・リモートワークを成功させるコツは?
・リモートワークのメリットは?
フリーランスでリモートワークをされている人も多いと思います。または、常駐案件を請け負っており、リモートワークに移行したいと考えているかもしれません。
リモートワークにはたくさんのメリットがありますが、課題もあります。課題への対応方法を知っておかないと、仕事に集中できなくなることもあるでしょう。
そこでこの記事では、フリーランスがリモートワークをする上での課題、成功させるコツ、リモートワークのメリットなどをお伝えしていきます。当記事を参考にして、リモートワークでもしっかりと働けるようにしていきましょう。
フリーランスがリモートワークをする上での5つの課題
フリーランスがリモートワークをする上での課題は、以下の5つです。
①コミュニケーションが不足する
②常駐案件に比べると単価が安い可能性がある
③極度な成果主義に陥りやすい
④プライベートとのメリハリがつけづらい
⑤過労になる可能性もある
①コミュニケーションが不足する
リモートワークになると、常駐案件と比べて、コミュニケーション量が減ります。周りに一緒に働く仲間がいないため、1人で黙々と作業を進めることになるでしょう。
連絡を取り合ったとしても、テキスト上でのコミュニケーションが中心になるため、孤独を感じやすいと言えます。特に一人暮らしのフリーランスの場合は、1日中誰とも話をしないというケースもあるようです。
②常駐案件に比べると単価が安い可能性がある
リモートワーク案件は常駐案件に比べると、単価が安い傾向にあります。また、常駐案件は比較的契約期間も長いため、収入が安定しやすいと言えます。
どれくらいの違いがあるかは、案件によるため一概には言えません。求人サイトやエージェントなどの募集を見てみて、それぞれの単価の相場をある程度把握しておくといいでしょう。
単価を何よりも優先したい人は、リモートワーク案件だけではなく、常駐案件も探すようにしてください。
③極度な成果主義に陥りやすい
リモートワーク案件では、極度な成果主義に陥りやすくなります。要するに、クライアントからの評価が成果によって左右されるということです。
常駐案件であれば、就労態度や社内での評判など、成果とは別の要素も含めて、評価をしてもらえる可能性もあります。リモートワークは、仕事をするプロセスが全くわからないため、成果のみで自分の評価が決まってしまいます。
④プライベートとのメリハリがつけづらい
リモートワークだと、自宅で仕事をすることもあり、プライベートとのメリハリがつけづらくなります。誰にも管理されることがないため、サボろうと思えば、いくらでもサボれてしまいます。
また家には誘惑が多いため、なかなか仕事に集中できないという人もいるでしょう。特に家族がいる人であれば、家族から頼まれごとをしたり、話しかけられたりと、仕事に邪魔が入る可能性が高くなります。
仕事とプライベートの時間をきっちりと分ける、仕事専用の部屋を作る、など対策が必要です。
⑤過労になる可能性もある
リモートワークだと、いくらでもサボることもできますが、逆に働き過ぎてしまう人もいるようです。なぜなら、成果を出すために時間がかかってしまうこともあるためです。
リモートワークの場合、成果に対して報酬が支払われることが多いです。そのため、どれだけ時間がかかったとしてもクライアントの求める成果が出せなければ報酬を得ることはできません。
実力がある人であれば、短時間に成果を出して効率的に働くこともできますが、まだ経験が浅い分野の仕事をするときなどは、長時間働かないといけなくなることも出てくるでしょう。
フリーランスがリモートワークを成功させる5つのコツ
フリーランスがリモートワークを成功させるコツは以下の5つです。
①タイムスケジュールを自分で決めて働く
②仕事に集中できる場所をつくる
③適度な運動を心がける
④相談できる相手を探しておく
⑤むやみに案件を受注しない
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①タイムスケジュールを自分で決めて働く
タイムスケジュールを自分で決めて働くようにしましょう。リモートワークは好きな時間に働けることが多いですが、時間を決めずに働くとダラダラと仕事をしてしまいがちです。
また仕事の時間を決めていないと、生活リズムも崩れやすくなります。そこまで細かく作っておく必要はありませんが、仕事の納期に余裕を持てるように、スケジュールを組むようにしましょう。
②仕事に集中できる場所をつくる
リモートワークは好きな場所で働けることが利点ですが、できる限り仕事に集中できる環境をいくつか作っておくことをおすすめします。毎日違う場所で仕事ができるなら問題ありませんが、他のことに気が散ってしまい、仕事にならないなら本末転倒です。
