面接での嘘はバレる?落ちる?テックビズで働くプロがクロストーク<Round 2>
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近年増え続けているフリーランスですが、その市場においては“たくさん案件を抱えられる人”と、“一つの案件獲得に苦戦をする人”に分かれるなど、それぞれの状況において差が出つつあります。
このトピックについて、テックビズで働く二人がクロストーク。今回お互いの立場を超えて本音をぶつけ合うのは、以下の二人です。
三澤さん:これまで1,000人以上のフリーランスと会ってきたエージェントのプロ。法人企業とも長く向き合ってた経験から、両者の観点でコミュニケーションを取れることが強み。現在はテックビズにおいて、パートナー推進部およびシニアコンサルタントで活躍中。
山下さん:新卒で人事コンサルティング会社に入社し、人事制度の設計や運用支援を経験。その後、別会社で求人広告の営業等を経験し、現在はテックビズのHR部で働く人事のプロ。人事の業務の中では、主に採用領域を担当。
※対談①はこちらから←
面接での嘘や礼節のなさが、“選ばれない”原因になっていたりする?
ーー少し踏み込んだ質問をさせてください。お二人は、フリーランスと面接や面談をする際、正直どんなところを見ていますか?
三澤さん:嘘をついてないかどうか、ですかね。人として……と言ったら少し広義になりますが、まずそこかなと。嘘をついてるのはこちらにも伝わったりするので。
事実、過去の失敗に関する素直さがないなど、“本当に支援して大丈夫なのだろうか…”と不安になってしまうような方もごく少数います。
山下さん:僕は基本的に“会社に合っているか”で判断しています。が、人事という立場や役職をいったん置いて、いち個人の感覚で言うと、シンプルに“その人と一緒に働きたいかどうか”の視点で見るときがあります。
たとえばですが、面接や面談のときに“相手によって態度を変える人”などに遭遇したときがそうです。本人は気づいていなくても、そういった面は伝わったりするので……。“礼節”的な部分にも紐づく要素だと思いますが、結局は会社のバリューとも重なるところだったりするんですよね。
三澤さん:それを踏まえて言うと、僕らが見ているところは「誠実さ」かもしれないですね。
エージェントの立場でコメントしますと、この仕事には“企業さんの課題を、そのフリーランスの方がいることによって解決する”という、“ソリューション営業”的な側面があります。
たとえば、双方それぞれの「人が足りない」と「仕事がほしい」を解決する点などはまさにそうですよね。
これが破綻するのって、“責任感のなさ”だと思っています。これは、企業側・フリーランス側、お互いにとって言えることです。
ここでいう“責任”というのが、
企業側は「ちゃんとフリーランスの方をマネジメントし、業務を振り、働きやすい環境を提供できているかどうか」。
一方でフリーランス側は「企業の課題に対して、いかに向き合って解決できるのか」です。
これをきちんと遂行できる企業なのか・フリーランスなのかという部分は、双方の関係性において非常に重要になります。
この責任の土台にあるのが、実は「誠実さ」だったりします。そのため、先ほど話した「嘘をついてないかどうか」だったり、山下さんの話にあった「他者に礼節(リスペクト)があるのか」といった点は、案件獲得をねらうフリーランス側にとってはとくに大事だと思いますね。
面接で選ばれるのは、嘘をつかない誠実な人?高いスキルがある人?企業が求めるのは
ーー面接や面談でたくさんのフリーランスを見てきたお二人に、リアルな実態を伺いたいと思います。“ちょっとスキルが足りてないけど、人柄のよいフリーランス”と、“スキルは足りてるけど、会社にマッチしない人柄のフリーランス”だと、実際に案件が決まるのが早いはどちらになりますか?
三澤さん:状況によりけりなところもあると思いますが……案件が決まるのが早いのは“後者”かなと。ただ、しっかり支援ができるのは“前者”かなと思います。
その理由ですが、企業側は「即戦力として欲しい」「教育コストがかからない」という思いからフリーランス活用をしているケースが多く、人材を探すときも“まずスキルセットで絞り込みをしてから人柄やカルチャーマッチを見る”といったケースが殆どです。
なので、どうしても“まずスキルから見られる”というのが実情だったりします。
ただ……「少し教育コストかかるかもしれないけど、それぐらい投資したい」と思えるようなお人柄のフリーランスであれば、支援する側としては長くお付き合いできると思っています。
山下さん:ちなみにテックビズの場合でいうと、“スキルが非常に高くてもカルチャーが合わなければお見送りになる”ことがあります。
その視点をいったん置いて、市場感だけ見てコメントすると……早く決まるという観点だけで言えば、やはり“後者”かなと思います。
ただし、「その案件に長く参画し続けられるか」という観点で見ると、“前者”のほうが有利だと感じます。
というのも、スキルは後天的に身につけることができるものだったりしますが、性格や人柄の面は先天的な要素が大きかったりします。
たとえば「カルチャーは合わないけど、スキルは非常に合ってるから採用しよう」のようなことが起きると、双方にとってやりにくさや居心地の悪さが生まれたりします。
“前者”のような人柄のよい方で会社のカルチャーとマッチしているのであれば、「組織にもっと貢献しよう。もっとインプットしよう」のように伸びてくれたりするので、結果的に“スキルのある人柄のよい方”と長くお仕事できたりします。こうしたパターンのほうが、フリーランスと企業、お互いが気持ちよく働くことができる環境づくりもしやすいのではないかなとも思いますね。
1,000人以上の人材と会ったプロの印象に残った“選ばれるフリーランス”

ーーこれまで見てきた中で、“選ばれるフリーランス”という一点でとくに印象に残っている方を教えていただけますか?前回(対談①)は山下さんに伺ったので、今回は三澤さんからお願いいたします。
三澤さん:とくに印象深かったのが、HRBIZ立ち上げの頃に出会ったフリーランスの方になります。
当時、人事の募集をされていなかった会社さんにその方の提案をしたところ、幸いなことに面談の機会をいただくことができました。
面談には、採用責任者の方に入っていただいたのですが、その場で採用が決まった……といったことがありました。
過去・現在・未来の話が時間軸でしっかり整理できており、自分の強みやどう価値貢献できるのかをカチッと論理的に話せていた方だったので、企業側としてもお任せしたいポジションが明確になり「すぐお願いしたいです」のような展開になりました。
参画後、そのフリーランスの方は、企業側から厚い信頼を寄せてもらい、採用人事として長く活躍していただきました。
HRBIZの立ち上げ期だったことや、面談から採用までの流れが非常に印象深かかったこともあり、そのフリーランスの方はとくに記憶に残っていますね(詳細はこちら)。
※次回、2026年3月23日(月)につづく。
「フリーランス支援のプロ×人事のプロでガチンコ議論勃発!?」









