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グラフィックデザイナーは食えない・Webデザイナーになるのは難しい…といわれるワケや現実とは?デザインのプロに聞いてみた

【記事概要】

「即戦力人材採用のリアル」は、テックビズで働く“その道のプロ”たちに、即戦力人材採用や業界の実態、成功のヒントをインタビューする企画です。

シリーズを通して、フリーランスとして働く人や目指す人、フリーランスを活用する法人企業にとって、気づきにつながる有益な情報を発信しています。

今回は「デザイナーになるのは難しい?食えない?」をテーマに、デザインのプロ・長谷川裕紀さんにインタビュー。

カッコグラフィックデザイナーは食えない・Webデザイナーになるのは難しい…といわれる現代の業界や市場のリアルを知ることができます。ぜひ最後まで目を通してみてください。

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テックビズでデザイナーの業務を担当する長谷川さんは、アメリカのロサンゼルスの専門学校でグラフィックデザインやWebデザインのスキルを学んだあと、現地でデザインの仕事に従事。その後、日本の会社でインハウスデザイナーとして経験を積み、現在はテックビズにてデザインチームのリーダーを務める“デザインのプロ”です。

これまで多くのデザインの仕事を経験し、現代のデザイン業界のリアルを知る長谷川さんに、「現代のデザイナーに関する実態や現実」について聞きました。

グラフィックデザイナーやWebデザイナーでは「食えない・難しい」という風潮。突破するためには?

グラフィックデザイナーやWebデザイナーでは「食えない・難しい」という風潮。突破するためには?
テックビズのデザイナーチームで働く長谷川裕紀さん

ーー現代のデザイナーのリアルについて伺いたいと思います。デザイナー志望の方は増えていると感じる一方で、実際にデザイナーとして継続的に働けている方は限られているような印象も受けます。実情としてはどのようになっているのか、現代の業界の風潮などについて教えていただけますでしょうか?

長谷川さん:まず前提としてですが、「デザイナー」といっても、いろいろなデザイナーがいます。グラフィックデザイナーやWebデザイナー、さらにそのカテゴリーから細分化していくと、より多くのデザイナーの種類があります。

そのうえで、僕はグラフィックデザイン・Webデザインの両方を業務領域としているのですが、その観点からデザイン業界やIT業界を見たとき感じることがあります。

それは、「ただ単純に“デザインができます”というだけで通用するような時代ではない」ということです。これは、グラフィックデザインにしろ、Webデザインにしろ、ですね。

いってしまえば、「デザインができるのは当たり前」といいますか。

デザインができることに加えて、

・グラフィックデザイナーであれば、デザインの良し悪しの判断・表現の幅・目的や用途に合わせた提案力やアイデア出し

・Webデザイナーであれば、コンセプトに合ったデザインはもちろんのこと、要件整理や情報設計、ユーザビリティーの考慮や体験設計・改善

……などが求められやすいと実感しています。

それから、現代のデザイン業務全般に言えることですが、デザインの依頼をされるときに「作るだけ作ってください」で終わることって殆どないと思います。

そのため、無理難題な依頼が来たときの“できる・できない”の判断だったり、進めるにあたって問題が起きたら意思決定をして代替案を出す……みたいなことも重要だったりします。

なので、手を動かすだけではなく、きちんと“考えること”も、現代のデザイナーには求められると思っています。

ーーいまの実情に関するお話について、より具体的なシーンをお聞きしたいです。たとえば、長谷川さん自身が経験したエピソードなどは何かありますか?

長谷川さん:僕の場合でいえば、デザイナーとしてテックビズに参画したときがまさにそうです。

最初に入ったのは「法人マーケティング」のチームだったので、仕事では単純にデザインを作るだけではなく、アナリティクスなどを見て分析したり、ユーザーの動きを想定したうえで最適な見せ方を設計する……みたいなことが求められました。

その経験からもいえることですが、要件整理や分析などといった“デザインの前後”部分も一貫して担えるようになると、デザインスキル自体も活きますし、より求められるデザイナーになっていくのではないかなと。

これは僕自身、デザインの仕事をしている中で、よく思うことでもありますね。

現代のデザイナーにこそ必要なのは、“場数”と“スキルマッチした募集を探すこと”なのかも

ーーここまで話を聞いて気になるのが、デザイナーの“需要と供給のバランス”です。参画や採用において「デザイナーになりたい人」と「デザイナーを求める会社」がうまく嚙み合っていないような印象もあるのですが、この理由には何があると思いますか?

