フリーランスは賃貸物件を借りられる?審査に通るコツや注意点とは?

賃貸物件を借りたいものの、借りられるか不安な人もいるでしょう。

確かにフリーランスになったことが原因で、賃貸物件を契約できないことはあります。しかし、その一方で物件を借りているフリーランスがいるのも事実です。

そこで今回は、「フリーランスが賃貸契約で見られるポイント」から「フリーランスが賃貸物件の審査に通るコツ」などを紹介します。

  • フリーランスは賃貸物件を借りれないのか?
  • 入居審査で見られるポイント
  • 審査に通過するコツ
  • 賃貸契約で気をつけるポイント
これからフリーランスになりたいと考えている人は「【決定版】フリーランスになるにはどうすればいい?」をぜひ読んでみてください。
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フリーランスは賃貸物件を借りることが難しいのか?

フリーランスが会社員と比べて賃貸物件を借りることが難しい理由の一つは、収入の安定性です。

大抵の会社員は、働いている限り固定給が入ります。退職しない限り収入が0になることはないので、不動産会社(または大家)は支払漏れのリスクが低いと判断します。そのため貸してくれる確率が高いです。

しかしフリーランスの場合は、固定給がありません。極端な話、今月の収入が100万円あっても来月の収入が0になることもあります。会社員と比べると安定的な収入が見込まれないと判断されやすいため、会社員と比べると物件を借りることが難しいと言われているのです。

特にフリーランス1年目は入居審査に通りにくい

フリーランスの中でも、1年目の駆け出しは特に審査が通りにくいでしょう。

理由としては、フリーランスとしての収入を証明することができないからです。

フリーランスとして数年経っていれば、フリーランスとしての収入を証明することができますが、1年目では会社員時代の収入しか証明をすることができないでしょう。

入居審査では、収入を証明することが大きなポイントとこともあり、1年目のフリーランスにとっては厳しいと言えます。

フリーランスが賃貸契約の入居審査で見られるポイント4選

フリーランスが賃貸契約の際に、入居審査を受けることになります。

入居審査ではどのようなことを見られるのでしょうか。

ここでは、フリーランスの賃貸契約の入居審査で不動産会社が確認しているポイントについて解説していきます。

  • 収入
  • 貯金
  • 職業
  • 人柄

①収入

入居審査で特に重要視されるのが、「収入」です。

不動産会社としても、入居者が毎月家賃を支払うことができなければ損失になってしまいます。

不動産会社が、毎月の家賃を安定的に支払うことができるだけの収入があるのかを重要視するのは当然と言えるでしょう。

特に、フリーランスの場合は会社員とは違い収入が安定しているわけではないため、「本当に支払うことができるのか」を吟味されます。

フリーランスが収入を証明する方法は、後述しているのでチェックしていきましょう。

②貯金

収入と同じように、家賃を支払うことができる証明として預金額を見られることがあります。

フリーランスは、会社員とは違い毎月同じ収入が得られるという保証がありません。

その際に、預金があれば家賃を支払うことができると判断してもらえる可能性があります。

預金額を提示して、支払能力が十分にあることを証明していきましょう。

③職業

どんな仕事をしているのかも、審査の際に確認されます。

会社員の場合は、「会社員」と記載すればいいですが、フリーランスの場合は「フリーランス」では足りないでしょう。

「エンジニア」や「プログラマー」など、自分の職種を詳細に示すことで、しっかり仕事をしているとみなしてもらえる可能性が高まります。

④人柄

最後に、フリーランスに限ったことではありませんが、人柄が見られることがあります。

責任を持って家賃を支払ってくれるかはもちろん、近隣住民とのトラブルを起こしてしまわないか、という観点で見られます。

また、フリーランスという社会的信用が低い働き方の場合、人柄が悪いと謙遜されやすいといった一面もあります。

フリーランスでも賃貸物件の審査に通過するポイント6選

とは言えフリーランスでも、賃貸物件の審査に通過することは可能です。審査に通過するために大事なのが「事前準備」です。

しかしひと口に事前準備と言っても、色々なことをする必要があります。ここでは、どのような事前準備をすれば良いか見てみましょう。

  • 収入証明書の準備
  • 家賃保証会社や連帯保証人をつける
  • 大家とうまく交渉してくれる不動産会社を探す
  • 賃料が安い物件を申し込む
  • 比較的審査が緩い物件に申し込む
  • ある程度の貯金を用意しておく

