについて深く理解することができます。業界のイベントやセミナーに参加し、フリーランスコミュニティとの交流を深めることは、知識と経験を共有し、成功に向けた貴重な支援を受ける機会となります。
人脈はビジネスの成果に大きな影響を与える要素の一つであり、積極的に育てておくことは独立後の成功に向けた重要なステップです。人脈を構築するメリットや方法についての詳細情報は、関連記事を参考にしてください。
関連記事:正社員からフリーランスになるタイミングは?独立前に準備すべきことも解説!!
5.独立後に勝算があるか考える
独立後の成功を考えることは非常に重要です。具体的には、独立後に自分が追求しようとしている仕事で、実際に仕事を獲得できるかどうかを検討することが大切です。
仕事の内容によっては、フリーランスよりも法人への依頼が主流である場合もあり、フリーランスとして参入が難しい分野も存在します。また、活動拠点の場所によっても仕事の需要が異なります。都市部では特定の業種が成功しやすい一方、地方では別の業種が成功しやすいことがあります。
自分が始めようとする仕事で生計を立てている人が周囲にどれくらいいるかを把握することは重要です。同業者や競合他社がどれくらい存在するかを確認し、市場の競争状況を理解することで、成功の可能性がより明確になります。また、業界や地域のトレンドを把握し、自分のビジョンやサービスが市場に受け入れられるかどうかを検討することも大切です。
成功するためには、リサーチと計画が不可欠です。市場と競合状況を熟知し、戦略的なアプローチを採用することで、独立後の成功の可能性を高めることができます。
6.税金の知識を身に付ける
税金に関する知識を持つことは非常に重要です。会社員の場合、税金や社会保険料などの手続きは会社が代行してくれますが、独立後は自分で税金の管理をしなければなりません。特に、毎年行わなければならない「確定申告」の方法は事前に調べておくことがおすすめです。
フリーランスになってから確定申告の方法を学ぼうとすると、仕事に追われて時間が取れなかったり、期限内に手続きができなかったりすることもあります。確定申告は毎年2月から3月に行う必要がありますが、そのための準備は1年間を通じて行う必要があります。
独立前に確定申告の方法を学び、独立したときには準備を進められるようにしておきましょう。これにより、税金に関するストレスを軽減し、期限に間に合わせて手続きを完了させることができます。税金の管理はフリーランスとしてのビジネス運営において欠かせない要素の一つです。
7.名刺の準備をする
もちろん、名刺の用意はフリーランスにとって重要なステップです。フリーランスは自分自身で営業活動を行う必要があります。名刺はその活動の一環で、非常に役立つツールとなります。
特に、イベントやセミナーに参加する際に名刺を持っていると、相手に自分を覚えてもらいやすく、新しい人脈を築きやすくなります。名刺は会社員の時とは異なり、会社のロゴやスタイルに縛られず、自分自身の好みや個性に合わせてデザインできます。
相手に印象的な名刺を渡すことで、営業活動や人脈作りがさらに効果的になるでしょう。名刺はあなたのプロフェッショナリズムを示し、ビジネスの一環として重要な役割を果たします。名刺の準備に時間と労力をかけ、自分を表現できる魅力的な名刺を作成しましょう。
8.請求書のフォーマットを準備する
フリーランスは案件ごとに報酬を受け取るために、請求書の提出が必要です。これも独立前に準備しておくと、独立後に手間どることなくスムーズに進めることができます。
もちろん、案件ごとに細かな指定がある場合もありますので、都度請求書の内容を変更するようにしましょう。
9.仕事の引継ぎをする
退職前に、同僚や後任者への仕事の引き継ぎを怠らないことは極めて重要です。退職日を基に逆算し、その期間内にすべてがスムーズに終了するようにスケジュールを立てることが大切です。
引き継ぎは口頭で説明するだけでなく、データベースや紙ベースの資料を整備しておくこともおすすめです。これにより、後任者が円滑に業務を引き継ぐのに役立ち、業務の中断や混乱を最小限に抑えることができます。
また、退職前の人間関係も慎重に扱うべきです。会社員時代に築いた人脈は、独立後にも大いに役立つことがあります。適切な引き継ぎを行い、同僚との良好な関係を維持することは、将来のビジネスにおいても有益です。
10.事務所を契約しておく
事務所を借りる予定がある場合は、契約を独立前に済ませることが賢明です。独立後にオフィスを借りようとしても、審査に通らず契約できない可能性があるためです。
事務所を契約する際には、賃料について慎重に検討しましょう。事業が成り立つためにどの程度の賃料が許容範囲内かをしっかりと計算し、無駄に高額な賃料を選択することがないように注意が必要です。広さやデザインにこだわりすぎてしまうと、資金繰りが困難になり、事業の持続性に影響を及ぼす可能性があります。
