インフラエンジニアにおすすめの資格15選|資格を取得するメリットも合わせて紹介

近年、労働環境の変化に伴い会社に所属することなくフリーランスで自由に働きたいと考えている方も増えてきています。
IT関連の仕事においては人材不足の影響もあり、フリーランスに対する需要は高まってきているため、フリーランスを目指すのであればチャンスは大きいでしょう。

フリーランスを目指すインフラエンジニアの方の中には、インフラエンジニアにおすすめの資格を取得したいと考える方もいるのではないでしょうか。ただ、具体的に取得するべき資格が分からない方もいるでしょう。

そこで、今回は「インフラエンジニアにおすすめの資格15選」から「インフラエンジニアの種類」「インフラエンジニアが資格を取得するメリット」などインフラエンジニアにおすすめの資格について解説していきます。

インフラエンジニアに関する資格を取りたいけれど取得するべき資格が分からない方はこの記事を最後まで読んで、ぜひ参考にしてください。

  • インフラエンジニアになるために必要な資格はある?
  • インフラエンジニアの種類
  • インフラエンジニアにおすすめの資格15選|資格を取得するメリットも合わせて紹介
  • インフラエンジニアにおすすめのベンダー資格9選
  • インフラエンジニアが資格を取得するメリット
  • 資格以外に必要なスキル

これからフリーランスのインフラエンジニアとして独立をしたいと考えている人は「【決定版】フリーランスになるには?必要な手続きや準備」や「【6ステップ】フリーランスエンジニアになるには?」をぜひ読んでみてください。

フリーランスエンジニアになる前に準備しておくことや必要なスキルから、独立した後の成功の秘訣や案件獲得方法についてまで、独立前に知っておくべきことの全てをまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

インフラエンジニアになるために必要な資格はある?

インフラエンジニアを名乗るのに資格は必要ありません。実務経験を十分に積んでいるのであれば、資格がなくてもインフラエンジニアとして働くことは可能です。

一方で、未経験、あるいは経験の浅いうちからインフラエンジニアとして活躍したい場合には、資格は有力な武器になります。例えば、LinuxやWindowsなどのオペレーティングシステムに関する資格や、ネットワークに関する資格、セキュリティに関する資格を持っていることで、自分自身のスキルアップにつながるだけでなく、求人の際にアピールポイントにすることができるでしょう。

インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアと一言でいってもその役割は様々ですが、大きくサーバーエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニアの3つに分かれます。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバーの設計・構築・運用・保守を担当します。具体的には、OSやミドルウェアの設定、ネットワーク設定、セキュリティ対策、監視、トラブルシューティングなどが主な業務となります。

DBエンジニア

DBエンジニアは、データベースの設計・構築・運用・保守を担当します。具体的には、データベースの設計、SQLのチューニング、障害対応、バックアップ・リカバリなどが主な業務となります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計・構築・運用・保守を担当します。具体的には、ネットワークの構成、ルーティング、ファイアウォール設定、セキュリティ対策、トラブルシューティングなどが主な業務となります。

インフラエンジニアにおすすめの国家資格6選

インフラエンジニアの資格は国家資格とベンダー資格に分けられますが、まずは国家資格から紹介していきます。

国家資格は公的に認定された資格で、それぞれの分野において高いレベルの知識・技能を有することを証明するものなので、求人の際には資格保持者優遇の採用条件として提示されることもあります。

資格取得にはそれぞれ異なる試験や講習などが必要であり、資格取得には時間や労力が必要ですが、スキルアップやキャリアアップにつながることから、多くのインフラエンジニアにとって魅力的な資格となっています。

ITパスポート

ITパスポートは、エンジニアだけでなくIT業界に携わる方であれば取っておいて損はない資格です。

比較的取得しやすい資格で、未経験者にもおすすめなので、これからインフラエンジニアを目指したい方はまずはITパスポートを取得するのがよいでしょう。

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)は、情報処理分野における基本的な知識・技能を有することを証明するための資格です。コンピュータの基礎知識、プログラミング、ネットワーク、データベースなどの基本的な知識が求められます。ITパスポートよりも難易度が高く、エンジニアとしてのキャリアアップにつながる資格として有名です。