①収入証明書の準備

フリーランスが賃貸契約の審査を受ける際に、必ず自分の収入を証明する書類を求められます。

収入証明となる書類は下記のようになります。

  • 確定申告書の写し
  • 支払調書
  • 住民税課税証明書
  • 所得税納税証明書
  • 銀行通帳の写し

フリーランスが安定的に収入を得ていることを示すには、できるだけ上記全ての書類を用意しておけるといいでしょう。

②家賃保証会社もしくは連帯保証人をつける

最近では家賃保証会社をつけることを必須としている物件が増えています。家賃保証会社(賃貸保証会社)とは、単純に言うと居住者が家賃滞納などをしてしまった時に、代わりに大家へ家賃を支払ってくれる会社のことです。居住者は家賃保証会社へ返済します。

保証会社にも審査があり、信販系や信用系など、審査の基準や厳しさが異なります。過去に自己破産や債務整理などをしてブラックリストに載っている方は、審査に通るのはかなり難しいです。なお申し込める保証会社は、不動産会社や物件によって異なります。

家賃保証会社の審査に通らない場合は、連帯保証人を付けるのが必須です。中には家賃保証会社と連帯保証人の両方を付けることが条件の物件もあります。親や兄弟(姉妹)など、家族や親戚で連帯保証人になってくれる人がいないか探しましょう。ただし収入が低い人を連帯保証人にすると拒否される恐れがあるので、一定額の収入がある人を見つけてください。

③大家と上手く交渉してくれる不動産会社を探す

大家と上手く交渉してくれる不動産会社を見つけることも大事です。仮に複数の不動産会社で扱っている物件だとしても、A不動産会社では審査に落ちて、B不動産会社では審査に通過することもあります。

「審査に通りやすい物件を必死に探してくれる」「審査に通過できるよう大家に対してアピールしてくれる」不動産会社を見つけると、審査に通過できる確率がアップします。

④賃料が安い物件を申し込む

賃料が安い物件に申し込むのも手です。なぜなら賃料が高くなるにつれて審査が厳しくなり、賃料が安くなるにつれて審査が緩くなるからです(あくまで一般論です)。

一般的に賃料は、収入の3分の1程度が妥当といわれています。賃料が安い物件であれば、高収入であることを求められないため審査に通過できる確率が上がります。

⑤比較的審査が緩い物件に申し込む

比較的審査が緩い条件に申し込むのも手です。代表的なのが「シェアハウス」です。シェアハウスの場合、フリーランスでも連帯保証人や保証会社なしで入居できる場合があります。最近ではフリーランスが集まり、情報交換や交友を深めることができるシェアハウスも増えているようです。

また一般的な賃貸物件でも、築年数が古かったり交通アクセスが悪かったりなどで入居者が見つかりにくい場合、大家が入居者を早く見つけたいということで審査が緩くなるケースもあります。

⑥ある程度の貯金をしておく

ある程度の額を貯金しておくことも重要です。まとまった額の貯金があれば、不動産会社や大家の印象が良くなり、審査通過率のアップにつながるからです。物件によっては収入が低くても、貯金額が多いということで通る場合もあります。賃料の1~2年分貯金しておけば、不動産会社に良い印象を与えられるかもしれません。

とくにフリーランス1年目の場合は確定申告をしていないため、事業収入がいくらあるのか証明できません。銀行通帳や残高証明の提出を求められる確率が高くなるので、より一層、貯金額が重要になります。

フリーランスが賃貸契約へ行く時に気を付けること4選

不動産会社が持つ賃借人に対する雰囲気が悪ければ、賃貸物件の審査にも悪影響を及ぼします。

ここでは、どんなことに気を付ければ良いか見てみましょう。

  • 服装・髪型などの身だしなみを整える
  • 言葉遣いを意識する
  • 横柄な態度を取らない
  • 挙動不審な態度を取らない

①服装・髪型などの身だしなみを整える

服装・髪型などの身だしなみを整える理由は、清潔感を演出するためです。不潔なイメージを不動産会社に与えると「部屋を極端に汚しそう」「雑に部屋を使いそう」という印象などを持たれて、物件を紹介してもらえない恐れも…。

不動産会社から悪印象を持たれないためにも、服の汚れやシワを伸ばしたり、フケを落としたり寝癖を直したりして、身だしなみを整えることが重要です。

②言葉遣いを意識する

不動産会社の担当者に対して、丁寧な言葉遣いで話すことも忘れてはいけません。代表的なのが「です・ます」口調で話すことです(〇〇です、〇〇しますなど)。

ため口で喋ると不動産会社に悪印象を持たれてしまい、審査に通過できる物件なのに紹介してもらえなくなる場合があります。たとえ、相手が年下でも敬語で話すことをお忘れなく。

