・案件の受注確率を上げたい
・魅力的な自己紹介の内容とは
最近では、リモートワークが広まり、顔を合わせての打ち合わせや会食の機会が減少しています。そのため、以前と比べて案件を獲得できなくなってしまった人もいるかもしれません。新規案件の流動性も低下しているように見えますが、一方で昨今の状況でも仕事を積極的に受注している人も存在します。
案件が取れていない理由の一つに、自己紹介に問題がある可能性が考えられます。自己紹介の方法や内容が適切でない場合、クライアントからの関心や信頼を得ることが難しくなるかもしれません。
自己紹介が大事な3つの理由
はじめに、フリーランスにとって自己紹介が大事な理由は3つです。
- 自分のスキルをアピールできる
- 自己紹介次第で自分のイメージが決まる
- クライアントとの距離が詰められる
詳しく見ていきましょう。
自分のスキルを思う存分アピールできる
自己紹介は、自身を相手に売り込むための重要な場です。フリーランスは案件を獲得する際に、自身をアピールすることが最も重要です。「履歴書に書いていないがPRしたいことがある」「自身の持つスキルを詳しく伝えたい」といった場合でも、自分のスキルを思う存分にアピールしてください。
自己紹介の仕方で自分のイメージが決まる
自己紹介の方法次第で、自分の印象が大きく変わることを覚えておきましょう。例えば、面談で明るい表情で話すと、明るい印象を与えることができます。逆に、暗い表情で話すと、暗い印象を持たれる可能性があります。
自己紹介が良い印象を与えるかどうかは、案件を獲得する確率にも影響を与えます。良いイメージを持たれれば、受注率が上がりますが、逆に悪い印象を持たれれば、受注率が下がる可能性もあります。
そのため、自己紹介が重要な理由の一つは、良い印象を与えることが案件獲得につながるからです。
記事の後半では、良い印象を抱かれる自己紹介の方法について紹介します。ぜひ参考にしてください。
相手(クライアント)との距離感を縮められる可能性がある
自己紹介は、クライアントとの距離を縮める可能性があります。自己紹介の中で相手との共通点を見つけることで、会話が盛り上がり、お互いの距離感を近づけることができます。共通点には、出身地、出身学校、年齢、生い立ち、趣味などさまざまな要素があります。共通点が見つかり、相手があなたに対して親近感を持ってくれると、案件の受注につながりやすくなるはずです。
自己紹介でクライアントが見ていること
自己紹介の際には、クライアントがあなたを注視しているポイントについて説明します。クライアントが関心を持っていることを理解することで、自己紹介の内容を明確にすることができます。クライアントは主に以下の3つの要素に注目しています。
- 案件とあなたのスキル・実績の相性
クライアントは、案件とあなたの持つスキルや実績がどれだけマッチしているかに興味を持っています。自己紹介の中で、自身のスキルや実績を適切に伝えることで、クライアントに好印象を与えることができます。
- 組織での適応性
クライアントは、あなたが組織内で適切に機能できるかについても関心を持っています。キャラクターや性格など、組織において問題がないかを観察しています。自己紹介の中で、自身のポジティブな要素や適応力をアピールすることが重要です。
- ポジティブな影響の提供
クライアントは、あなたが組織において周囲にポジティブな影響を与えることができるかを考慮しています。自己紹介の中で、自身の価値や貢献度を明確に伝えることが求められます。
自己を大げさに見せる必要はありませんし、自己評価を過小にする必要もありません。クライアントに対して、自身がどれだけ有意義であり、マッチしているかを適切に伝えることが重要です。
自己紹介でアピールすべき内容5選
自己紹介で何を話すべきか迷うことはよくありますが、安心してください。自己紹介にはある程度決まった内容があります。特に案件を受注する際には、「あなたがクライアントにとってどれだけ有益な存在か」を伝えることが重要です。以下では、具体的にどのような内容を話すべきかを紹介します。
- 性格・強み
- スキル
- 実績
- 趣味・特技
- 将来の願望
性格・強み
まずは性格や強みについて話しましょう。クライアントにとって、あなたが自社の案件とマッチするかを判断する上で性格や強みは重要な要素です。組織内での機能性やチームメンバーとの相性など、性格や強みから得られる情報は大きいものです。
性格や強みを話す際には、ポジティブな内容を伝えることが重要です。自己紹介の際にネガティブなことばかり話すと、表情が暗くなり自信がないように映る可能性があります。クライアントは自信のある人に仕事を依頼したいと考える傾向がありますので、相手に不安を与えずに自己紹介を行うためにも、ポジティブな内容を重視しましょう。
スキル
次に、スキルのアピールは極めて重要です。
案件を依頼されるかどうかは、あなたのスキルに大きく依存します。
高いスキルセットを持っていれば、案件の受注が容易になりますし、逆もまた然りです。
仕事に直接関連するスキルだけでなく、関連性が薄いスキルについてもアピールすることは重要です。
例えば、会計ソフトのシステム制作の場合、簿記や会計のスキルをアピールすることは有効です。なぜなら「簿記や会計のスキルを持っている=会計ソフトの内容を理解しながら制作できる」とクライアントに認識される可能性があり、案件の受注確率が上がるからです。このように、SEとは直接関係のないスキルが重宝されることもあります。