応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験(AP)は、情報処理分野における応用的な知識・技能を有することを証明するための資格です。基本情報技術者試験(FE)よりも上級の資格で、業務システムやアプリケーション開発、ネットワークの設計・構築・運用など、より高度な知識や技能が求められます。AP資格を取得することで、エンジニアとしてのスキルアップやキャリアアップにつながるとされています。

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークスペシャリスト試験(NW)は、ネットワーク技術に関する知識・技能を有することを証明するための資格です。ネットワークの設計・構築・運用に必要な技術やツール、プロトコルなどが求められます。ネットワークエンジニアとしてのスキルアップやキャリアアップを目指す人に適した資格とされています。

データベーススペシャリスト試験(DB)

データベーススペシャリスト試験(DB)は、データベースに関する知識・技能を有することを証明するための資格です。データベースの基礎的な知識に加え、データベースの設計・構築・運用に必要な技術やツール、データベース管理システム(DBMS)などが求められます。データベースエンジニアとしてのスキルアップやキャリアアップを目指す人に適した資格とされています。

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティのプロフェッショナル資格の1つで、情報システムのセキュリティ対策に関する支援を行うことができる人材を認定する資格です。

情報セキュリティに関する基礎的な知識や技術に加え、セキュリティ対策の計画・運用・監視・改善などに関する実務的な知識が求められます。情報セキュリティの専門家としてのキャリアアップや、セキュリティ対策の推進を担う人材としての需要が高まっていることから、注目を集める資格となっています。

インフラエンジニアにおすすめのベンダー資格9選

続いて、インフラエンジニアにおすすめのベンダー資格を紹介します。ベンダー資格はIT企業が提供する技術認定試験であり、企業の製品・サービスに関する深い知識と技術を有することを証明するものです。

ベンダー資格は、一般的に広く認知され高い信頼性を持っているため、インフラエンジニアの方も積極的に取得することをおすすめします。

Linux技術者認定試験(LPIC/LinuC)

Linux技術者認定試験は、Linuxに関する知識や技能を証明するための資格試験です。LPIC(Linux Professional Institute Certification)やLinuC(Linux Users and Administrators Certification)など、複数の試験機関が存在します。

LinuxはWebサーバーやアプリケーションサーバー、データベースサーバーなど、多くの場面で使用されているため、Webエンジニアにとっては非常に重要なスキルといえます。

LPICやLinuCでは、Linuxの基本的なコマンド操作やシステムの設定、ネットワークの設定、セキュリティ対策など、幅広い技能が評価されるため、認定資格を取得することでLinuxに関する深い知識を身につけたことを証明することができるでしょう。さらに、転職や就職の際には、Linuxを扱う業務を希望する企業からの評価が高まるため、有利に働くことがあります。

 

ORACLE MASTER(オラクルマスター)

ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、オラクル製品の専門的な知識を有することを証明するための資格です。Oracle DatabaseやJavaなど、オラクルの主要製品に関する技術知識を有することが求められます。

Cisco Certified Network Associate(CCNA) /Cisco Certified Network Professional(CCNP)

Cisco Certified Network Associate(CCNA)およびCisco Certified Network Professional(CCNP)は、Cisco製品に関する知識とスキルを証明するための資格です。CCNAは、ネットワークの基本的な知識やルーティング、スイッチングなどに関する技術を有し、CCNPは、ネットワークの設計や実装、トラブルシューティングなどの高度な技術を有することを証明するものです。

シスコ技術者認定CCIE

シスコ技術者認定CCIEは、シスコシステムズが認定するネットワークエンジニアの最高峰とされる資格です。CCIE認定は、シスコシステムズのネットワーク機器を設計、構築、運用する上で必要な高度な知識と技能を持つことを証明するものです。

CCIE認定を取得するには、実践的な試験であるラボ試験に合格する必要があります。ラボ試験は、シスコの機器を使用して複雑なネットワークを構築・運用することを要求されます。CCIE認定を持つことは、ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップや、高い評価や報酬を得ることができることから、多くのネットワークエンジニアにとって目標となっています。

AWS認定資格(AWS Certification )

AWS認定資格は、Amazon Web Services(AWS)に特化した資格で、クラウドコンピューティングの分野で高い技能を持っていることを証明するものです。AWSは世界最大のクラウドプロバイダーの1つであり、AWS認定資格は、システムエンジニアにとって非常に有用なスキルを証明するものです。

