フリーランスが案件を獲得する際に、フリーランスエージェントを活用するという選択肢があります。
ただ、様々な案件獲得方法がある中で、フリーランスエージェントを活用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
フリーランスエージェントのメリットやデメリットを確認してから、活用をしたいと考えている方も多いはずです。
そこで、今回は「フリーランスエージェントのメリットとデメリット」から「自分に合ったフリーランスエージェントの選び方」までを解説していきます。
・エージェントのメリット
・エージェントのデメリット
・エージェントを活用すべき人の特徴
・自分に合ったエージェントの選び方
フリーランスエージェントとは
フリーランスエージェントとは、フリーランスに向けて案件を紹介したり、単価を交渉したりと、企業とフリーランスの間に入ってくれるサービスになります。
また、エージェントによって異なりますが、税務処理代行や学習支援など様々なサポートをしてくれるので、フリーランスが仕事に集中できる環境を作りやすくなる体制が整っています。
さらに、フリーランスエージェントの利用料金は無料になります。
利用料金が無料なので、とりあえず案件を見てみたいという人や、フリーランスになる前の人も登録をすることができます。
フリーランスエージェントのメリット8選
先ほど紹介したフリーランスエージェントには、多くのメリットがあります。
フリーランスエージェントを使用する前に、どのようなメリットがあるのかをみていきましょう。
営業力が低くても案件を獲得できる
高単価の案件を獲得できる
単価交渉を企業にしてくれる
営業に時間を割く必要がなくなる
税務処理をサポートしてもらえる
福利厚生を得られる
キャリアプランを相談できる
独立前にフリーランスの働き方がわかる
営業力が低くても案件を獲得できる
フリーランスが仕事を獲得していく際には、自分で営業をして仕事を獲得していく必要があります。
その際に、大切なのが「営業力」です。
営業力が低いと、クライアントに自分が伝えたいことを伝わらなかったり、この人に仕事を依頼したいなと思ってもらうことができないでしょう。
そんな営業力が低くて仕事を獲得できないという人でも、フリーランスエージェントを活用すれば、案件を獲得できるようになります。
エージェントが企業との間に入ってくれるので、自分で営業をする必要がなくなるので、営業力がなかったり、営業をしたことがないという人でも、安定的に仕事を獲得することができます。
高単価の案件を獲得することができる
フリーランスの年収を上げていくには、「案件数を増やす」か「1件あたりの単価を上げていく」の2通りがあります。
案件数を増やすといった方法では、自分で捌ける限度があるので、すぐに限界がきてしまいます。
ただ、1件あたりの単価を上げていくという方法であれば、自分で捌ける限界が来ないので、年収を上げたいと思うなら、高単価な案件を獲得していくことが良いでしょう。
高単価な案件を獲得したいならフリーランスエージェントを利用することがおすすめです。
フリーランスエージェントでは、自分で案件を選ぶことができるので、高単価な案件だけに応募すれば良いですし、高単価な案件ばかり紹介されているエージェントに登録をすれば、1件あたりの単価を上げていくことは容易になります。
単価交渉を企業にしてくれる
先ほど紹介したように、フリーランスが年収を上げていくには、1件あたりの年収を上げていく必要があります。
その際に、「新たな案件を探し単価を上げる」「既存の案件に単価交渉をする」の2通りがあります。
フリーランスが単価交渉をし、既存案件の単価を向上させていくには、営業力と交渉力が必要になりますし、失敗してしまうと場合によってはクライアントとの信頼関係にヒビを入れてしまいかねません。
その際に、フリーランスエージェントを活用すれば、自分で単価交渉をする必要がないので、リスクを負わず、単価交渉に慣れたエージェントが交渉をしてくれるので、成功率も上がります。
単価交渉に成功すれば、環境を変えることなく年収を上げていくことができるでしょう。
営業に時間を割く必要がなくなる
フリーランスは、獲得した案件をこなしていくだけなく、自分で営業先を探し、営業をしていかなければなりません。
そのため、会社員よりも仕事にかける時間が長くなってしまいがちです。
