【注意】フリーランスが報酬の未払いに遭わないための予防策ともしもの時の対処法を解説!

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近年フリーランスになりたいという人が増えており、フリーランス人口は年々増加しております。フリーランスの人口が増えていくことと同時に、フリーランスが企業とのトラブルに巻き込まれてしまうといった事例が絶えません。フリーランスと企業のトラブルの中でも、「報酬の未払い」の被害に遭う人も一定数おり、大きな問題となっております。

報酬が支払わなければ、フリーランスの生活に大きな影響を与えてしまいますし、場合によっては生活ができなくなってしまうなんていう可能性もあります。

そこで今回は、「フリーランスが未払いに遭ってしまう理由」から「フリーランスが未払いに遭わないための対策」や「フリーランスが未払いに遭ってしまった時の対処法」について解説していきます。

・どのくらいのフリーランスが報酬未払いの被害に遭っているのか
・フリーランスが報酬未払いに遭う原因
・フリーランスが報酬未払いに遭わないための対策
・フリーランスが報酬未払いに遭った時の対処法

報酬の未払いの被害にあうフリーランスは少なくない

近年フリーランスが報酬未払いの被害に遭うといったトラブルは少なくありません。

フリーランス白書2020によると、企業とトラブルになったフリーランスは45%で、その中でも報酬の遅延に遭ったフリーランスは43.7%となっております。上記のことから、報酬の未払いに巻き込まれるフリーランスは少なくないと言えるでしょう。

また、企業に比べてフリーランスは社会的立場も強くないことから、中には泣き寝入りをしてしまうフリーランスもおり問題となっています。

これからフリーランスになりたい人や今フリーランスの人は、報酬の未払いは自分にも起こりうるということを自覚しておきましょう。

フリーランスが報酬未払いの被害にあう原因とは

では、なぜフリーランスは報酬の未払いにあってしまうのでしょうか。

理由として大きなものとしては「口頭で契約をしてしまう」ことが挙げられます。

フリーランス白書2020によると、SNSや口頭などで正式な契約を結ばずに仕事を獲得してしまうフリーランスは約60%にも及びます。

フリーランスが仕事を獲得する方法は様々で、「SNS」や「ビジネスマッチングアプリ」「紹介」など仕事を気軽に獲得することができます。ただ、気軽に仕事を獲得することができる反面、契約書を結ばず仕事を開始してしまうフリーランスもいます。

契約を締結し、証拠となる契約書を残しておかなければ、何かトラブルにあった時に証拠がなく、泣き寝入りをしなくてはいけないなんてことにもなりかねません。

もちろん報酬を支払わない企業にも問題はありますが、事前に予防をしておかないフリーランスにも問題があると言えるでしょう。

フリーランスが報酬未払いに遭わない予防策

フリーランスとして仕事をこなし成果物を納品しても報酬を支払わなければ、時間の無駄になりますし生活にも大きな影響を及ぼしてしまいます。フリーランスの生活を守るためにも、報酬の未払いに遭わないような対策をしていかなくてはなりません。そこで、ここではフリーランスが報酬の未払いに遭わないための予防策について解説していきます。

フリーランスエージェントの活用

口頭ではなく契約書を発行する

請求書を決められた期日までに発行する

事前にクライアント企業を調べておく

フリーランスエージェントの活用

フリーランスエージェントとは、フリーランス向けに案件を紹介し、案件獲得をサポートするサービスです。フリーランスエージェントから仕事を獲得する場合、クライアント企業と直接の契約を結ぶ訳ではなく、エージェント会社と契約を結ぶことになります。そのため、報酬はクライアントから直接支払われる訳ではなく、エージェント企業から支払われます。

フリーランスエージェントを活用して仕事を獲得できれば、企業から直接報酬を支払われる訳ではないので、報酬の未払いというリスクを減らすことができるでしょう。

手間をかけず報酬の未払いを防ぎたいフリーランスは、ぜひフリーランスエージェントを活用してみてください。

口頭ではなく契約書を発行する

もし報酬の未払いが起きた時に対応できるように、仕事を始める前にクライアントと必ず契約書を通して契約を結んでおきましょう。また、契約書の内容は基本事項だけを記載するのではなく、免責事項や契約破棄時の違約金に関しての記載も必ず行いましょう。

