プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを管理する役割を持ち、IT業界に限らず需要が高い職種です。プロジェクトが無くならない限り、プロジェクトマネージャーは求められ続けるため、将来性が高い職種と言えるでしょう。
この記事では、その根拠と合わせて今後のプロジェクトマネージャー像やキャリアパス、業務内容、求められるスキル、年収などについて解説します。
これからフリーランスエンジニアとして独立をしたいと考えている人は「【決定版】フリーランスになるには?必要な手続きや準備」や「【6ステップ】フリーランスエンジニアになるには?」をぜひ読んでみてください。
フリーランスエンジニアになる前に準備しておくことや必要なスキルから、独立した後の成功の秘訣や案件獲得方法についてまで、独立前に知っておくべきことの全てをまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
プロジェクトマネージャーの業務内容や役割
PMはプロジェクトを動かしていく上で、多くの実務や意思決定を行っていかなければいけません。プロジェクトの規模が大きくなれば、それだけ業務負荷も多くなりますが、PMの判断で進むような業務も多くあるため、PMが業務過多で意思決定遅くなってしまうと、プロジェクトの進行が遅れてしまいます。そのような状況にならないように、PMをサポートして負担を軽減したり、障害を取り除いたりすることでスムーズな進行をサポートするのがPMOの主な役割です。
また、PMのサポートだけではなくプロジェクト全体の管理や調整、関係部門の部門間調整など、プロジェクトを進めるうえで最善の環境を構築していくのもPMOの役割になります。
プロジェクトマネージャーの将来性
フリーランスのPMOは、需要が高く将来性がある職種と言えます。
理由としては、これからも拡大しているエンジニア領域の中でも、プロジェクトの進行管理や間接業務などのヒューマンスキルを必要とするPMOの仕事はAIに代替されず、これからもなくなることはないからです。
また、PMOとして活躍できる高度な人材は少なく、PMOとしてのライバルはそこまで多くないのも現実です。したがって、PMOという職種は人手不足の傾向があり、逆に言うと需要が高いということになります。
なお、記事執筆時点のレバテックフリーランスではPMOの案件は1654件とでした。Javaが9002件、PHPが5728件、Rubyが2230件、Pythonが2818件と各言語のエンジニアと比較するとやや劣るものの、多くの案件が掲載されていることが分かります。
今後も、新たなWebサービスが開発されていくことは予測されるため、PMOとしてのポジションを確立すれば、仕事に困ることはないと言えます。
プロジェクトマネージャーに求められる知識・スキル
プロジェクトマネージャーには、さまざまな知識とスキルが求められます。ここでは、簡単にプロジェクトマネージャーに必要なスキルを解説します。
プロジェクトマネジメントスキル
PMOになるには、マプロジェクトマネジメントの経験を積んでおく必要があります。
当然プロジェクトは、PMが主体となって進めるものの、PMOもプロジェクトの計画時から参画する必要があります。その場合に、プロジェクトマネジメントの経験があるPMOが重宝されます。特に、品質管理、コスト管理、スケジュール管理、リスク管理などの観点で経験やスキルを備えている必要があります。
テクニカルスキル
エンジニアほど専門的な知識を必要とはしませんが、開発案件で採用する技術領域に関する知識や動向が求められます。
また、システム開発手法やテスト技法、品質管理技法などに関する知識も必要となるでしょう。近年では、AIやIoT、セキュリティ、クラウドに関する知識が重要になってきています。
コミュニケーションスキル
フリーランスのPMOになるには、高いコミュニケーション能力が必要になります。
フリーランスのPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)という職種は、クライアントだけでなくPMやその他リーダー、メンバーなど様々なステークホルダーと関わりながら調整や進行をしていくポジションになります。したがって、ハイレベルなコミュニケーション能力や気配り、時にはリーダーシップも要求されます。
プロジェクトマネージャーの年収
PMOは、どのくらい稼げるのでしょうか。
記事執筆時点のフリーランススタートによるデータでは、PMOの平均単価は約80.7万円で、年収にすると約968万円となります。
会社員のPMOの平均年収(求人ボックスより)は約665万円となっており、フリーランスのPMOとは、300万ほど差があることがわかります。
フリーランススタートによる単価相場としては、100万円以上が最も多く、次に60万円台、その次に70万円台の案件が多くフリーランスでも十分に稼ぐことができます。また、最高単価は210万円と実力のあるPMOであればかなりの高単価案件を獲得できることが分かります。
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