フリーランスエージェントを活用すれば、案件を探す手間から、営業をすることまで代行してくれるので、大幅に時間を省くことができます。
大幅に時間を省くことができれば、仕事への時間を増やすことができたり、スキルアップの時間に当てることができるようになり、市場価値や1件あたりの単価向上に役立てることができます。
税務処理をサポートしてもらえる
フリーランスは、会社員とは違い自分で税務処理をしなくてはいけません。
ただ、フリーランスになったばかりだと、税務処理のやり方がわからないことが多く、不安になってしまうでしょう。
また、税務処理には手間がかかり、特に確定申告の「青色申告」は、慣れていたとしても手間がかかってしまいます。
営業と同様に、獲得した案件をこなす以外の時間で行う必要があり、時間を取られてしまいます。
フリーランスエージェントでは、税務処理サポートをしてくれるところもあり、わからないことが解消できたり、手間や時間を省くことができます。
福利厚生を得られる
フリーランスは、企業に属しているわけではないので、福利厚生を得ることはできません。
会社員時代に、福利厚生が整っている企業で働いていた場合、物足りないと思ってしまう人もいるでしょう。
フリーランスエージェントでは、福利厚生のような様々なサポートをフリーランスに提供しています。
例えば、テックビズフリーランスであれば、下記のような福利厚生があります。
・コワーキングスペース割引
・書籍購入の割引
・WiFiのレンタル
・報酬即日払い
・おうちでドック
エージェントの福利厚生を活用することで、仕事も仕事以外の時間も充実したものにできます。
キャリアプランを相談できる
フリーランスになる前に、必ず決めておくべきなのが「キャリアプラン」です。
キャリアプランはを決めておけば、今どのようなスキルを身につけ、どのような実績を身につけるべきなのかが明確になりますし、将来的に「身につけておけばよかった、、、」と後悔をすることがなくなるでしょう。
また、目の前の成果だけにとらわれることがなくなるので、自分がなりたい姿になるための道をずれることもなくなります。
ただ、フリーランスという働き方は、会社員に比べて少ないですし、事例も多くないので、どのようなキャリアを歩んでいくことができるのかがわかりにくく、自分だけで適切なキャリアプランを作成できないこともあるでしょう。
そこで、フリーランスエージェントを活用すれば、適切なキャリアプランを作成することができます。
エージェントは、フリーランスのキャリアについて熟知しているので、「いつまでに」「どのようなことをしておけばいいのか」が分かっているプロです。
そんなプロに相談をすることで、自分に合った適切なキャリアプランを作成できます。
独立前にフリーランスの働き方を知ることができる
フリーランスになった後に「こんなはずじゃなかった、、、」と後悔しないためには、フリーランスの働き方についてしっかりと理解しておく必要があります。
フリーランスの働き方について理解するには、フリーランスエージェントの相談をするのがおすすめです。
フリーランスエージェントは、フリーランスの働き方について熟知していますし、独立前にも活用することができます。
ぜひ、無料で相談できるフリーランスエージェントに相談をし、独立前に確認すべきことや不安をなくしていきましょう。
フリーランスエージェントのデメリット4選
先ほど紹介したように、フリーランスエージェントの活用には大きなメリットがありました。
ただ、少なからずデメリットもあることを知っておきましょう。
フリーランスエージェントのデメリットは下記のようになります。
マージンを取られる
参画までに時間がかかる可能性がある
案件を紹介してもらえない可能性もある
自由度は高くない
マージンを取られる
フリーランスエージェントの利用料は無料ですが、企業とフリーランスの間に入るということで、エージェント側がマージン(手数料)を何%かもらっています。
企業によってマージンの割合は違いますが、一般的に10%〜25%に設定していることが多いです。
フリーランスが自分で営業をして案件を獲得すれば、エージェントから紹介されるよりも、多くの報酬をもらうことができることもあります。
ただ、営業や交渉を代わりに行ってくれたり、福利厚生などのサポートがあると考えれば、高くはないと感じることも多いと言えるでしょう。
