・リモートワークになってから体や気持ちの面で不調を感じている
・リモートワークの疲れを解消する方法を知りたい
リモートワークに切り替えてから、いつも以上に疲れが溜まり仕事のパフォーマンスが落ちている人もいるでしょう。ただどうしてリモートワークになると疲れるのかわからないと、解決方法も考えられません。
この記事ではリモートワーク疲れの正体を解説していきます。またそれらを解決する方法も紹介していきますので、参考にして、実践できるところから実践していきましょう。
リモートワーク疲れの正体とは?
「リモートワーク=楽」だと思っていたのに、現実は真逆だったと感じる人もいるでしょう。はじめに、リモートワークで疲れる理由を紹介します。
①コミュニケーションがうまく取れない
②業務効率が悪く仕事が長引く
③リフレッシュが上手くできない
④パソコン作業が辛い
⑤家族に気を遣う
①コミュニケーションがうまく取れない
リモートワークでのコミュニケーションのとり方は、オフィスで働く時と違います。オフィスで働く場合、同じ空間に同僚や上司がいるため、相手の状況を把握しやすいです。また気軽な雑談や相談もできるでしょう。
一方リモートワークの場合、同じ空間に一緒に働く人がいないため、相手の状況を把握しづらく、コミュニケーションが取りづらくなります。メールやチャットなどのテキストでのやりとりがメインになり、うまく伝わらずに誤解を招いてしまうことも出てきます。
「今日一日誰とも話さずに終わってしまった」ということも出てくるため、孤独感を感じ、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
②業務効率が悪く仕事が長引く
業務効率が悪くなり、仕事が長引くため、疲れが溜まる人もいます。離れた場所にいるため、上司や同僚、クライアントへの確認に時間がかかってしまい、効率的に仕事をすることが難しい場合もあるでしょう。
またリモートワークの場合は、仕事の過程よりも結果で評価されがちです。そのため、「成果を出すまでは仕事をしなければいけない」という思考になり、長時間働いてしまう人も出てくるでしょう。
管理をしてくれる人もいないため、自分で管理ができないと、気づかないうちに疲れが溜まってしまいます。
③リフレッシュが上手くできない
リモートワークになると、上手くリフレッシュができず、疲れを感じる人もいます。オフィスに出社して働いている場合は、会社にいる時は仕事、それ以外の時間はプライベートとメリハリがつけれていた人が多いはずです。
リモートワークの場合は、働く場所もプライベートの場所も一緒であるため、うまく切り替えができないことも出てくるでしょう。休日であっても、外には出ず、仕事をする空間でずっと過ごしてしまうと、リフレッシュできないはずです。
仕事とプライベートをどう切り分けるかは工夫が必要です。
④パソコン作業が辛い
リモートワークになると、基本的にはずっとパソコンに向かって仕事をしているはずです。長時間パソコンで作業をしていると、目も疲れますし、肩が凝ることも出てくるでしょう。
また座りっぱなしになってしまうため、筋肉が凝り固まり、血流が悪くなり、体に異常をきたすこともあります。通勤する必要もないため、一歩も外に出ずに1日を終えてしまうこともあるでしょう。
そのような状態が日々続くと、身体的に疲れが出てくる恐れがあります。
⑤家族に気を遣う
家族がいる場合は、家で仕事をしているため、家族に気を遣い、精神的に疲れてしまう人もいます。特に自分専用の部屋がない場合は、家族と同じ空間で仕事をしなければなりません。
物音がうるさく集中ができなかったり、ビデオ通話の時に場所を選ばないといけなかったりなどの問題が起こる可能性もあります。最悪の場合には、コロナ離婚と言われるように、離婚した夫婦もいます。
リモートワーク疲れを解消する方法
ここでは、リモートワーク疲れを解消する方法を7個紹介します。
①仕事仲間と雑談をする
②オンライン上で人と交流する
③働きやすい環境づくりをする
④様々なツールを使い慣れておく
⑤規則正しい生活を送る
⑥仕事とプライベートの時間をハッキリさせる
⑦家族と事前に話し合っておく
①仕事仲間と雑談をする時間を設ける
仕事仲間と雑談をする時間を意識的に設けるようにしましょう。オフィスで働いていた時は、意識しなくても雑談をすることはあったと思います。
