フリーランスの案件獲得の1つとして、フリーランスエージェントを活用するという人は少なくないでしょう。
特に、これからフリーランスになるという人には、おすすめの案件獲得方法です。
フリーランスエージェントに登録をすると、まずは面談をする必要があり、エージェントを活用したことがないという人は、どんなことを「聞かれるのかな」「どんなことを話せばいいのか」と疑問に思うことも多いでしょう。
そこで、今回は「フリーランスエージェントの面談の準備」から「面談の流れ」「聞かれる内容や確認しておいた方が良いこと」について解説していきます。
・面談の目的
・面談の準備
・面談当日の流れ
・面談で確認しておきべきこと
フリーランスエージェントとは
フリーランスエージェントとは、フリーランスに案件を紹介したり、企業との交渉をしたりと、フリーランスと企業の間に入りフリーランスの案件獲得をサポートするサービスになります。
また、税務処理サポートや、コワーキングスペース利用の割引など、正社員のような福利厚生があるエージェントもあり、充実したフリーランス生活を送るサポートをしてくれます。
フリーランスエージェントの面談では何をするのか
フリーランスエージェントの面談の目的は、フリーランス側の今までのキャリアやスキルをヒアリングすることと、エージェント側が契約の説明やサービスの説明をし、フリーランスとエージェントの認識の擦り合わせをすることです。
どのエージェントでも、登録をするとまずは面談をすることが多く、面談をしないと案件を紹介してもらえません。
早く案件を紹介してほしいという人は、登録後に早めに面談を済ませてしまいましょう。
フリーランスエージェントの面談の準備
フリーランスエージェントと面談を円滑に進めるためには、どのような準備をしておけばいいのでしょうか。
ここでは、フリーランスエージェントとの面談をする前に用意しておくものについて解説していきます。
PCとwi-fi
履歴書と職務経歴書
スキルシート
ポートフォリオ
フリーランスエージェントの面談を通過するために、しっかりと準備をしておきましょう。
PCとwi-fi
まずは、当たり前ですが、PCとWi-Fi環境を用意していきましょう。
フリーランスエージェントとの面談は、基本的にリモート環境で行われます。
Wi-Fi環境が悪ければ、画面が固まってしまったり、音声が聞こえなかったりする可能性があり、面談をスムーズに行うことができません。
面談には、カフェなどの出先ではなく、普段使用している安定したWi-Fi環境がある場所で、面談に臨むことおすすめします。
履歴書と職務経歴書
フリーランスでも、エージェントを活用する際には、正社員と同じように履歴書と職務経歴書が求められます。
エージェントによっては、履歴書と職務経歴書は、面談の前に求められることもあります。
フリーランスにも履歴書や職務経歴書が必要な理由は、エージェント側がどのようなキャリアや経験を積んできたのかを把握することがあげられます。
今まで多くのフリーランスを見てきたエージェントは、履歴書や職務経歴書をみて、どのくらいのスキル感があるか、アサインしても大丈夫なのかがある程度わかるでしょう。
また、フリーランスとはいえ、スキルだけを見られているのではなく、契約を全くしてくれそうかという点も見られます。
スキルシート
具体的にどのようなスキルがあるのかをエージェント側が把握するために、スキルシートを提出することが多いでしょう。
履歴書や職務経歴書と同様に、フリーランスエージェントとの面談前に求められる可能性もあります。
スキルシートは、エージェント側がどのような案件を紹介するかを決めるための指標になります。
そのため、スキルシートを大雑把に作成してしまいスキル感がうまく伝えることができなければ、本来紹介されるべき案件を紹介してくれないといったことになりかねません。
スキルシートは、自分のスキルを詳細に記載し、新しいスキルを習得した際には、更新をしていくことがおすすめです。
ポートフォリオ
自分のスキル感を示す際に、スキルシートと同様に活用できるのが、ポートフォリオになります。
スキルシートだけでは、どのようなことができるのかイメージが付きにくい場合があるでしょう。
ポートフォリオがあれば、視覚的にスキル感を伝えることができるので、エージェント側により正しく自分のスキルを認識してもらうことができます。
本来NGですが、より案件を獲得できるように、スキルシートや職務経歴書の内容を盛ることはできてしまいます。
それにより、実際の作成物を提出することで、スキルシートや職務経歴書が、より信憑性を増すことができるでしょう。
フリーランスエージェントの面談の流れ
先程紹介したものを準備したところで、フリーランスエージェントとの面談にのぞんでいきましょう。
フリーランスエージェントとの面談の基本的な流れは、下記のようになります。
挨拶
サービス紹介
職務経歴書やスキルのヒアリング
キャリアプランについて
条件のヒアリング
案件の紹介
質疑応答
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
挨拶
面接のように、いきなり志望動機やキャリアを聞かれるわけではありません。
挨拶からアイスブレイクをするための雑談を行っていきます。
面接とは違い、基本的にフランクな雰囲気で始まることが多いでしょう。
企業との面接ではないので、緊張せずにリラックスして臨んでいきましょう。
サービスの紹介
挨拶やアイスブレイクが終わったら、エージェント側からサービスについての紹介を行っていきます。
会社概要から、案件の紹介〜参画までの大まかな流れ、契約形態や福利厚生などについて紹介をしていきます。
サービス紹介のタイミングで、契約形態から報酬の支払い方法など、後でトラブルになりそうな部分に関して疑問や不安がある場合は、必ず質問をしておきましょう。
職務経歴やスキルのヒアリング
サービスの紹介が終わったら、提出した職務経歴書や履歴書、スキルシートをもとに、今までのキャリアやスキル感についてヒアリングをしていきます。