自分の好きな場所で働こうと思っても、なかなか集中できない場合は、周りも働いている環境に身を置くといいでしょう。例えば、コワーキングスペースに行けば、他の人も働いているため、良い刺激になって仕事も捗るはずです。
どうしても自宅で仕事をしたい場合は、以下の点に注意しましょう。
・家族に仕事をする時間を伝えておく
・スマホは通知をオフにして、手の届かないところに置いておく
・仕事の時間と休憩する時間を事前に決めておく
・音が気になる人は、ヘッドフォンやイヤホンをする
・etc……
家族に協力してもらわないといけないところもありますので、きちんと話し合っておくようにしてください。
③適度な運動を心がける
リモートワーク案件だけを請け負っていると、外に出る機会が減るため、運動不足になりがちです。運動不足になると、心身の健康状態が悪くなりやすく、仕事にも悪影響を及ぼしてしまいます。
とはいえ、やろうと思っても、つい仕事を優先してしまう人が多いと思います。そのため、事前に運動する日にち、時間を決めておき、仕事のスケジュールの中に組み込んでおくようにしましょう。
④相談できる相手を探しておく
何か困ったことがあった時に、気軽に相談できる相手を探しておきましょう。1人で悩みを抱えてしまうと、精神的に辛くなり、フリーランスの仕事を辞めてしまう可能性が高くなるためです。
クライアントの担当者がそのような存在であれば、問題ありませんが、なかなか難しいと思います。フリーランス仲間でもいいですし、同じ業界で働く会社員の知人でもいいので、気軽に連絡できる相手は作っておきましょう。
もし自分で見つけるのが難しい場合には、エージェントを利用するのもひとつの手です。エージェントは案件を紹介してくれるだけでなく、担当者が仕事の相談、キャリアの相談にも乗ってくれますので、ぜひ活用してみてください。
テックビズフリーランスはITフリーランス向けに、案件紹介や業務サポートなどをしているエージェントです。独立経験のあるコンサルタントが親身にサポートしますし、無料で相談できますので、ぜひ一度利用してみてください。
⑤むやみに案件を受注しない
むやみに案件を受注しないようにしましょう。報酬はもちろん、どれだけの工数がかかりそうか、スケジュール的に無理はないか、など様々なことを加味して案件は受注すべきです。
リモートワーク案件になると、働く時間が決まっていないことがほとんどなので、つい無理をしてしまいがちです。あまりに多く受注し過ぎると、過労で体調を崩してしまう恐れもありますので、休日もしっかりと取れるような仕事量にしておきましょう。
フリーランスがリモートワークをする3つのメリット
フリーランスがリモートワークをするメリットは以下の3つです。
①好きな場所で働ける
②通勤時間が必要なくなる
③遠方の仕事も獲得できる
それぞれ見ていきましょう。
①好きな場所で働ける
リモートワークであれば、世界中のどこであっても働くことができます。自宅はもちろん、カフェやコワーキングスペース、旅行先など好きな場所で仕事をしても問題ありません。
自宅で仕事ができれば、家事や子育て、介護をしながら働くことができます。また通勤する必要がなくなるため、満員電車に苦しむこともなくなるでしょう。
②通勤時間が必要なくなる
リモートワークであれば、通勤の必要がなくなるため、通勤時間は減らせます。特に自宅で仕事をする場合は、通勤時間が0になるため、空いた時間を有効活用できます。
睡眠時間を増やしたり、朝食をゆっくりと食べたりでき、朝にゆったりと過ごすことができます。
③遠方の仕事も獲得できる
リモートワークであれば、遠方の仕事も獲得できます。常駐案件の場合は、自宅から通える範囲のものしか獲得できないと思いますが、リモートワークであれば居住地は関係ありません。
例えば、大阪に住んでいても東京の会社の仕事を受けることもできるため、選べる仕事の選択肢がかなり広がります。フリーランスの中には、海外に在住しており、日本の仕事をリモートワークで請け負っている人もいます。
また、言語能力さえあれば、海外の仕事を日本で請け負うことも可能です。
まとめ
①タイムスケジュールを自分で決めて働く
②仕事に集中できる場所をつくる
③適度な運動を心がける
④相談できる相手を探しておく
⑤むやみに案件を受注しない
リモートワークにはたくさんのメリットがありますが、課題も多いです。好きな場所で働ける分、自己管理をしなければいけませんし、コミュニケーションの総量が減るため、相談相手を見つけておく必要があります。
現在リモートワークで働いている人は、当記事で紹介したリモートワークを成功させるコツを1つでも実践してみてください。