フリーランスエンジニアは自分で営業すべき!?営業方法と成功するポイントを紹介

・フリーランスエンジニアは自分で営業すべきなのか
・フリーランスエンジニアの営業方法とは
・フリーランスエンジニアが営業する前に準備すべきものは
この記事では、フリーランスエンジニアが営業活動を行うべきかどうか、営業の方法や準備事項について詳しく説明します。営業スキルを磨くことで、フリーランスエンジニアとしての仕事の幅も広がるでしょう。
この記事を参考にしながら、自身で営業活動を行い、新たな仕事を獲得する能力を身につけましょう。

【結論】フリーランスエンジニアは営業すべき

結論からお伝えしますと、フリーランスエンジニアは営業活動を行うべきです。営業を通じて仕事を獲得できるようになることで、フリーランスエンジニアとしての安定した働き方を実現できます。

もちろん、営業をしなくてもフリーランスエンジニアとして仕事を獲得することは可能です。クラウドソーシングサイトや求人サイトに応募することで仕事を得ることができます。

しかしその場合、多くのフリーランスエンジニアが同じ求人に応募するため、競争が激しくなります。特に報酬が高かったり条件が良かったりする仕事は、競争率が高いです。

営業活動を行い、求人が出ていない企業に対してアプローチすることで、競争を避けることができます。また、報酬が高く条件の良い仕事を獲得する機会も増えます。

そのため、仕事に困っていないフリーランスエンジニアであっても、少しずつでも営業活動を行うことをおすすめします。営業を通じて自身の希望に合った仕事を獲得できるよう努力しましょう。

フリーランスエンジニアの営業方法

フリーランスエンジニアの営業方法は以下のとおりです。

フリーランスエンジニアの営業方法
1.SNSを利用する

2.メールを利用する
3.前職の人に連絡をする
4.コミュニティで繋がりのある人に連絡をする
5.セミナーや交流会で直接話をする
それぞれ見ていきましょう。

1.SNSを利用する

SNSを活用した営業は有効な手段です。成功するためには、自身のプロフィールページや発信内容が非常に重要です。

営業相手に興味を持ってもらえるような魅力的なプロフィールを作成しましょう。また、業務内容や実績、スキルが伝わるような投稿を心がけましょう。さらに、フォロワーの数も一つの実績となりますので積極的に発信を行い、フォロワーを増やす努力をしましょう。

日々の投稿を通じて自身の専門性や価値をアピールし、信頼性を高めることが重要です。営業相手にとって魅力的な存在となるような発信を心掛け、相手の興味を引くことができるよう努力しましょう。

2.メールを利用する

企業やお店、個人の方で仕事をもらえそうなところがあれば、営業メールを送ってみましょう。営業メールは、営業先に合わせて内容を変える必要はもちろんありますが、大まかには以下のようなことは共通して載せておく方が無難です。

・簡単な自己紹介
・スキルシートのURL
・(営業先の)どのような仕事ができるか
・どのようなスキルを持っているか
・貢献できる点
・週にどれくらい働けるか
・料金
・etc……
あまりに長くなってしまうと、読む側の負担になってしまいます。伝えたいことだけを簡潔に伝えるようにしましょう。
また営業先には毎日様々なメールが届いていることが予想できるため、件名も大切です。「〇〇のご提案」などと営業メールであることが一目でわかるように記載しましょう。

3.前職の人に連絡をする

会社員として働いていたことがある人であれば、前職の人に連絡をして、仕事を紹介してもらうのも営業方法の一つです。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が公表している「フリーランス白書2023」によると、人脈から受注しているフリーランスは33.6%もいることがわかりました。

出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2023

あくまで一つのデータなので、参考にしかできませんが、人脈を活用して仕事を得ているフリーランスはいることはわかります。前職が全く違う別業界であったとしても、ITエンジニアを必要としている場合もあります。