参画までに時間がかかる可能性がある
フリーランスエージェントに登録をしたらかといって、すぐに案件に参画できる訳ではありません。
職務経歴書をやスキルシートの登録や、エージェントとの面談から、企業との面談を経て案件の獲得となります。
そこから、企業側の都合によっては1ヶ月後に参画となる場合もあります。
案件獲得までにも時間がかかりますが、案件獲得〜参画までにも時間がかかる場合もあるので、今すぐ案件に参画をしたいという方にとってはデメリットになってしまうでしょう。
案件を紹介してもらえないこともある
フリーランスエージェントは、どんな人でも案件を紹介してくれる訳ではありません。
エージェントと面談をして、案件に参画できるだけのスキルや実績がある場合のみ、案件を紹介してもらえます。
また、エージェントによっては年齢が原因で案件を断られるといったこともあるでしょう。
スキルや実績が足りない人にとっては、大きなデメリットとなってしまいます。
自由度は高くない
フリーランスエージェントで紹介される多くの案件は、常駐型の案件の可能性が高いです。
近年リモート案件が増えてきているとはいえ、案件数の多くは、常駐案件になります。
獲得した案件が常駐案件であれば、多くの人が想像をしている好きな場所で働くといったような、自由を得ることはできません。
ただ、常駐案件で実績を出していけば、リモートに切り替えをしてくれることもあります。
フリーランスエージェントの選び方
ここまで、フリーランスエージェントのメリットとデメリットに関して解説してきました。
メリットとデメリットを確認した上で、フリーランスエージェントを活用したいという方に向けて、エージェントの選び方について解説していきます。
下記の選び方を参考にして、自分に合ったフリーランスエージェントを見つけていきましょう。
自分の求める案件があるか
自分のスキル感とあっているか
サポート体制
自分の求める案件があるか
エージェントによって、保有している案件の特徴が大きく異なります。
「職種」「単価」「対象年齢」などエージェントによって様々です。
エージェントのネームバリューだけではなく、「そのエージェントが自分の求めている仕事や報酬を得ることができるのか」といった観点から選んでいきましょう。
まずは、登録をしてエージェントにどのような案件が多いのかを確認してみましょう。
自分のスキル感と合っているか
エージェントによって、求められる案件の難易度やスキルが異なっていきます。
例えば、求められる経験が「実務経験1年以上」であったり、「実務経験3〜5年以上」であったりと大きく異なります。
自分のスキルとマッチしない場合は、自分が参画したいような案件があっても、エージェントから相手にされることがなく、いつになっても案件を獲得することができません。
エージェントに登録後、スキルシートと職務経歴書を提出し、自分のスキルでも案件が獲得できるエージェントなのかを確認していきましょう。
サポート体制
エージェントによって、福利厚生の有無や、福利厚生の種類が異なります。
同じような案件の特徴を持ったフリーランスエージェントで同士であれば、自分に合った福利厚生があるエージェントを活用することの方がメリットが多いでしょう。
例えば、税金対策に不安があるなら「税務処理サポート」があるエージェントを選ぶといったように、自分のライフスタイルや仕事のスタイルに合わせて、自分に合ったサポート体制整っているエージェントを活用していきましょう。
フリーランスエージェントの利用した方が人の特徴
フリーランスエージェントは、どのような人が利用をするべきなのでしょうか。
ここでは、フリーランスエージェントを活用すべき人の特徴3選について解説していきます。
下記の特徴に当てはまる人は、フリーランスエージェントをぜひ活用していきましょう。
営業力が低い人
駆け出しフリーランスの人
税務処理などの事務作業が苦手な人
営業力が低い人
営業力が低い人は、積極的にフリーランスエージェントを活用していくといいでしょう。
営業力が低かったり、営業経験がないと、まず営業先を探すこともできないですし、クライアントから評価されることも厳しいでしょう。
また、単価を上げる交渉をする際にも営業力が必要になってくるので、高単価な案件を獲得していく際には、より高い営業力がないといけません。
