「エンジニアの市場価値はどのような要素で決まるの?」「市場価値が高いエンジニアにはどんな特徴がある?」「市場価値が高いエンジニアの職種はどのようなものがあるの?」とエンジニアの市場価値についてさまざまな疑問を抱えているという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「エンジニアの市場価値とは」から「市場価値の高いエンジニアの特徴」「市場価値の高い職種」について解説していきます。
・エンジニアの市場価値とは
・市場価値の高いエンジニアの特徴
・市場価値の高い職種
・エンジニアが市場価値をはかる方法
エンジニアの市場価値とは
エンジニアの市場価値の要素として、実務経験がどのくらいあるのか、需要のあるスキルがあるのかどうかなどが挙げられます。エンジニアは市場価値が高ければ高いほど、高年収を獲得しやすく多くの仕事を獲得できる可能性が高くなります。
また、IT業界は技術の進歩が早く急成長中の業界なので、現在市場価値が高いエンジニアも数年後には今の市場価値を保つことができるとは限りません。常に市場価値の高いエンジニアでいるためにも、IT業界の技術の変動や日々のスキルアップを欠かさずに、市場で求められれている経験やスキルを持ち続ける必要があります。
市場価値の高いエンジニアの特徴
市場価値が高いエンジニアは、需要の高い存在として多くの企業から求められる人材となっております。市場価値の高いエンジニアになることで、高年収を稼ぐことができますし、フリーランスとなっても仕事も獲得しやすくなり常に仕事がひっきりなしに入ってくる状態になるでしょう。
では、市場価値が高いエンジニアはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、市場価値のエンジニアに共有するポイントについて解説していきます。
コミュニケーション能力が高い
柔軟に対応できる
リーダーシップがある
最新のスキルを習得している
マネジメント能力が高い
業務効率を向上させられる
協調性が高い
様々な開発環境での経験が豊富
ユーザー視点が高い
コミュニケーション能力が高い
開発現場では基本的に、複数人のチームで開発を進めていきます。そのため、プロジェクトを円滑に進めていくには、チームメンバーとのスムーズなコミュニケーションをとり、十分な意思疎通をすることが重要になります。チームメンバーとスムーズにコミュニケーションをとることができなければ、プロジェクトを円滑に進めることができず、プロジェクトを遂行させることができなくなってしまうでしょう。
コミュニケーション能力が高ければ、開発現場の中核を担うことができるようになるため、エンジニアとしての市場価値が非常に高くなると言えるでしょう。
柔軟に対応できる
IT業界は、成長が著しい業界なので年々技術の進歩が進んでおります。そのため、現在最新で流行の技術が1年後にはすでに古い技術となっているなんてことはざらにあるでしょう。時代に合わせてニーズが大きく変化していくので、エンジニアもそのニーズに合わせて柔軟に対応する能力が必要になるでしょう。
様々な変化に対応し、臨機応変に時代に対応できるエンジニアは非常に高い市場価値があるエンジニアと言えるでしょう。
最新のスキルを習得している
先ほど紹介したように、IT業界の進歩は著しく、年々進化しています。現在需要がある技術でも、数年後には全く別の技術がトレンドになっているなんてこともあるでしょう。
今身につけた知識やスキルだけを使い続けていると、数年後にはエンジニアとして市場価値が下がってしまうなんてことは十分にあり得ます。そのため、いつまでも需要のあるエンジニアでいるためにも時代の最先端の技術をキャッチアップして、現場で使えるだけのスキルを身につけておくことが重要と言えるでしょう。
リーダーシップがある
プロジェクトは基本的にチームで行うことになりますが、プロジェクトでは作業の効率を向上させるためにも、強い牽引力でチームを統率できる人材が必要になります。また、チームを統率できるリーダーシップを持ったエンジニアになることで、納期を間に合わせることができますし、納品物のクオリティを担保することができます。
そのため、プロジェクトを成功させるためにも、リーダーシップがあるエンジニアは市場価値が高いエンジニアとなるでしょう。
マネジメント能力が高い
開発現場では、チームで開発を行い作業をするメンバーとプロジェクト全体を管理する責任者が必要になります。実際に手を動かすメンバーはたくさんいますが、マネジメント能力が高くプロジェクト全体を管理する責任者を担当することができる人材は、あまり多くありません。
そのため、マネジメント能力が高く、プロジェクト全体を管理できるエンジニアは市場価値が高いと言えるでしょう。
また、マネジメント能力が高いエンジニアであれば、プロジェクトマネージャーなどのマネジメント職へキャリアアップすることもできるでしょう。
業務効率を向上させられる
開発現場では常にリソースが十分あるとは限りません。納期までに時間やリソースが足りず、エンジニアの残業時間が増えてしまい無理をして納期に間に合わせるなんてこともあるでしょう。そのような状態にならないためには、業務効率化をはかることが重要になります。
業務効率化をはかり、納期までに円滑にプロジェクトを進めることができる能力があるエンジニアは非常に高い市場価値をもつエンジニアと言えるでしょう。
協調性が高い
プロジェクト全体をマネジメントするエンジニアは、綿密な打ち合わせを重ねます。社内だけではなく、社外の人と打ち合わせをすることも少なくないでしょう。
たとえば、IT分野でのエンジニアの場合は、プログラムの内容に留まらず、納期や金額、人員などの細やかな設定をする必要があり、業務の幅は広く、関わる人も非常に多いのが特徴でしょう。