絶対に仕事なんかくれるはずがないと思わずに一度連絡をしてみると、意外に仕事をもらえたりするかもしれません。

4.コミュニティで繋がりのある人に連絡をする

前職の方に連絡をするのと同じように、現在のコミュニティで関係のある人に連絡をするのも、フリーランスエンジニアの営業方法の一つです。同じ業界の方はもちろんですが、異なる業界で働いている人にもアプローチしてみましょう。

必ずしも仕事をもらえる確証はありませんが、自身が仕事を探している旨を伝えることで、将来的に仕事の依頼や紹介があるかもしれません。伝えることによる損失はありませんので、積極的に声をかけるよう心がけましょう。

ただ「仕事を探している」と漠然と伝えるだけでは相手も紹介しづらいです。具体的に「どのような仕事を探しており、報酬や働く時間はこの程度を希望している」と具体的に伝えることで、紹介の確率も高まります。

5.セミナーや交流会で直接話をする

セミナーや交流会に参加し、そこで知り合った方に営業をするのも有効な手段です。特に経営者が集まるようなセミナーや交流会に参加することで、営業活動がしやすくなるでしょう。

即座に紹介を受けることができなくても、その場で印象を残しておけば、将来的に必要になった際に声をかけてもらえる可能性も高まります。相手に印象を残すために、名刺を交換したり、SNSで繋がるなどの工夫をすることも重要です。

積極的にコミュニケーションを取り、相手に自身を想起させるようなアプローチを行いましょう。参加したセミナーや交流会を有効活用し、新たなビジネスの機会を広げるための営業活動を行ってください。

フリーランスエンジニアが営業する前に準備すべきこと

案件を獲得するためにフリーランスエンジニアは営業をするべきですが、何も考えずに営業をしてもうまくいきません。営業をする前に準備をする必要があります。

最低限以下の2つのことは、準備してから営業をしましょう。

フリーランスエンジニアが営業する前に準備すべきこと
1.実績を作る

2.スキルシートを作る
それぞれ詳しく解説します。

①実績を作る

まずは実績を作ることが重要です。実績がない状態では営業をしても、新しい案件を獲得することは難しいです。

クラウドソーシングサイトや求人サイトなどを活用して、案件を獲得し、実績を積んでいきましょう。ただし、中には著作権の関係で自身の実績として提示できない案件もあります。

案件を受注する前に、クライアントに対して「この案件の成果物を実績として使用してもよいか」を確認するようにしましょう。クライアントが許可を出してくれれば、実績として活用できます。

実績を積み重ねることで、信頼性や能力をアピールできます。新しい案件を獲得するために、まずは実績作りに注力しましょう。

②スキルシートを作る

実績がある程度できたら、スキルシートを作りましょう。スキルシートとは、ITエンジニアやデザイナーなどの技術者が自分のスキルを記入した資料のことです。

ITエンジニアやデザイナーなどに特化した職務経歴書や履歴書のようなものと理解しておくといいでしょう。スキルシートには、例えば以下のような内容を記載します。

・過去にどのような仕事に取り組んだか
・担当した業務範囲
・使用ツール
・使用言語(ITエンジニアの場合)
・得意業務
・保有スキル
・期間(プロジェクトに参画した)
・チーム体制
・etc……
あまり長くなってしまうと、読む側の負担になってしまいます。自分が営業する予定の案件に合わせた内容に絞って載せるようにしましょう。

スキルシートの作り方は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

フリーランスエンジニアが営業をする上で意識すべきポイント

フリーランスエンジニアが営業をする上で意識すべきポイントは以下の3点です。

フリーランスエンジニアが営業をする上で意識すべきポイント
1.ある程度の数が必要

2.相手に直接会うなら身だしなみにも注意
3.相手のニーズを把握
1つずつ見ていきましょう。

1.ある程度の数が必要

営業が成功するためには、ある程度の数をこなすことが重要であることを理解しましょう。1回の営業が上手くいかなかったからと言って諦めるのはもったいないです。

単純に営業数を増やすことで、仕事を獲得する可能性は高まりますので、上手くいくまで積極的に営業活動を続けましょう。ただし、ただ数をこなすだけではなく、PDCAサイクルを回すことが重要です。