また、「社交性」や「コミュニケーション能力」といったスキルも有効です。ただし、すべてのスキルがすべての案件に役立つわけではないので、案件の内容に応じてアピールするスキルを変えることも重要です。
過去の実績
過去の実績について話すことも非常に重要です。
案件名だけでなく、具体的な作業内容についても詳しく話しましょう。
作業した内容を具体的に伝えないと、相手から「この人は仕事について理解していないのかな?」と思われる可能性があります。
自身が関わった案件について理解していることをアピールするためにも、具体的な事例について詳しく話しましょう。
趣味・特技・プライベートの過ごし方
趣味・特技・プライベートの過ごし方について話す理由は2つあります。
まず1つ目は、相手との共通点を見つけやすくするためです。先に述べたように、共通の趣味や興味があると会話が盛り上がり、受注確率が高まる可能性があります。
そしてもう1つは、趣味や特技が仕事に役立つ場合があるからです。例えば、ゲームのシステムを制作する案件に関わる場合、自身がゲーム好きであることを伝えることで、仕事において役立つ知識や経験を持っていると思われ、受注確率の向上に繋がるでしょう。
ですので、積極的に趣味や特技について話してみてください。
将来の願望
「海外でソフトウェアの企業を設立したい」といった今後の展望や願望を自己紹介に盛り込むことも重要です。
自身のビジョンや目標を伝えることで、相手に感銘を与え、受注の可能性を高めることができるからです。
ただし、単なる軽い願望では相手に十分な印象を与えられないので、常に具体的にイメージを持ち続けることが大切です。
さらに、その仕事を受注することがあなたの願望の実現につながっていることを伝えることで、説得力を高めることができます。
ひと口に自己紹介と言っても色々な方法がある
自己紹介には、色々な方法があります。
ここでは3つの方法を紹介します。
- 対面
- 職務経歴書
- ブログ・SNS
対面(Face to Face)
自己紹介をする場合には、対面で行う場合とオンライン上で話す場合の2つのパターンがあります。オンライン上で話す場合は、インターネット環境の整った場所を選ぶことが重要です。
なぜなら、面談中に画面が固まってしまったり、途切れてしまったりすると、話が中断されてしまう可能性があるからです。動揺してしまい受注のチャンスを逃すこともありますので、注意が必要です。
職務経歴書(または履歴書)
職務経歴書や履歴書の自己PR欄に記入し、自己紹介するパターンです。特徴は決められた文字数で伝えなければいけないことです。
200字前後の場合もあれば、500文字以上と長い場合もあります。相手が興味をもつ内容を盛り込めるかがポイントです。
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ブログ・SNS
ブログ上での自己紹介は、営業せずに新規案件を獲得したい人におすすめの方法です。ブログを見た人が直接仕事を依頼する場合もありますからね。
自己紹介をする際は、定期的にブログを更新することが重要です。放置してしまうと上位ページに表示されにくくなり、閲覧数が減少する可能性があります。
また、問い合わせがあった場合には迅速に対応しましょう。素早く返信できれば、相手からの印象も良くなりますよ。
自己紹介をする時の3つのポイント
最後に自己紹介をする時のポイントを見てみましょう。
相手に分かりやすい言葉で伝える
自己紹介の際は、相手が理解しやすい言葉を使うように心がけましょう。専門用語やカタカナ言葉は相手に伝わりにくいことがあります。
例えば、SEの会社であっても、面談相手が技術に詳しくない可能性もあります。そのため、誰にでも理解しやすい言葉に置き換えながら話すことが重要です。
ただし、簡単な言葉ばかりを使って話すと、あなたの能力が乏しいように映るかもしれません。ですので、言葉選びには注意が必要です。
抑揚をつけてゆっくりと
話す際には、音のトーンやリズムに気を配り、抑揚をつけながらゆっくりと話すことも大切です。
自分がアピールしたいポイントは強調しながら(声量を上げて)話し、相手が聞き取りやすいようにゆっくりと話しましょう。
相手の立場を考えて話すことが重要です。
ただし、相手によっては時間が限られており、急いでいる場合もあります。そのため、話すスピードを調整し、長引かないように注意しましょう。
顔をあげて話す
下を向いて話すと、声が相手に届きにくくなり、何度も聞き直される可能性があります。
それはお互いにとって時間の無駄です。相手に聞き直されないためにも、顔を上げて相手の方を向いて話しましょう。
また、顔を上げて話す際には、にこやかな表情を作り、明るい印象を与えることも忘れずにしましょう。
まとめ
フリーランスの自己紹介について紹介しました。
今回のポイントはこちらです。
①自分のスキルを思う存分アピールできる
②自己紹介の仕方で自分のイメージが決まる
③相手(クライアント)との距離感を縮められる可能性がある
①性格・強み
②スキル
③過去の実績
④プライベートの過ごし方(趣味)
⑤将来の願望
自己紹介によって受注できる確率は変わります。とくに案件の獲得で苦労している人は、自己紹介の仕方について再度考えることをおすすめします。
自己紹介について不安な人はエージェントに相談する手もアリです。ぜひ活用してみてください。
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