特に初期の数年間は、事業を安定させることを優先し、賃料が比較的安い物件を選ぶことが重要です。事務所の選択はビジネスの成功に影響を与える要素の一つですので、慎重に検討し、資源を最適に活用するよう心がけましょう。
11.クレジットカードを契約しておく
独立前にクレジットカードの取得も検討しておくことは重要です。なぜなら、フリーランスとしての活動が始まったばかりの初期段階では、クレジットカードの審査に通るのが難しいことが多いからです。
すでに利用しているクレジットカードがある場合でも、事業用として新たにクレジットカードを取得することをおすすめします。事業用のクレジットカードを持つことで、プライベートの資金と事業資金を分けて管理できるため、確定申告の際にも役立ちます。
事業用クレジットカードは、事業に関連する支出を追跡しやすくし、経費の整理や税務申告の際に便益をもたらします。したがって、独立前に事業用のクレジットカードを取得し、財務管理を効果的に行えるようにしましょう。
フリーランスになってから必要な9つのこと
独立後に必要なこともあります。ここでは、独立後にやるべきことを9個紹介します。
①開業手続きをする
②保険の切り替えをする
③青色申告特別承認書を提出する
④独立したことを発信する
⑤フリーランスや経営者とのつながりを作る
⑥おおよそのタイムスケジュールを決めておく
⑦会計ソフトを準備する
⑧事業用の通帳を発行する
⑨体調管理をしっかりする
1.開業手続きをする
フリーランスとして独立する際には、開業届(個人事業の開業届出・廃業届出等手続)を管轄の税務署に提出することが必要です。この書類の提出によって、初めて公的に独立した事業として認識されます。
開業届の提出期限は、事業を開始した日から1ヶ月以内です。期限内に提出することが重要ですので、注意してください。開業届に関する詳細な情報は、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
関連記事:フリーランスは開業届を提出するべき?出さないと後悔するのか?
2.保険の切り替えをする
会社員時代は社会保険が適用されていたかと思いますが、独立後は「国民健康保険」に切り替わります。そのため、住んでいる地域の役所で国民健康保険の加入手続きを行う必要があります。
最寄りの役所に、健康保険等資格喪失証明書と本人確認書類を持参し、手続きを行います。役所によって必要な書類が異なることがあるため、事前に確認しておくことが重要です。
手続きが完了すると、役所から健康保険証が発行されます。健康保険料の支払い方法は「口座振替」または「払込用紙による支払い」のいずれかとなります。独立後の健康保険についての詳細は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:【フリーランスになる前に知っておきたい】独立後の健康保険について
3.青色申告特別承認書を提出する
確定申告時に青色申告者として扱われるためには、「青色申告特別承認申請書」を税務署に提出する必要があります。青色申告とは、最高65万円までの青色申告特別控除が受けられ、節税面でメリットがある確定申告方法です。
さらに、青色申告者になると以下のようなメリットもあります。
赤字の繰り越し
青色申告対象者は、その年の赤字額を翌年から、最大3年間繰り越せます。事例を見てみましょう。
例)1年目が30万円の赤字、2年目が50万円の黒字だった場合
1年目の所得=0円
2年目の所得=50万円-30万円
上記のように、赤字額を最大3年間繰り越すことができるため、黒字だった年の所得を赤字分で減らすことが可能です。所得額が減れば、所得税や住民税が軽減され、節税につながります。
また、青色申告者には「少額減価償却資産の特例」が適用されます。これにより、購入価格が30万円以下の固定資産について、減価償却費として一括で計上することができます。
減価償却資産とは、建物や車両運搬具、機械装置などの固定資産のことを指します。固定資産は経年劣化により価値が毎年下がるため、通常は購入価格が10万円以下であれば一括計上、10万円を超える場合は2期以上に分けて償却します。
しかし、青色申告により「少額減価償却資産の特例」を利用すると、年間合計300万円までの購入代金が30万円以下の固定資産を一括計上できます。ただし、開業日から確定申告までの期間が1年未満の場合は、「事業年度の月数×25万円」が上限の計上額となるので注意が必要です。
青色申告については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:フリーランスの青色申告の仕方を完全解説!概要・メリットとは?
