・ITエンジニアにはどうすればなれる?
・ITエンジニアの雇用形態ごとのメリットやデメリットは?
ITエンジニアとして就職したいけど、どのような働き方がいいのか悩んでいる人もいるでしょう。雇用形態に様々なものがあるのはわかっていても、それぞれの違いが分からないと決めきれませんよね。
この記事では、ITエンジニアの雇用形態にはどのようなものがあるか、それぞれの違いを詳しく解説していきます。雇用形態ごとにどうすればITエンジニアになれるのかも紹介しますので、参考にしください。
自分に合う雇用形態はどのようなものか理解し、ITエンジニアとしてのキャリアをスタートできるようにしましょう。
ITエンジニアの雇用形態の種類
はじめに、ITエンジニアの雇用形態の種類を見てみましょう。
①正社員
②派遣社員
③業務委託(フリーランス)
④アルバイト ・パート
①正社員
ITエンジニアの雇用形態として一番多いのは、やはり正社員でしょう。入社間もない頃は、雑務が多く、どちらかというと下流工程に携わることが多いはずです。
数年働き、ある程度の経験を積んでくると、設計や要件定義などの上流工程の仕事を任されることが増えてくるでしょう。またプロジェクトのリーダーとして派遣社員やアルバイトなどをまとめる立場になることも考えられます。
収入も勤続年数や役職に応じて、変わってきます。
②派遣社員
派遣社員の場合は、派遣先の企業の社員に指示をされて、仕事をこなすことがほとんどです。派遣会社が自分のスキルに合った仕事を紹介してくれるので、大きくミスマッチになるケースはそれほどないはずです。
また会社員のように残業や休日出勤などは少なく、ワークライフバランスは取りやすいと言えます。
一方、会社員よりも給料が少なかったり、賞与が受け取れなかったりと、お金の面では不満に感じる部分もあるかもしれません。ただし、スキルや実績がある人であれば、派遣社員であっても高給な仕事に就けることもあります。
派遣社員のほとんどは契約期間が決まっているため、契約が終了してしまうと、次の仕事を探さなければなりません。そのため、会社員のように勤続年数に応じたキャリアを歩むことが難しいと言えます。
③業務委託(フリーランス)
業務委託とは、クライアントから業務を委託されて働くことです。フリーランスという働き方もこの雇用形態に分類されます。
中には、クライアントから業務を委託されるだけではなく、自分でシステムやサービスを開発して、それを販売して収益を得ている人もいます。働き方は自由ですので、時間も場所も自分で決めることが可能です。
また報酬もどれくらい得るか自分でコントロールできますので、会社員よりも多く収入を得ている人もいます。ただし、収益をたくさんもらったり、継続的に仕事を得たりするには、それなりのスキルや実績が必要です。
ITエンジニアの仕事が未経験の人が、いきなり業務委託の雇用形態で働くのは厳しく、経験をどこかで積む必要があります。
④アルバイト ・パート
アルバイトやパートで、ITエンジニアとして働く人もいます。社員のサポート業務や何か特定の領域の仕事を任されることが多いでしょう。
アルバイトやパートの場合は、基本的に時給になります。そのため、正社員や派遣社員よりは給与面での待遇はそれほど良くありません。
ただし、他の業種のアルバイトやパートに比べると、時給は高くなりやすいと言えます。また、中には専門的なスキルが必要で、時給も高くなるアルバイトやパートの仕事もあります。
シフト制で働けるため、時間や休日も自由に決めやすく、フルタイムで働くことが難しい人が選びやすい雇用形態です。
ITエンジニアの雇用形態ごとの仕事に就く方法
ITエンジニアの雇用形態は様々なものがあります。それぞれどのようにすれば、仕事に就くことができるでしょうか。
以下で1つずつ紹介していきます。
①正社員のITエンジニアになる方法
②派遣社員のITエンジニアになる方法
③業務委託(フリーランス)のITエンジニアになる方法
④アルバイト ・パートのITエンジニアになる方法
①正社員のITエンジニアになる方法
正社員のITエンジニアになる方法は、以下のようなものが挙げられます。
・ヘッドハンティング
・派遣社員やアルバイトから正社員登用してもらう
・就職サイト・転職サイト
・エージェント
・etc……
新卒からITエンジニアになる場合は、未経験であっても問題なく就職できるでしょう。中途の場合は、ある程度のスキルや経験が必要です。
そのため、経験がなく中途でITエンジニアになりたい場合は、派遣社員やアルバイトでまず経験を積むことをおすすめします。ただ中には中途でも未経験で応募できる求人もありますので、求人サイトや転職サイト、エージェントなどを活用して探してみてください。
経験やスキルが豊富にある人であれば、ヘッドハンティングを受けて、ITエンジニアとして正社員になることもできるでしょう。
