自己紹介で何を言えばいいのか。人事のプロが話す「相手に“良い印象”を与えるコツ」とは?

面談などで好印象につながりやすい「自己紹介」について、テックビズのコーポレート統括部 HRチームで働く人事のプロ・山下佑太さんは、採用側の目線で以下のようなコメントをしています。
Q. これまで人事のプロとして、たくさんの方の自己紹介を見てきたと思うのですが、どういったものが「良い自己紹介」として印象に残っているでしょうか?特徴や傾向などありましたら伺いたいです。
山下さん:「良い自己紹介」というのは、いろいろな定義があると思うのですが、ざっくりソフトとハードに分けてお伝えしますね。
まずソフトの部分でいえば、「印象が良い」という点になります。
これは、髪の毛やヒゲがちゃんと整っているかどうかだったり、オンラインでの面接・面談なら「電波がいい」みたいなところも含まれます。
基礎的な部分かもしれませんが、そこがちゃんとできてるとやはり第一印象が良いですよね。
ハードの部分でいうと、自己紹介時に「面接官や採用担当者が聞きたいことをちゃんと話せている」という点です。
たとえば、マーケティング・カスタマーサクセス・営業の経験のある方が“営業ポジション”の採用面談で、自己紹介をお願いしたとします。
このときに「1社目はマーケティングでこんなことをやって、2社目はカスタマーサクセスでこんな評価をされて、3社目で営業やって…」のような、つらつらとこれまでの経歴を全部話すような自己紹介はあまりおすすめできないと思います。
このケースの場合、面接官や採用担当者が聞きたいのは“営業ポジション”に関する話なので……。
「今回の求人のポジションであれば、3社目の営業の時の経験かなと思うのですが、そこでは具体的にこんなことをやっていました」のように、端的に伝えられる方ですと「良い自己紹介だな」と感じやすいです。
面談での自己紹介はとくにいえることですが、相手が必要としてないところを話しても、それは刺さりにくくなってしまうかなと。
自分の見せ方や、相手が何を知りたいのかを理解していると、自己紹介においてもやはりポジティブに働きやすいと思います。
Q. 面談などの場において、自己紹介が苦手だというフリーランスは一定数いると思います。自己紹介で「私はこんな人です」と端的に分かりやすく伝えるコツや例などありましたら、ぜひ教えていただきたいです。
山下さん:それで言うと、分かりやすいようシンプルに自己紹介を「サマリー的に伝える」ですかね。
というのも、限られた“少ない時間”の中で、自分のことをすべて話すって難しいじゃないですか。だけど、サマリー的に話すことで、相手に「気になるな」と思わせることはできると思うんですよね。
たとえば僕がサマリー的に自己紹介をするなら、仕事の部分に関しては、
「前職では人事をやっていて、中途採用で年間30名ほど採用してきました。チャネルは複数使ったのですが、その中でもいくつか工夫した点があるので、ぜひそのあたりをお話しできたらと思います」のようにまとめると思います。
お伝えしたのはあくまで一例になるのですが、“話の切り口”になる自己紹介ができる人は印象よく感じてもらいやすいですね。
ダラダラした自己紹介は避けたほうがいいので、基本のかたちとして覚えておいていただくと良いと思います。
Q. なるほど。前述したことに加えて、人事のプロから見た「自己紹介がより良くなるポイント」や、伝えておきたいコメントなどありましたら最後にいただけますでしょうか。
山下さん:理想を言うと、面接官や採用担当者に応じて、自己紹介のスタイルを合わせられるとよいですよね。
「ソーシャルスタイル理論」という考え方がありまして、これは簡単にいうと“人のコミュニケーションの仕方”を4つに分けたものです。
これを踏まえて、「必要なことだけ聞きたい」のようなタイプなのか、「趣味や人とナリも知りたい」のようなタイプなのかなど、相手の温度感に合わせた自己紹介を心がけるとよいのかなと。冒頭の1~2分で相手のタイプを見抜く必要がありますが、できるようになるとプラスに働くと思います。
ちなみにソーシャルスタイル理論では、“相手と真逆のタイプは相性的に合いづらい”といわれています。
“誠実さ”のようなベースになる部分は欠かさないようにしつつ、“相手に合わない自己紹介”はなるべく回避していただければと思います。
それから余談ですが、履歴書の自己PR・自己紹介欄には一応目を通してます(笑)。
ただ、そこに良いことが書いてあるからといって、面談時に加点になることはあまりないと思います。
選考側の予備知識として扱われるかたちになりますが、変な内容だと印象が悪くなる場合もあるので注意です。
