・フリーランスが増え続けると言われている理由は?
・フリーランスとして生き残っていくためには?
フリーランスという働き方は今注目を集めており、フリーランスとして働きたいと思われているかもしれません。
ですが、フリーランスとして働く人は増えて続けていて、競争率の高い中で、将来的に生き残れるだろうかと不安に思う部分もありますよね。
この記事では、本当にフリーランスは将来増え続けるのか?フリーランスが増え続けていると言われる理由について解説していきます。また将来的にどうすればフリーランスとして生き残っていけるのかについても紹介しますので、参考にしてください。
フリーランスは将来増え続ける?
内閣官房 日本経済再生総合事務局が2020年2月10日〜3月16日に実施した「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの試算人数は462万人(本業214万人、副業248万人)にのぼるとされています。
しかし、フリーランスには明確な定義がないため、フリーランスの人口は、「どこまでの人をフリーランスとして含めるか」によって変わってきます。そのため、フリーランスは今後も増加傾向にあると紹介されているサイトも多数ありますが、必ずしも将来増えていくとは言えないのが現状です。
ではどうしてフリーランスは将来的に増えていくと言われるのか、その理由を確認していきましょう。
フリーランスが将来増加していくと言われる理由
フリーランスが将来増加していくと言われる理由は以下の3つです。
①社会的に認知度が上がっている
②多様な働き方が認められるようになっている
③個人で働ける場所が増えている
①社会的に認知度が上がっている
社会的にフリーランスという働き方の認知度が上がっていることが、将来フリーランスが増加していくと言われる理由のひとつでしょう。認知度が上がることで、「フリーランスとして働いている人がこんなにも多くいるのか」と感じている人もいるためです。
またフリーランスという働き方がテレビや雑誌などのメディアでも取り上げられていますし、企業のフリーランス活用事例も増えています。フリーランスという働き方が注目されることで、あたかも増えていくと錯覚してしまうこともあるでしょう。
②多様な働き方が認められるようになっている
政府によって多様な働き方が認められるようになっているのもフリーランスが増えていくと言われる所以です。働き方改革により、在宅勤務や副業、フリーランスなどの働き方を認める企業が増えてきています。
それによって、「これからは個の時代だ」「個人で稼げるスキルを身につけるべきだ」とする考え方が広まり、フリーランスが増えていくと予想されていることもあるようです。
③個人で働ける場所が増えている
クラウドソーシングやYoutube、UberEatsなど個人で働ける場所が増えていることも、将来フリーランスが増えていくと言われている原因のひとつでしょう。学生や主婦、退職された方であっても、個人で働けるプラットフォームがたくさんあり、稼いでいる人はたくさんいます。
そういう働き方をしている人が身近にいることで、最近フリーランスが増えていっていると感じる人もいるようです。副業であってもフリーランスとして計測する調査もあるため、結果として増加しているというデータが出ている場合もあります。
フリーランスとして将来的に働いていける?生き残るために大切なこと
実際フリーランスの数が将来増えていくかどうかはわかりませんが、人数が増えてしまうと、「競争率が上がり生き残れないのでは?」と考えるかもしれません。ですが、必ずしもそうとは言えないでしょう。
先述しましたが、フリーランスとして働けるプラットフォームや企業のフリーランス活用事例も増えているためです。ただ安心しきってフリーランスでも大丈夫と安易に考えるのは危険です。
フリーランスとして生き残るために努力をすることは必須と言えるでしょう。ではどのようなことをすればいいのでしょうか。
以下で詳しく説明していきます。
①自己投資を惜しまない
②お金に関する知識を身につけておく
③仕事をもらえる人脈や仕事を獲得できるプラットフォームを見つけておく
順番に見ていきましょう。
①自己投資を惜しまない
まずフリーランスとして生き残るために、自己投資を惜しまないようにしましょう。フリーランスは会社の看板を背負って働くのではなく、自分という看板で働くことになるためです。
経験や実績、スキルなど自分自身が持っているものが仕事を獲得できるか、収入がどれだけもらえるかなどに直結してきます。ですので、自分の価値を高めることをしていかないと、フリーランスとして生き残るのは難しいでしょう。
また闇雲に自己投資をしても、対して仕事の獲得や収入にはつながりません。しっかりと目的を持って、どういったものに投資すれば、どういうリターンが得られそうなのかを考えた上で、自己投資をすることが大切です。
②お金に関する知識を身につけておく
お金に関する知識も身につけておきましょう。フリーランスは、会社員のように税金や保険などの手続きや支払いなどを会社がやってくれるわけではありません。
また収入も不安定になりやすいため、どれだけの収入があって、どれだけの支出があるのかなども把握しておく必要があります。お金の管理が自分でできないと、「収入に対して支出が多すぎて生活できない」「税金の支払い分のお金がない」などフリーランスとして活動するのが難しくなってしまいます。
税金や保険、収入や支出管理など基本的なお金の知識はもちろん、余裕があれば投資など資産運用もしていけるようになると、フリーランスとしてある程度安定して活動できるようになるでしょう。
③仕事をもらえる人脈や仕事を獲得できるプラットフォームを見つけておく
仕事をもらえる人脈や仕事を獲得できるプラットフォームなどを見つけておくようにしましょう。フリーランスの仕事の多くはいつ仕事がなくなるかわからないためです。
ある時期フリーランスとしてある程度安定した収入が得られていたとしても、クライアント都合で仕事量を減らされたり、契約を切られてしまうことはよくあります。仕事をもらえる人脈や仕事を獲得できるプラットフォームがないと、仕事がなく、収入が0になってしまうことも出てくるでしょう。
今の仕事で生活できているからと安心するのではなく、常に今の仕事がなくなったときのことを考え、仕事が獲得できる経路を見つけておくようにしてください。
まとめ
①自己投資を惜しまない
②お金に関する知識を身につけておく
③仕事をもらえる人脈や仕事を獲得できるプラットフォームを見つけておく
フリーランスとして働いている人が増えているかどうかは、フリーランスをどういう定義にするかによって結果が変わってきます。そのため、フリーランスが増えているかどうかは明確に言うことはできません。
とはいえ、社会的にフリーランスの認知度は上がり、注目される働き方になってきていることは事実です。そのため、フリーランスとして働けるプラットフォームは増えていますし、フリーランスを活用する企業も増えています。
フリーランスの人数が増加しても、減少しても将来生き残れるように、自己投資をしたり、お金に関する知識を身につけたり、しっかりと備をしておくようにしましょう。