②派遣社員のITエンジニアになる方法
派遣社員としてITエンジニアになる方法は、一般的には派遣会社に登録して、紹介をしてもらった企業へ派遣されていくことが多いです。そのためまずは派遣会社へ登録するようにしましょう。
派遣社員であれば、未経験であっても採用してもらえる可能性もあります。また、1〜3年で派遣先が変わることが多いので、様々な職場で経験を積むことも可能です。
③業務委託(フリーランス)のITエンジニアになる方法
業務委託(フリーランス)のITエンジニアになる方法は以下のようなものが考えられます。
・求人サイト
・知人からの紹介
・エージェントを利用する
・etc……
基本的には、実績やスキルなどがないと、どの方法であっても仕事を獲得することは難しいと言えるでしょう。全く経験がない人は、まずスクールなどに通って、スキルを身につけることをおすすめします。
もしくは正社員や派遣社員、アルバイトとして数年間経験を積んでから、独立するといいでしょう。フリーランスITエンジニアのなる方法は以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
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④アルバイト ・パートのITエンジニアになる方法
アルバイトやパートのITエンジニアになりたいなら、まず求人サイトをいくつか見てみるようにしましょう。アルバイトやパートでなら、未経験でも働ける求人がたくさん見つかるはずです。
時給も他のアルバイトに比べたら高いものが多いですし、中には在宅で仕事ができるものもあります。
ITエンジニアが雇用形態を選ぶ上での3つのポイント
ITエンジニアがどの雇用形態を選ぶのかは、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
ITエンジニアが雇用形態を選ぶ上での3つのポイント
①収入が安定して得られそうかどうか
②働く時間や場所はどれくらい自由か
③希望する仕事に携われるかどうか
それぞれ解説していきます。
①収入が安定して得られそうかどうか
雇用形態によっては、収入が安定しないこともあります。例えば、業務委託の場合は、基本的に成果報酬のため、どれだけの仕事量をこなすかで収入が上下します。
仕事量を毎月しっかり確保できれば収入は安定しますが、単発の依頼ばかりだと、なかなか同じだけの仕事を獲得し続けるのは難しくなります。そのため、業務委託の場合でも継続案件を得る必要があると言えるでしょう。
契約社員やアルバイト・パートの場合は、時給制になることが多いので、なるべく時間単価が高い仕事を選ぶと、収入も安定しやすくなります。
②働く時間や場所はどれくらい自由か
雇用形態によって、働く時間や働く場所は大きく異なってきます。正社員や派遣社員、アルバイトは基本的には会社に常駐することになります。とはいえ 、最近ではフレックス制やリモートワークなどを導入している会社も増えているため、そのような会社であれば、ある程度自由に働けるでしょう。
一方、フリーランスの場合は、働く時間や働く場所は自分で自由に決めることができます。案件によって常駐する必要のあるものもありますが、どの案件を受注するかは自分で決めれます。
働く時間や働く場所を自由にしたい人は、それが実現できる雇用形態を選ぶようにしましょう。
③希望する仕事に携われるかどうか
雇用形態によって、希望する仕事に携われるかどうかは異なってきます。会社員の場合は、入社したばかりの際は、希望に合わない仕事も任されることがあるかもしれませんが、キャリアを積んでいくことで希望する仕事を担当できる可能性が高まっていきます。
アルバイトや派遣社員の場合は、どちらかというと下流の仕事を任されることが多いため、上流の仕事がしたい人は避けた方がいいでしょう。フリーランスの場合は、自由に自分でどのような仕事に携われるかは決められます。
ただし、スキルや実績がないと受注できないこともあるため、必ずしも希望する仕事に携われるわけではありません。独立したての時には、やりたい仕事かどうかよりもスキルや実績につながる仕事を選び、ある程度経験を積めたらやりたい仕事にシフトしていくようにしましょう。
まとめ
①正社員
②派遣社員
③業務委託(フリーランス)
④アルバイト ・パート
ITエンジニアの雇用形態は、大きく4つに分類できます。どの雇用形態が一番良いのかは、個人の都合によって変わってきますので、収入や働く時間、仕事内容などのポイントを加味して判断してみてください。
どの雇用形態であっても、ITエンジニアとして働くには実績やスキルがある程度あった方が、仕事に就きやすいです。未経験の場合は、スクールなどに通うか、「未経験でも可」という応募を出している企業に絞って探してみるようにしてください。