自分の持っているスキルやキャリアについて、嘘をついたり盛ることなく、正直に伝えていきましょう。
スキルや経歴を盛ってしまうと、案件自体は獲得できる可能性はありますが、案件参画後に苦労してしまいますし、嘘がバレてしまえば今後案件を紹介してもらえなくなってしまう可能性があります。
自分が案件を獲得できるかというよりは、自分のスキル感のに見合った案件を紹介してもらうための擦り合わせと認識しておきましょう。
キャリアプランについて
職務経歴書やスキルのヒアリングが終わったら、フリーランスになった後にどのようなキャリアを歩んでいく予定なのかをヒアリングしていきます。
フリーランスとしてのキャリアプランは、「どのくらい稼いでいきたいのか」でもいいですし、「どのような職種についていきたいか」や「将来起業をしたい」などでもいいでしょう。
キャリアプランをエージェントに話しておけば、将来のために今やっておくべきことを教えてくれたり、キャリアプランに合わせて案件を紹介してくれることもあります。
条件のヒアリング
キャリアプランについてヒアリングが終わったら、条件の擦り合わせを行っていきます。
下記のような内容で、条件を擦り合わせていきましょう。
1件あたりの単価
週にどのくらい稼動できるのか
希望する職種
リモートか常駐か
条件の擦り合わせでは、曖昧に伝えるのではなく、明確に条件を伝えていきましょう。
曖昧に伝えてしまうと、自分が希望していない案件も紹介されてしまう可能性があります。
案件の紹介
条件のヒアリングが終わったら、案件の紹介に移っていきます。
先ほどヒアリングをした条件やキャリアプランを元に、エージェントが案件を紹介してくれます。
エージェントによっては、非公開案件を多く所有していることもあり、ホームページでは公開されていない案件を紹介してくれます。
質疑応答
案件の紹介まで終わったら、最後に質疑応答をしていきます。
今ままでのエージェントからの説明で、わからないことや不安なことがあれば質問をしていきましょう。
また、フリーランスになるにあたって不安なことや、フリーランスとしての働き方についてわからないことなどがあれば、質問をすることができます。
気になっていることや不安なことを残さず解消しておくことをおすすめします。
フリーランスエージェントの面談でよく聞かれること
先ほどはフリーランスエージェントの面談の流れについてチェックしていきました。
大まかな流れについて確認したところで、具体的にどのようなことを質問されるのかについて気になりますよね。
ここでは、フリーランスエージェントの面談でよく聞かれることについて解説していきます。
他エージェントの併用状況
フリーランスになろうと思った理由
他のエージェントの併用状況
フリーランスエージェントとの面談では、他エージェントの併用状況についてはよく聞かれる項目になります。
他のエージェントを活用していることは伝えにくい内容ではありますが、正直に伝えていきましょう。
他のエージェントと併用をしているからといって、案件を紹介してくれないということはないので、安心してください。
フリーランスになろうと思った理由
フリーランスになろうと思ったきっかけもよく聞かれる内容でしょう。
フリーランスになりたい理由は、どんなことでも問題はありませんが、その人がどんな人なのかを知るために質問されることが多いです。
内容はどのようなものでも問題ないので、フランクに話していきましょう。
フリーランスエージェントの面談で確認しておくべきこと
先ほどまで、フリーランスエージェントとの面談で、どのようなことについて聞かれるのかについて解説していきました。
ここでは、フリーランスエージェントの面談で、フリーランス側がどんなことを確認しておけばいいのかを紹介していきます。
担当者との相性
自分の求める案件があるのか
自分のスキルとマッチしているのか
フリーランスの働き方や実情
担当者との相性
まずは、担当してくれるエージェントと自分の相性がいいのかを確認していきましょう。
担当者がどれだけ優秀だとしても、人には相性というものがあります。
そのエージェントを今後活用していく際に、自分と合わない担当者がついてしまうとストレスになってしまいますし、いい案件があっても他のエージェントを使いたいと思ってしまうでしょう。
もし、担当者との相性が良くないなと感じたら、担当者を変更してもらうこともできるので、安心してください。
自分の求める案件があるのか
先ほど解説したように、フリーランスエージェントからヒアリングされた条件をもとに、案件を紹介されます。
紹介された案件が自分にマッチしていない案件であったり、希望した条件から大きく外れた案件しかない場合、他のエージェントに乗り換えることがおすすめです。
ただ、案件がない訳でなく、今のスキルでは紹介できないといった場合もあるので、エージェントに確認をしていきましょう。
自分のスキルとマッチしているのか
エージェントによって、求められるスキル感が異なります。
例えば、テックビズでは、実務経験1年以上の方を対象にしていますが、他の案件では実務経験が2年以上や3年以上を求められるなんてこともあります。
自分のスキル感にマッチしていなければ、エージェントから相手にされず、案件を獲得できない可能性が高くなってしまうので、必ず自分のスキル感とマッチしているのかを確認していきましょう。
フリーランスの働き方や実情
これからフリーランスになるという人は、独立する前にフリーランスの働き方や、実情について知っておく必要があります。
フリーランスのメリットやデメリット、実情について事前に確認しておかないと、フリーランスになった後に後悔してしまう可能性があります。
これからフリーランスになるという人は、働き方や実情、準備しておくべきことなどをエージェントに相談をしていき、事前に対策を行っていきましょう。
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