AWS認定資格には、AWSクラウドプラクティショナー、AWSソリューションアーキテクト、AWS開発者、AWSデータエンジニア、AWSセキュリティスペシャリスト、AWSアドバンストネットワーキング、AWSマシンラーニングがあります。

CompTIA Cloud+

CompTIA Cloud+は、クラウドコンピューティングに関するスキルと知識を評価する認定資格です。この認定は、クラウド技術の基礎的な知識から、実践的なクラウドソリューションの設計、構築、管理に必要なスキルをカバーしています。この認定を取得することで、クラウドコンピューティングに関する深い理解を持ち、クラウド環境でのキャリアアップが可能になります。

Docker認定試験(DCA)

Docker認定試験(DCA)は、コンテナ仮想化技術であるDockerのスキルと知識を認定する資格です。Dockerは、アプリケーションのデプロイや開発、テストなどに使用されるコンテナ仮想化技術であり、近年注目を集めています。

DCAは、Dockerを使用したアプリケーションの構築や運用に必要なスキルを認定することで、Dockerエンジニアとしてのキャリアアップに役立ちます。

インフラエンジニアが資格を取得するメリット

インフラエンジニアは、企業のITインフラストラクチャーを支える重要な役割を担っています。資格取得には、インフラエンジニアが業務を行う上でのスキルアップや専門的な知識を習得することができます。以下に、インフラエンジニアが資格を取得するメリットを4つ紹介します。

転職時に有利になる

インフラエンジニアとしてのスキルや能力を証明することができる資格を持っていると、転職時に有利になる可能性があります。特に、資格を持っている人を優遇して採用している企業もあるため、資格を持っていることで選考のハードルを下げることができます。

資格手当がもらえる可能性がある

企業によっては、資格を持っている社員に対して資格手当を支給する場合があります。これは、資格を取得することで企業にとって有益なスキルや知識を習得した社員に対して、報酬として支払うものです。資格の取得には費用がかかるケースが多いですが、資格手当がもらえる場合は補うことができるでしょう。

業務では学べない知識が身につく

業務で使用する技術や知識以外に、資格取得の過程で新しい知識やスキルを身に付けることができます。資格取得は、業務での成果やキャリアアップにもつながるため、日々の業務に役立つことが多いでしょう。

スキルの証明ができる

資格取得はスキルの証明にもなります。取得した資格は履歴書や職務経歴書に記載することができ、資格を持っていることで自身のスキルをアピールすることができます。また、取得した資格は社内や社外での評価にも影響を与えることがあるため、スキルアップにもつながります。

資格以外に必要なスキル

インフラエンジニアには資格以外に必要なスキルもあるでしょう。ここでは、インフラエンジニアが身につけるべきスキルについて説明しますのでぜひ参考にしてください。

セキュリティ管理スキル

インフラエンジニアには、セキュリティの専門的知識や技術を持ち、情報セキュリティに関する課題を把握し適切な対策を実施する能力が必要です。具体的には、情報資産の分類・評価、リスクアセスメント、セキュリティポリシーの策定、セキュリティ監査、脆弱性診断、セキュリティインシデント対応などが含まれます。

クラウドスキル

インフラエンジニアには、クラウドに対する知識とスキルが必要です。クラウドに移行する場合は、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどのクラウドサービスを熟知している必要があります。また、クラウドネイティブアーキテクチャーの理解、デプロイメント、運用管理に必要なスキルも求められます。

サーバー/ネットワークスキル

さらに、サーバーとネットワークの構築、運用、保守のための技術も必要です。仮想化技術やストレージ技術、Linux、Windows ServerなどのOSの知識も蓄えるようにしましょう。また、ネットワークインフラストラクチャの設計、構築、監視、保守に必要なスキルも必要になってくるでしょう。

設計スキル

そして、特定の課題に対して設計提案を行うことができるだけでなく、それを実際に運用するための設計書やドキュメントの作成ができる必要があります。これには、業務フローの理解、データの可視化、ソフトウェア開発プロセスの知識などが必要となります。

まとめ

このページでは、「インフラエンジニアにおすすめの資格16選」から「インフラエンジニアの種類」「初心者におすすめの資格」「インフラエンジニアが資格を取得するメリット」などインフラエンジニアにおすすめの資格について解説しました。

それぞれの資格の違いを踏まえて、自分に合った資格を取得することが大切です。

このページの情報を参考にインフラエンジニアとしてのキャリアを充実させていきましょう!

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