・フリーランスのITエンジニアが資格を持つとどんなメリットがある?
・どんな資格を持っているとフリーランスのITエンジニアとして役に立つ?
フリーランスのITエンジニアとして活動する上で、資格を取得した方がいいかなと思われていませんか?資格を取得すれば案件が獲得しやすくなり、フリーランスとして活動しやすくなるはずだと思われているかもしません。
とはいえ、ITエンジニアに関する資格は様々なものがあり、どのような資格を取得すればいいか悩ましいですよね。
この記事ではそもそもフリーランスのITエンジニアに資格は必要なのかをお伝えした後、ITエンジニアに関する資格を10個お伝えしていきます。
当記事を参考に、自分に合った資格を見つけ、資格取得に向け一歩踏み出せるようにしましょう。
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- 1 フリーランスのITエンジニアになるのに資格はなくてもいい!
- 2 フリーランスのITエンジニアにおすすめの資格10選
- 2.1 ①IT全般に関する知識を身につけたいなら「基本情報技術者」
- 2.2 ②IT全般に関する知識をさらに深めたいなら「応用情報技術者」
- 2.3 ③情報セキュリティのプロを目指すなら「情報処理安全確保支援士試験」
- 2.4 ④IT技術を用いて企業戦略の提案、実行などもしたいなら「ITストラテジスト」
- 2.5 ⑤ネットワークのプロとして活躍したいなら「シスコ技術者認定」
- 2.6 ⑥Linuxのスキルを高めたいなら「LinuC」
- 2.7 ⑦ITサービスのマネジメントスキルを上げたいなら「ITILファンデーション」
- 2.8 ⑧Oracle社のデータベース操作スキルをマスターしたいなら「Oracle MASTER」
- 2.9 ⑨AWSのプロとして働きたいなら「AWS認定資格」
- 2.10 ⑩プロジェクト管理に関するマネージメントスキルを高めたいなら「PMP」
- 3 まとめ
フリーランスのITエンジニアになるのに資格はなくてもいい!
フリーランスのITエンジニアになるために必要な資格はありません。資格を持っていなくても、フリーランスとしてITエンジニアで働けます。
実際多くのフリーランスのITエンジニアが資格なしで仕事をしていて、資格よりも実績が重視される世界と言えるでしょう。自分にどんなスキルがあるか、スキルを活用してどのようなことができるのかを証明できる実績があれば、資格がなくても案件を継続的に獲得できます。
とはいえ資格を取得することで、より多くの案件を獲得できるようになる場合もあります。特にフリーランスになりたてのITエンジニアで実績が少ない状態であれば、資格がひとつのスキルの証明になり、案件の獲得に繋がるはずです。
資格がないと受注できない高単価案件もある
企業や案件によっては、資格がないと受注できない高単価案件もあります。その場合は資格を持っていることが有利に働くでしょう。
とはいえ、闇雲に資格を取得すればいいわけではありません。企業や案件によって、必要になる資格は異なってくるためです。
そのため、自分はどのような企業に関わりたいのか、どのような案件に関わりたいのかを明確にしておく必要があります。企業や案件で求められている資格を取得できれば、案件獲得の可能性が高まるでしょう。
フリーランスのITエンジニアにおすすめの資格10選
ここからは、フリーランスのITエンジニアにおすすめの資格を10種類紹介します。
①IT全般に関する知識を身につけたいなら「基本情報技術者」
②IT全般に関する知識をさらに深めたいなら「応用情報技術者」
③情報セキュリティのプロを目指すなら「情報処理安全確保支援士試験」
④IT技術を用いて企業戦略の提案、実行などもしたいなら「ITストラテジスト」
⑤ネットワークのプロとして活躍したいなら「シスコ技術者認定」
⑥Linuxのスキルを高めたいなら「Linuc」
⑦ITサービスのマネジメントスキルを上げたいなら「ITILファンデーション」
⑧Oracle社のデータベース操作スキルをマスターしたいなら「Oracle MASTER」
⑨AWSサービスのプロとして働きたいなら「AWS認定資格」
⑩プロジェクト管理に関するマネージメントスキルを高めたいなら「PMP」
①IT全般に関する知識を身につけたいなら「基本情報技術者」
基本情報技術者は、情報処理推進機構(IPA)が実施している国家試験です。ITに関する幅広い知識が求められる試験で、ネットワーク、プログラム、コンピューター、サーバーなどの分野への理解が必要です。
ITエンジニアの登竜門とも呼ばれており、一般企業でも認知度の高い試験で、合格すれば企業から信頼されやすくなるでしょう。
そのため案件獲得のための営業をする際にも大いにアピールできる資格です。令和1年実施分の合格率は25.7%で、難易度は高い試験です。
②IT全般に関する知識をさらに深めたいなら「応用情報技術者」
応用情報技術者は、基本情報技術者のワンランク上の試験です。基本情報技術者よりもさらに幅広い分野への理解が問われる試験内容で、マネジメントや経営戦略などの知識も必要でしょう。
令和1年実施分の合格率だけを見れば、22.3%と基本情報技術者試験とそれほど変わりません。ですが、受験する技術者のレベルが高い中での合格率になりますので、難易度は非常に高いと言えるでしょう。
企業で数年キャリアを積んだエンジニアが受験し合格できるかどうかの資格なので、フリーランスでこの資格を取得すれば、案件獲得のための営業でかなり役に立つはずです。