自己紹介で「何を言えばいいのか…」と迷わず、きちんと伝えておきたいこと

クライアントや採用担当者は、以下のようなポイントにも注目しています。
●スキルや実績がどれだけ案件とマッチしているか
●キャラクターや性格が自社とカルチャーマッチするか
●組織内できちんと活躍できるか、周りとの親和性やポジティブな影響はあるか
ここでは自己紹介において、忘れずに伝えておきたい点をご紹介します。
自己紹介で迷わずに伝えておきたいこと①:スキル
スキルのアピールは極めて重要です。
案件にマッチするスキルを持っていることを伝えられたならば、案件の受注できる確率も自ずと高まります。
基本的には、仕事に直接関連するスキルを中心にアピールするようにしましょう。それ以外のスキルは、案件の内容や場の空気に応じて軽くアピールする程度に留めておくとよいかもしれません。
また、「社交性」や「コミュニケーション能力」といったスキルも見られていると考えておきましょう。
自己紹介で迷わずに伝えておきたいこと②:過去の実績
過去の実績について話すことも重要です。案件名だけでなく、作業内容についても話すようにしましょう。
自身が携わった案件や業務経験をきちんと説明し、クライアントや採用担当者に親和性を感じてもらえるようにしましょう。
自己紹介で迷わずに伝えておきたいこと③:今後のキャリアの展望
「海外でソフトウェアの企業を設立したい」といった今後の展望を伝えるのもよいでしょう。
それが案件とシナジーがあるものなら、受注や案件参画の可能性が高まるかもしれません。
ただし、浅い展望では相手にかえってマイナスの印象を与えてしまうことがあります。
具体的にイメージを持って「その仕事を受注することにより、今後のキャリアの実現につながる」ことを伝えるようにしましょう。
「自己紹介で何を言うか」の前に、気をつけたいポイント3つ
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1. 相手に分かりやすい言葉で伝える
自己紹介の際は、相手が理解しやすい言葉を使うように心がけましょう。専門用語やカタカナ言葉は相手に伝わりにくいことがあります。
例えば、SEの会社であっても、面談相手が技術に詳しくない可能性もあります。そのため、誰にでも理解しやすい言葉に置き換えながら話すことが重要です。
2. 相手が聞き取りやすいように話す
話す際には、相手が聞き取りやすいように話すことを心がけましょう。
どう話したらよいか迷うようなら、音のトーンやリズムに気を配りつつ、ゆっくり話す練習から始めてみるとよいかもしれません。
3. 顔をあげて話す
下を向いて話すと、声が相手に届きにくくなり、何度も聞き直される可能性があります。うつむきがちで話すと、良い印象を持ってもらいづらくなります。
顔を上げて話す際には、にこやかな表情を作り、ポジティブな印象を与えることを忘れないようにしましょう。
「自己紹介で何を言えばいいのか」問題。大切なのは、相手と“より良い時間”を作るための整理
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自己紹介次第で、相手に与える印象は大きく変わります。
良いイメージを持ってもらえるか・悪いイメージを与えてしまうかで、その後の仕事に影響が出ることもあるので、ある程度の緊張感を持って話すようにしましょう。
また、自己紹介を適切に行うことで、採用担当者やクライアントと距離を縮められることもあります。
自己紹介を経たコミュニケーションの中で、出身地・出身学校・生い立ち・趣味などの共通点から親しみや理解が深まり、面談や話し合いの空気が和らぐケースも少なくありません。
そのため、相手とよいコミュニケーションが取れる時間になるように、「自己紹介で何を言うか」をあらかじめ整理しておくのがおすすめです。
とはいえ、「ちゃんとした自己紹介を考えるのなんて大学での就活以来かも」「インターネットの例文を見たけど、自分に落とし込めるかや上手く話せるかが不安」という方もいると思います。
そんなときは、優秀なエージェントに相談をし、自己紹介の悩みを打ち明けてみるのもよいかもしれません。
テックビズでは、キャリア相談を行っています。今後のキャリアや案件探しについてはもちろん、面談での自己紹介についてを相談することも可能です。
なお、お問い合わせ・ご相談は無料です。
「自己紹介って何を言えばいいか分からないから苦手。だから一歩踏み出せてないのかも」と思った方は、この機会に相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
【※記事監修:山下佑太(テックビズ コーポレート統括部 HRチーム)】