常にコミュニケーションを取る必要性があるため、協調性が大切な要素となっており、協調性が高いエンジニアは市場価値が高いエンジニアと言えるでしょう。
様々な開発環境での経験が豊富
企業がエンジニアを採用する際に、どのようなスキルがあるのかと同時に、今までどのような開発経験があるのかにも大きく注目されます。
様々な開発規模やプロジェクトを経験したことがあれば、企業としてもスキルがあると感じることができますし、プロジェクトに参画した時に臨機応変に対応をしてくれる可能性がが上がるでしょう。
採用する側から評価を得るためにも様々な開発環境での経験は重要になります。
ユーザー視点が高い
ITサービスやWebサービスを開発する際に重要なこととして、サービスを利用するユーザーの視点に立つことが挙げられます。ユーザー視点に立つことができれば、ただただ依頼されたものを完成させるだけではなく、質の高い納品物を作成できる可能性が高まるでしょう。
ユーザーから求められるものを作成できるエンジニアは市場価値が高いエンジニアと言えるでしょう。
市場価値の高いエンジニアの職種
エンジニアにはさまざまな職種が存在しますが、特に市場価値が高いと言われている職種が存在します。そういった市場価値の高いエンジニア職へのキャリアチェンジを実現することで、需要の高いエンジニアとして活躍することも可能になるでしょう。
ここでは、市場価値が高い傾向にあるエンジニアの職種を紹介していきます。
AIエンジニア
セキュリティエンジニア
ブロックチェーンエンジニア
クラウドエンジニア
データサイエンティスト
AIエンジニア
AIはArtifical Intelligence(人工知能)の頭文字からとった言葉で、コンピューターが自律的に動作をしたり、経験値からパフォーマンスを向上させたりする能力を有します。
AIエンジニアはAIの能力を新たに開発したり、既にある能力を実装したりします。昨今はAIの開発が急速に進んでおり、AI市場もそれに合わせて急拡大しているので、今後の市場の将来性からも有望な職種です。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティに特化したエンジニアです。セキュリティを配慮したシステム設計やセキュリティ機器の選定などを行い、サイバー攻撃やセキュリティインシデントなどから情報資産を守る役割を持ちます。
近年では、巧妙なサイバー犯罪や情報セキュリティインシデントも増加しつつあるため、高い専門性を持ったセキュリティエンジニアは市場価値が高いエンジニア職だと言えるでしょう。
ブロックチェーンエンジニア
旧Facebook社の社名変更を皮切りに、メタバースやNFT、Web3.0といったワードを耳にすることが増えました。ブロックチェーン技術はこの世界観を構築する根幹の技術であり、暗号資産にも用いられている技術です。
まだまだ市場に多く出回っているとは言えないブロックチェーン技術を用いたプロダクトは、今後も増えていくことが予想されます。ブロックチェーンに精通したエンジニアは引く手数多と言えるでしょう。
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアとは、クラウド上でのシステム設計や構築、運用などを行うエンジニアです。近年ではAWSなどのクラウドサービスやクラウドテクノロジーへの注目が集まっており、クラウドエンジニアの市場価値も高まっています。
クラウドエンジニアはクラウド分野に特化したインフラエンジニアであるため、インフラエンジニアからキャリアアップするケースも多いです。高度なスキルを持ったクラウドエンジニアには、今後の将来性も期待できるでしょう。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、データ分析によって課題解決を行うエンジニアです。ビッグデータの収集や整理、分析を行うことで、ビジネスの意思決定のサポートを行います。
また、データサイエンティストにはデータ分析のスキルだけでなく、その結果から得た知見をビジネスに活用するスキルも求められます。
近年ではさまざまな分野でビッグデータが活用されるようになっているため、データサイエンティストも市場価値が高いエンジニアだと言えるでしょう。
自分の市場価値をはかる方法
ここまでエンジニアの市場価値について解説してきましたが、自分の市場価値を調べるにはどのようにすれば良いのでしょうか。ここでは最後に、自分の市場価値を調べる方法を紹介します。
診断ツールの活用
市場価値を算出できる診断ツールがインターネットにはたくさん公開されています。
どのツールでも、学歴、経験した職種や業界、身に付けているスキル、経験年数によって、市場価値を判断しています。このような情報を入力することで、データベースからあなたと似たスキルや経歴を持つ人がどのくらいの年収を得ていたのかという情報を取り出して比較することで、市場価値を算出するというものです。登録しなくても市場価値診断ツールを利用できるウェブサイトは複数ありますので、試してみてはいかがでしょうか。
エージェントに相談をする
エージェントを利用することで、最新の転職市場でのトレンドを反映した自分の市場価値を調べることができます。
エージェントには多くのエンジニアの情報が蓄積されています。さらにエージェントのキャリアカウンセラーに相談すれば、現在のスキルや実績から、どの程度年収が貰える企業へ転職ができるのかといった情報を得ることもできるでしょう。
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