③情報セキュリティのプロを目指すなら「情報処理安全確保支援士試験」
情報処理安全確保支援士試験も情報処理推進機構(IPA)が実施している検定資格です。平成29年4月新しく創設された国家資格です。
国内で実施されるセキュリティ関連試験の中で最難関とも言われていて、令和1年実施分の合格率は19.1%でした。合格後は国家資格である「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格が与えられます。
情報系では初となる登録制の「士業」なので、情報セキュリティの専門家としてフリーランスで活動できるでしょう。
④IT技術を用いて企業戦略の提案、実行などもしたいなら「ITストラテジスト」
ITストラテジストも情報処理推進機構(IPA)が実施している検定試験です。「高度IT人材」としてのスキルや知識を求められる試験で、ITスキルを活用したビジネスの提案や業務の最適化など、コンサルタントのような仕事に携わりたい人向け資格です。
コードを書くプログラマよりも、顧客の課題や戦略を考えながら設計を行うSE(システムエンジニア)向けの資格と言えるでしょう。
令和1年実施分の合格率は15.4%と難易度はかなり高く、準備を十分にした上で受験するようにしましょう。
⑤ネットワークのプロとして活躍したいなら「シスコ技術者認定」
シスコ技術者認定は、ネットワークシステム業界の中で大規模な企業である「シスコシステムズ社」が実施している試験です。可視化しづらいネットワークエンジニアとしてのスキルを証明できる資格です。
1990年代後半より始まった検定試験で日本でも毎年数万人規模の人が受験している検定試験です。合格率は30%前後と言われていますが、受験者数・合格率ともに非公開となっています。
シスコシステムズ製品は世界中の多くのIT企業で利用されており、資格を持っておくと案件が獲得しやすくなるはずです。
⑥Linuxのスキルを高めたいなら「LinuC」
LinuCは、LPI-JAPANが実施している試験で、Linuxに関する知識やスキルが求められます。クラウドサービスの開発に携わりたい人向けの資格です。
「日本市場に最適化した試験&運用サービス」というスローガンのもと開発された試験なので、試験に合格できれば多くの企業から求められる人材になれるはずです。
試験の種類はLinuCレベル1・2・3の3種類で、レベルが上がるにつれ難易度は上がっていきます。合格率は公表されていませんが、レベル1であればそれほど難易度は高くないようです。
⑦ITサービスのマネジメントスキルを上げたいなら「ITILファンデーション」
ITILファンデーションは、ITILやITサービスマネジメントに関する基本的な知識を幅広く求められる試験です。IT関連のマネジメント業務に携わりたい人向けの資格です。
世界180カ国、25言語で試験を実施しており、国際的な資格で、日本ではPeopleCertによって試験を受験することができます。
試験合格に必要な勉強時間は20時間程度とされており、それほど試験に合格するのは難しくないと言えるでしょう。
⑧Oracle社のデータベース操作スキルをマスターしたいなら「Oracle MASTER」
Oracle MASTERは、Oracle社が提供しているデータベースの操作に関するスキルを測る資格です。データベースを扱う機会が多いエンジニアのスキルアップに役立ちます。
日本でもトップシェアを誇るOracle社の資格ですので、取得できれば多くの企業から求められる人材になれるでしょう。グレードが4段階あり、一番下のグレードから順番に受けていく必要があります。
合格率は非公表ですがデータベースを扱った経験がある方なら、一番下のグレードの試験に合格するのはそれほど難しくないようです。
⑨AWSのプロとして働きたいなら「AWS認定資格」
AWS認定資格は、Amazonが提供するAWSに関する知識を求められる資格です。多くのIT企業でAWSが利用されているため、資格を取得できれば、企業から求められるフリーランスとして活躍できるでしょう。
AWS認定資格は、11個の分野別にそれぞれの資格が用意されています。AWSで無料のオンラインセミナーも実施しているため、試験準備として活用するといいでしょう。
⑩プロジェクト管理に関するマネージメントスキルを高めたいなら「PMP」
PMPは、一般社団法人PMIが実施しているプロジェクトマネジメントの専門家を認定する試験です。IT分野だけではなく、業種や職種を問わず活かせる資格です。
出題分野はプロジェクトの「立上げ・計画・実行・監視コントロール・終結」の5パターンです。ただし受験するには、2つの両方を満たさなければいけません。
・35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講
したがって、ある程度の経験を積んだ人向けの資格と言えます。
まとめ
・資格を取得しなくてもフリーランスのITエンジニアにはなれる
・資格を持っていると案件獲得に有利に働く場合もある
・闇雲に資格を取るのではなく、自分が働きたい分野や案件に応じて取捨選択する
将来のキャリアを明確することで、どの資格を取得すれば良いか見極めやすくなります。自分一人ではキャリアが明確にならない、どの資格を取得しようか迷う場合は「テックビズフリーランス」をご活用ください。
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