営業活動ごとに何が上手くいったのか、何が上手くいかなかったのかを振り返り、改善策を見つけていくことが大切です。定期的な反省と改善を行いながら、営業のスキルを磨いていきましょう。

2.相手に直接会うなら身だしなみにも注意

相手に直接会って営業をする場合は、身だしなみにも注意するようにしましょう。スキルや実績がたとえあったとしても、相手から悪い印象を持たれてしまうと仕事を獲得することはできません。

見た目が全てではありませんが、以下の点には注意するようにしましょう。

・カジュアル過ぎない格好で行く
・寝癖は直していく
・靴が汚れていない状態で行く
・ハキハキと話す
・笑顔で話す
・etc……
身だしなみを整えることは最低限のマナーだと思って、しっかり準備するようにしてください。

3.相手のニーズを把握

自己紹介だけでなく、相手のニーズを聞き出し、それに対して自身がどのように応えられるかを提示することが重要です。営業で失敗する多くの原因は、自己の話ばかりして相手の話を聞かないことにあります。

相手が何を求めているのかを把握しなければ、自己の話をしても仕事を依頼してもらえる可能性は低いでしょう。まずは相手の話をしっかり聞き、抱えている課題や求めている人材について把握しましょう。その上で、自分がどのような価値を提供できるのかを簡潔に伝えることが重要です。

営業の成功には、話すだけでなく聞くスキルも重要です。営業に長けた人は、話すことだけでなく、相手の話をしっかり聞くこともできます。ですので、まずはしっかりと相手の話を聞くことを心がけましょう。

フリーランスエンジニアで営業が苦手な人が受注する方法

フリーランスエンジニアで営業が苦手な人が受注する方法は以下の通りです。

フリーランスエンジニアで営業が苦手な人が受注する方法
1.エージェントを活用する
2.営業代行を依頼する
それぞれ見ていきましょう。

1.エージェントを活用する

営業が苦手な場合は、エージェントを活用することも一つの選択肢です。エージェントを利用すると、自身に合った案件をエージェントの担当者から紹介してもらえるため、自ら営業する必要はありません。

自身の希望条件をエージェントに伝えることで、高報酬の案件や働きやすい条件の案件を紹介してもらえます。ただし、エージェントを利用する場合は手数料が発生することも頭に入れておきましょう。

手数料の割合はエージェントによって異なりますが、一般的には10%〜20%程度となります。エージェントの選び方に迷っている場合は、ぜひテックビズフリーランスをご利用ください。

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2.営業代行フリーランスに依頼する

フリーランスに営業代行を依頼することもあります。信頼できる人物が周りにいる場合は、その人に頼んでみるのも良いでしょう。

フリーランスに営業を依頼するメリットは、相手と直接話し合いをして条件を決めることができる点です。自身の状況に合わせて柔軟に対応してもらえることが多く、エージェントの条件が自身に合わない場合には検討してみる価値があります。

まとめ

フリーランスエンジニアの営業方法
1.SNSを利用する
2.メールを利用する
3.前職の人に連絡をする
4.コミュニティで繋がりのある人に連絡をする
5.セミナーや交流会で直接話をする

フリーランスエンジニアであっても、仕事に困っていない人であっても、営業活動を行うことは重要です。営業の努力によって、報酬の高い案件やより良い条件での仕事を獲得する可能性が高まり、持続的な仕事を確保できるからです。
営業を成功させるためには、一定の実績が必要です。フリーランスエンジニアとして初めての方は、クラウドソーシングサイトや求人サイトを活用して実績を積むことをおすすめします。
営業が苦手な方には、エージェントの活用も一つの選択肢です。テックビズフリーランスでは、経験豊富なコンサルタントがあなたの要望に合った案件を紹介しています。無料で利用できるため、ぜひ一度試してみてください。

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