特に、営業経験の少ない技術職の方はエージェントを活用することで、自分の高いスキルを十分にアピールすることができ、高単価な案件を獲得していきことができるでしょう。
駆け出しの人
フリーランスの働き方や、案件獲得ど会社員の時に体験したことがないことをしていかなくてはなりません。
また、フリーランスとして独立したばかりでは、実績や人脈が少なく、なかなか案件を獲得することができないという場合があります。
フリーランスの生活に慣れていない方は、フリーランスエージェントを活用することで、駆け出しの大変な時期を失敗することがなくなるでしょう。
駆け出しの時期に、実績を作りフリーランスとしての働き方に慣れることで、今後のフリーランス人生を成功に導くことができるでしょう。
税務処理などの事務作業が苦手な人
フリーランスは、会社員とは違い税務処理を自分で行わなくてはいけません。
確定申告をして、自分の収益や経費を税務署に申告し、納税を行う必要があります。
確定申告には、「青色申告」と「白色申告」がありますが、より節税をしたい場合は、控除額の大きい青色申告の方がおすすめになります。
ただ、青色申告は手間がかかるので、とても時間がかかってしまいますし、白色申告よりも複雑になってしまいます。
また、申告漏れなど正しく税務処理ができなければ、追徴課税になってしまう可能性もあります。
税務処理が苦手な人や、まだ税務処理をしたことがなくやり方がわからないという人は、ぜひフリーランスエージェントを活用してみてください。
フリーランスエージェントのメリットを活かす利用のコツ
先ほどは、フリーランスエージェントを利用するべき人の特徴を紹介していきました。
ここでは、実際にフリーランスエージェントを活用する際に、メリットを最大限に活かす方法について解説していきます。
複数のエージェントを活用する
希望の条件をしっかり伝える
悩みを隠さずに話す
複数のエージェントを活用する
先ほども紹介したように、フリーランスエージェント毎に、保有している案件の特徴や求められるスキル感が大きく異なります。
複数のエージェントを登録することで、多くの案件を目にすることができ、自分に合った案件やエージェントを探しやすくなるでしょう。
また、実績を積んでいけば、今まで相手にされなかった、より高単価で高いスキルを求められるエージェントでも案件を紹介してもらうことができる可能性もあります。
複数のエージェントを活用し、その時の自分にマッチしたエージェントを活用することを心がけていきましょう。
希望の条件をしっかり伝える
フリーランスエージェントに登録をすると、まず最初に面談をすることになります。
面談では、「今までの経歴やスキル」「求めている案件」などについてエージェントと話し、すり合わせを行っていきます。
フリーランスエージェントとの面談では、自分の希望の条件について明確に伝えていくことが1番重要になります。
希望の条件を曖昧に伝えてしまうと自分の条件に合わない案件を紹介されてしまうことがあり、本来紹介されるべき案件が紹介されないといったことになる可能性があります。
フリーランスエージェントに気遣うことなく、自分の求める条件をはっきり伝えていくことが、自分が欲しい案件を獲得する近道になります。
悩みを隠さずに話す
フリーランスエージェントには、案件を紹介してもらうだけでなく、悩みや不安なことを相談することができます。
案件参画前にも悩みや不安があると思いますし、参画後にも悩みや不安があると思います。
そんな悩みを包み隠さずエージェントに相談をすることがおすすめです。
悩みや不安を持ったままでは、仕事に集中することができないですし、相談をすれば解消することができる可能性もあります。
気になったことは、すぐにエージェントに相談をして解消していきましょう。
フリーランスエージェントならテックビズ!
テックビズでは、「フリーランスエンジニアになりたい」「フリーランスエンジニアに今のスキルでなれるのか」「実際に案件を紹介してほしい」などのお悩みに対してキャリア面談を行なっております。
テックビズでは、ただ案件を紹介するだけでなく、キャリア面談をし、最適な案件をご紹介できるので、「平均年収720万円」「稼働継続率97%超」という実績を出しております。
フリーランスエンジニアに興味がある人は、ぜひテックビズのキャリア面談を活用してみてください。
\ 記事をシェアする /