書面で契約を交わすことで、クライアントとしても報酬未払いをしにくくなりますし、もし報酬の未払いが発生してしまった時に証拠として提出することができます。

また、クライアントと契約を結ぶ際には、クライアント側から契約書を出してくる可能性もありますので、「内容に問題はないのか」「不備はないか」「不利な内容になってないか」などを忘れずに確認していきましょう。

請求書を決められた期日までに発行する

クライアントと直接契約をしている場合、フリーランス側から請求書を作成し送付する必要があります。基本的に、請求書がなければ入金対応をしてくれないという企業も多いでしょう。

書面にて契約をした場合、請求書を提出する期限を設けられている可能性もあります。企業によっては請求書の送付期限を過ぎてしまうと入金対応できなかったり遅れてしまうなんてこともあります。

クライアントから確実に入金をしてもらうためにも、請求書を必ず発行し、期限内に請求書を送付していきましょう。

事前にクライアント企業を調べておく

契約をして仕事を請け負う前に、クライアントがどんな企業なのかを調べておくといいでしょう。

多くの企業がホームページを持っているので、「いつに設立された企業なのか」「どのようなことをしている企業なのか」など確認していきましょう。

事前に「この企業怪しいな、、、」と思ったら仕事を請け負わないという選択肢をとり、トラブルを事前に防ぐことができるでしょう。

もしフリーランスが報酬未払いにあってしまった時の対処法

先ほどの予防策を取ったとしても、フリーランスが報酬の未払いに遭ってしまう可能性は0ではありません。その場合に、本来得るはずだった報酬を得るための対策を取っていく必要があります。中には泣き寝入りをしてしまったという人もいますが、成果物をしっかりと納品しているのであれば、報酬を受け取るべきです。そこでここでは、もしフリーランスが報酬未払いに遭ってしまった時の対処法について解説していきます。

まずはクライアントへ連絡をする

内容を証明できるものを送付する

フリーランスのトラブルに詳しい弁護士に相談する

まずはクライアントへ連絡をする

報酬の未払いがあった際には、まずクライアントへ確認の連絡をしてみましょう。連絡はメールでも電話でも連絡しやすい方法で構いません。

クライアント側には支払いの意思はあるが、入金の処理が漏れてしまっているなんていう可能性もあるので、必ず確認や催促の連絡をしていきましょう。

クライアントに支払いの意思があれば、連絡をすれば基本的に入金をしてくれます。

内容証明を送付する

上記のように催促の連絡をしても入金してくれなかったり、連絡自体を無視されてしまった場合には、内容証明をクライアントに送付して請求をしましょう。

内容証明を送ることで、クライアント企業へプレッシャーをかけることができます。内容証明の内容としては「契約の内容」「提供役務」「報酬額」「期限までに支払いがなかったこと」などを記載しておくといいでしょう。

また、内容証明を送ることで催促をしたという法的証拠になるので、裁判となった時に活用することができるでしょう。

フリーランスのトラブルに詳しい弁護士に相談する

上記のことを実行しても報酬が支払わなければ、弁護士に相談することをおすすめします。相談する際には、フリーランス・トラブル110番のようなフリーランスのトラブルに強い弁護士に相談をするといいでしょう。

また、弁護士に相談をする場合、弁護士事務所によっては相談の段階で金額が発生してしまう可能性があります。弁護士に相談をするにしても、あまりに金額がかかってしまえば、報酬がどんどん減ってしまいます。

もし、フリーランスが弁護士に相談をする場合は、フリーランス・トラブル110番のようなフリーランスのトラブルに詳しく、相談料が無料の弁護士事務所に相談をすることがおすすめです。

フリーランスが未払いに遭わないためには予防を怠らないようにしましょう

フリーランスが報酬の未払いに遭わないためには、事前の予防をすることが1番大切です。報酬未払いになってしまうと、時間も労力もかかってしまいますし、時にはお金もかかってしまいます。無駄な時間やお金を浪費してしまわないためにも、報酬未払いになってから対応をしようではなく、事前に対策をしておきましょう。

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執筆者

テックビズとは

テックビズメディア責任者

プログラミングの専門校と大学を卒業後、SIerに入社。
プロジェクトマネージャーとして大手通販サイトの保守運用チーム20名を管理。転職後、人材会社のメディアマーケティング責任者として10以上のメディアのSEO(Search Engine Optimization)をおこない、1年間で集客を200%アップさせる。2022年に株式会社テックビズに入社。

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