リモートワークの場合には、離れた場所でお互いに働いているため、意識的に時間を設けないと雑談することはほとんどないでしょう。そのため、オンライン飲み会やオンラインランチ会など、仕事仲間と雑談する時間を別途設定するようにしましょう。
チャットツールなどを使っている人は、雑談部屋など専用の部屋を作ることもおすすめです。
②オンライン上で人と交流する
オンライン上で人と交流する機会を増やすと、リモートワークでの疲れが解消されるかもしれません。オンラインイベントやオンラインセミナーなどに参加をして、積極的に人と交流するようにしましょう。
リモートワークになると、家から出る機会が減るため、新しい人との出会いも少なくなります。そのため自分から積極的に出会える場に参加する事が重要です。
③働きやすい環境づくりをする
リモートワークで役立つグッズを買って、働きやすい環境を作りましょう。例えば、以下のようなグッズを用意するといいでしょう。
・テーブル
・低反発のクッション
・ノートパソコン用のスタンド
・アロマグッズ
・etc……
チェアやテーブルは、高さが調節できるものがあると、自分で作業しやすい位置を決めれるため便利です。また長時間座っていてもお尻が痛くならないようにクッションもあると良いでしょう。
ノートパソコンを使っている人は、スタンドを用意すると、体への負担を軽減できます。アロマグッズなど簡単にリフレッシュできるものも用意しておくようにしましょう。
④様々なツールを使い慣れておく
リモートワークでは様々なツールを使うことが考えられるため、使い慣れておくことで効率的に仕事ができます。よく使われるツールには以下のようなものがあります。
・Slack
・LINE
・ZOOM
・skype
仕事で使う前に事前に自分で使い方を調べたり、実際に使ってみたりして、使用感を掴んでおくようにしましょう。なお、以下の記事でリモートワーク で使うチャットツールについて詳しく解説しています。参考にしてください。
⑤規則正しい生活を送る
リモートワークになると、働く時間に縛られなくなるため、生活習慣が乱れがちです。生活習慣が乱れると、ストレスが溜まったり、疲れがとれなかったりするため、規則正しい生活を送るように心がけましょう。
特に以下の3点には気を配るようにしましょう。
・栄養バランスの取れた食事
・定期的な運動
リモートワーク疲れをしているなと感じたら、仕事だけではなく、基本的な生活習慣に乱れがないかも確認するようにしてください。
⑥仕事とプライベートの時間をハッキリさせる
自宅でのリモートワークだと仕事とプライベートの時間がハッキリしなくなり、精神的に滅入ってしまうもいます。これを解消するには、オフィスで働いていた時と同じように、仕事の時間を決めておくことが大事です。
例えば、「9時~17時までオフィスで働いていた」という人であれば、同じように9時〜17時で働くようにすると、メリハリがつけやすくなります。もちろんそれ以外の時間でも、自分がメリハリをつけやすい時間帯があれば、自分好みに設定しても良いでしょう。
とにかく、何も決めずにダラダラと仕事をしてしまわないよう、きっちりと時間を決めておく事が重要です。
⑦家族と事前に話し合っておく
リモートワークを家でする場合は、家族とも事前に話しあっておくようにしましょう。「何時から何時までは仕事をするので家事はできない」「何時から何時までは仕事をしたいので話し掛けないでほしい」など取り決めをしておいて、仕事に集中できるようにしておきましょう。
何も話さずにリモートワークを始めてしまうと、すれ違いが起こり、余計にストレスや疲れが出てしまう恐れがあります。話をしてお互いの理解を深めれば、リモートワークでも気持ちよく働けるように、協力してもらえるはずです。
しっかりと時間を取って、お互いが納得できるような決まりを作っておきましょう。
まとめ
①仕事仲間と雑談をする
②オンライン上で人と交流する
③働きやすい環境づくりをする
④様々なツールを使い慣れておく
⑤規則正しい生活を送る
⑥仕事とプライベートの時間をハッキリさせる
⑦家族と事前に話し合っておく
リモートワークの疲れは、本人が気づかないうちに溜まっているものです。体や気持ちの面で不調が感じられた時は、疲れているのかもしれないと疑うようにしましょう。
疲れがあるかもしれないと思った場合は、働き方や生活習慣に問題がないか振り返ってみてください。もし問題があれば、少しずつ改善をして、気持ちよく働けるようにしていきましょう。