③横柄な態度をとらない

横柄な態度で接するのも、不動産会社に悪印象を与える原因になります。たとえば上から目線で話したり、相手をけなす言葉を言ったりするイメージです。相手を馬鹿にする発言や行動は良くありません。

また、あなたが無意識のうちにとった行動が横柄な態度に見えることもあります。不安な人は、知人に横柄な態度をとっているように見えないか確認してもらうのも一つの手です。

④挙動不審な態度をとらない

たとえば「言葉が聞き取れないようにモゴモゴ喋る」「相手に伝わりにくいよう回答する」といったイメージです。挙動不審な態度をとると、不動産会社から「何か隠し事をしているのでは?」と勘ぐられる恐れがあります。結果、あなたの印象が悪くなり物件の紹介をしてもらえなくなるのです。

フリーランスが賃貸物件を申し込む前に必要な書類もチェック!

賃貸物件に申し込む前には、様々な書類を提出しなければいけません。
ここでは、必要となる主な書類を見てみましょう。

収入を示す書類

収入証明書とは、年収や所得額が載っている書類です。代表的なのは「支払調書」や「確定申告書の写し」です。確定申告書の写しを提出する場合は、控えであることを示す受領印(電子申請の場合は受任通知)が付いているものを用意してください。

しかしフリーランス1年目の場合は、確定申告していないため支払調書や確定申告書の写しがありません。その時は「住民税課税証明書」や「所得税納税証明書」を用意しましょう(これらの書類は収入証明書・所得証明書と呼ばれることがあります)。

住民税課税証明書は、最寄りの役所・役場で発行してもらえますし、所得税納税証明書は管轄の税務署で発行してもらえます。郵送orオンラインでの申請にも対応していますので、現地へ行かなくても受取可能です。

身分証明書

提出できる身分証明書は、不動産会社によって異なります。
代表的な身分証明書は、こちらです。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード など

不動産会社によって指定されることもありますので、指示に従って提出しましょう。

関連記事:マイナンバーカード持ってない人必見!メリット5つ&申請方法

フリーランスは賃貸の家賃を経費計上できるのか?

自宅で仕事をするなら、家賃は経費として計上できます。ただし、家賃全額ではなく仕事に使用する分だけです。家賃のうち仕事に使っている割合を計算して経費にする必要があり、これを「家事按分」といいます。

家事按分で経費に計上できる条件は、白色申告と青色申告のどちらで確定申告するかによって異なる点に注意してください。青色申告の場合は事業割合が50%未満でも経費として計上できますが、白色申告の場合は業務に関連する割合が50%を超えていないと経費とは認められません。ただし、仕事で使用する部分を明確に区分できれば、50%以下でも白色申告で経費計上は可能です。

 

賃貸の家賃は、自宅で仕事をする場合のみ、経費として計上できます。

経費計上できる家賃は、仕事に使っている割合だけを計算して計上していきます。

上記のように、全体から事業に使っている経費を分けることを「按分(あんぶん)」と言います。

「按分(あんぶん)」で経費計上できる条件が、確定申告の種類によって異なるので下記を確認していきましょう。

  • 白色申告:業務に関連する割合が50%を超えないと計上できない
  • 青色申告:事業割合が50%未満でも経費として計上可能

また、家賃を「按分(あんぶん)」で経費計上する例も確認していきましょう。

家賃を「按分(あんぶん)」で経費計上する例

<条件>
・自宅が40平方メートル
・家賃10万円
・事業スペース10平方メートル

10平方メートル÷40平方メートル=0.25で按分比率は25%となります。
家賃10万円の25%である2万5千円を地代家賃として計上できます。

参照:家事関連費(第1号関係)| 国税庁

まとめ

フリーランスの賃貸事情を中心に紹介しました。
まとめるとこちらです。

  • 連帯保証人を付ける
  • 親身になってくれる不動産会社を探す
  • 賃料が安い物件を申し込む
  • 比較的審査が緩い物件に申し込む
  • ある程度の貯金をしておく
  • 服装・髪型などの身だしなみを整える
  • 言葉遣いを意識する
  • 横柄な態度をとらない
  • 挙動不審な態度をとらない

いくつかのことに注意すれば、フリーランスでも審査に通過できます!

ぜひ、ご自身に合う賃貸物件を探して動いてみてください。

関連記事:フリーランスの事務所事情!みんなどうしてる?