4.独立したことを発信する
独立後は積極的に自分自身をアピールし、フリーランスとしての存在を周知することが重要です。自分の独立を広くアピールすることで、知人からの仕事の紹介が得られる可能性が高まります。
SNSを活用することも効果的です。SNS上での発信により、直接仕事の依頼が舞い込むこともありますし、自分から仕事の機会を見つけて応募することもできます。SNSを活用する際には、プロフィールを本名に設定し、自分の仕事に関する情報を分かりやすく発信することが大切です。
また、自分の実績やスキルを可視化するために、ポートフォリオページを作成することもおすすめです。ポートフォリオページを通じて、自分の仕事内容や成果を効果的に伝えることができます。これにより、クライアントや顧客に対して自信を持って自己プロモーションができるでしょう。
5.フリーランスや経営者とのつながりを作る
独立後も、フリーランス仲間や経営者とのつながりを積極的に築き、人脈を広げていくことは非常に重要です。この人脈は仕事の機会を見つけるだけでなく、同業者との情報共有や相談にも役立ちます。
セミナーやイベントへの参加はもちろん、コワーキングスペースを活用することもおすすめです。また、対面でのコミュニケーションが苦手な場合でも、SNSやビジネスマッチングサービスを活用してオンライン上でつながりを築くことができます。
さらに、オンラインサロンへの参加も手軽に人脈を広げる手段として非常に有効です。オンラインサロンは特定のテーマや業界に関心を持つ人々が集まる場であり、専門知識や情報の交換が行われる場合も多いです。ぜひ検討してみてください。
6.おおよそのタイムスケジュールを決めておく
フリーランスとしての働き方は、自分自身で働く場所や時間、休日を設定できるため、一定の自由度があります。しかし、この自由度が高い分、自己管理能力が不足していると、仕事の怠ける傾向や収入の減少といった問題が生じる可能性があります。
そのため、フリーランスとして成功するためには、自分自身でタイムスケジュールを設定し、それを守ることが非常に重要です。特に納期が設定されている仕事を受ける場合は、トラブルや予期せぬ事態に対応できるよう、納期までのスケジュールには余裕を持たせることが望ましいでしょう。
スケジュール管理の方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。成功するフリーランスとしての働き方を身につける一助となるでしょう。
関連記事:【保存版】賢いフリーランスのスケジュール管理の秘訣とおすすめのアプリ5選
7.会計ソフトを運用する
自分で確定申告を行う場合、会計ソフトの利用を検討しましょう。会計ソフトは、仕訳の記録や決算書の作成など、確定申告に必要な作業を支援するソフトウェアです。
確定申告の期間になってから一気に作業を始めると、予想以上に大変で、期限内に終わらせることが難しいこともあります。一方で、日々の業務の中で会計ソフトを活用することで、自身の収入や支出について深く理解することができ、資金管理もスムーズに行えます。
会計ソフトの活用により、確定申告をスムーズに行い、自身の経済状況を把握し、資金管理を効率的に行うことができます。以下の記事では、会計ソフトについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。成功するフリーランスとしての経済的な側面もしっかりとサポートしましょう。
関連記事:フリーランスにおすすめの会計ソフトを知りたい!活用すべき理由も解説!
8.事業用の通帳を発行する
事業用の口座を開設しておくことをおすすめします。報酬の受け取りや経費の支払いを事業用の口座から行うことで、プライベートの資金と事業用の資金が混ざることを避けられます。さらに、確定申告の際にも、事業用の資金の流れが一目でわかるため、作業がスムーズに進められます。
独立後になってから口座を開設すると、クライアントへの連絡や、利用中のサービスの登録情報の変更など、手間が増えてしまうこともあります。そのため、独立するタイミングで事業用の口座を開設しておくことを強く推奨します。フリーランスとしてのスムーズな資金管理と確定申告のために、事前の準備が大切です。
9.体調管理をしっかりする
フリーランスとして働く場合、体調管理は非常に重要な要素となります。会社員の場合、有給休暇や傷病手当金などの制度がありますが、フリーランスにはそのような制度が存在しません。つまり、病気や怪我で仕事ができなくなると、その期間の収入は0円となってしまいます。
また、会社員とは異なり、フリーランスは健康診断を受ける義務がありません。そのため、自分自身で定期的に健康診断を受けるようにする必要があります。仕事のスケジュール管理だけでなく、適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠など、日々の生活習慣にも注意を払うことが重要です。健康を維持することで、長期的に安定した働き方を続けることができます。自分の健康には自己責任があるため、積極的な体調管理が必要です。
まとめ
①資金を貯めておく
②スキルを習得しておく
③働き方の違いを把握する
④知り合いをたくさん作っておく
⑤独立後に勝算があるか考える
⑥税金の知識を身に付ける
⑦名刺の準備をする
⑧請求書のフォーマットを準備する
⑨仕事の引継ぎをする
⑩事務所を契約しておく
⑪クレジットカードを契約しておくフリーランス独立後に必要なこと9個
①開業手続きをする
②保険の切り替えをする
③青色申告特別承認書を提出する
④独立したことを発信する
⑤フリーランスや経営者とのつながりを作る
⑥おおよそのタイムスケジュールを決めておく
⑦会計ソフトを準備する
⑧事業用の通帳を発行する
⑨体調管理をしっかりする
独立後に失敗をする確率を減らすためには、独立前後に必要になることを把握しておくことが重要です。必要なことを把握したら、準備しておけるところから準備していきましょう。
準備をしておくことで、独立したあとに本業に集中できる時間が増え、フリーランスとして良いスタートが切れるはずです。
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