長谷川さん:それについては、募集を出している会社が“どういうタイプのデザイナーを求めているのか”、という部分が関係している気がします。

ECサイトを運営していたり、アプリ開発をしている会社であれば、WebデザインやUIデザインができるデザイナーを求めると思うので、「グラフィックデザインをやっているから」という理由だけでは採用には至らない可能性が高いと思います。

単刀直入にいえば、「人材を募集している会社が“やってほしい業務”を、応募したデザイナーがちゃんとメイン業務としてできるのか」という点が重要かなと。

ーーなるほど。いうなれば「グラフィックデザイナーだけど仕事を取るためにちょっとはソースコードやコーディングを覚えなきゃ…」のように考えるのではなく、“自分の専門スキルとマッチする会社の募集”を探して応募することが大切ということでしょうか。

長谷川さん:そうですね。たとえば“即戦力を求める企業”が出したWebデザイナーの募集に、グラフィックデザイナーでWebデザインを多少かじっていた方が応募をしてきても、Webデザイン自体の経験年数や場数が少なければ選考では選ばれにくいと思います。

それこそ経験者と初心者では、やはり差は出てきてしまうので。鋭い会社さんであれば「何かブレてない?」みたいな指摘をされる可能性もあります。

そういった面を踏まえると、自分の得意分野や専門スキルはちゃんと深く経験したうえで、「こういうこともできますよ」のようなサブスキルもある……のようなスタイルがよいのかなと個人的には思います。

この場合であれば、メイン業務から別業務が派生したときの対応力もアピールできますし、入社や参画をしたあとは仕事の幅が広がりやすいです。環境によっては重宝されることもあると思います。

ーーまさに、デザイナーにおける“即戦力人材採用のリアル”だなと思いました。ちなみに長谷川さんはグラフィックデザイン・Webデザインをメイン業務とされていると思いますが、仕事の幅を広げるためにいま取り組んでいることなどあれば教えてください。

長谷川さん:テックビズのデザインチームで、Xでのコンテンツ発信に取り組んでいます。

フリーランスの方・フリーランスを目指している方・そしてフリーランス活用を検討している会社さんなど、多くのユーザーに向けて「フリーランスっていいよね」というのを伝えたいと思っています。

デザインチームとしては、テックビズだからこそ伝えられる“フリーランスのポジティブなイメージ”があると思っていて。ユーザーとのコミュニケーションの接点を作れるようにXの運用をしたいと思い、共感コンテンツを考え始めたのがスタートです。

ユーザーのエンゲージメントなども定期的に確認をして、投稿の分析も行うようにしています。投稿内容による反応の変化や、エンゲージメントを獲得するための工夫など、チーム内で議論しながら運用を行っています。

SNSの運用ノウハウの蓄積や、トレンド調査、企画アイデアなどを地道に勉強中なところです。

ゆくゆくは「フリーランスといえばテックビズだよね」と第一想起をしてもらえるように、Xがテックビズの魅力の発信や信頼獲得の場として機能するようなプラットフォームになるように育てていければいいなと思っています。

・現代のデザイナーには、手を動かすことだけではなく、きちんと“考えること”も求められている
・デザインに限らず、要件整理や分析などの“デザインの前後”も一貫して担えるようになると◎
・自分の得意分野や専門スキルを深く経験したうえで、サブスキルもあるようなスタイルがデザイナーにはおすすめ

※テックビズ デザイナーチームは、毎週水曜日19:00に公式Xでコンテンツ発信中。テックビズ公式Xはコチラ。

グラフィックデザイナーやWebデザイナーが「食えない」のは本当か。厚生労働省のデータに注目

グラフィックデザイナーやWebデザイナーが「食えない」のは本当か。厚生労働省のデータに注目

前段では、デザインのプロ・長谷川さんから「ただ単純に“デザインができます”というだけで通用するような時代ではない」といったコメントがありましたが、実はそれを裏付けるようなデータがあります。

ここで注目するのが、厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag(ジョブタグ)」におけるグラフィックデザイナー・Webデザイナーのページです。

それぞれのページ内にある有効求人倍率の項目を見ると、グラフィックデザイナーが0.14、Webデザイナーが0.11と非常に低い数字が記されていることが分かります(※令和7年度・全国・ハローワーク求人統計データ)。

転職の市場において「デザイナーになるのは難しい・食えない」といわれる理由は、“求人倍率の高さ”という要因もあると考えてよさそうです。

また、job tag(ジョブタグ)のグラフィックデザイナーおよびWebデザイナーのページを見ると、最終的にフリーランスになることを選ぶ人も一定数いることが読み取れます。

職業情報提供サイト「job tag(ジョブタグ)」グラフィックデザイナー 厚生労働省

※出典:職業情報提供サイト「job tag(ジョブタグ)」グラフィックデザイナー 厚生労働省

とくにグラフィックデザイナーのページに注目すると、「労働条件の特徴」の項目には“フリーランスの場合も仕事量との兼ね合いで労働時間が不規則になることもある”といった記述もあります。

このことから、「フリーランスのデザイナーになったけど食えない。仕事を取るのが難しい」のような悩みを持つことになった……という現実もあるのかもしれません。

こうした面を踏まえると、前段のインタビューでも話が出た通り、現代のデザイナーには「自分の専門スキルとマッチする会社の募集を探すこと」がいっそう求められているといえそうです。

とはいえ、自力だけでスキルマッチした仕事の募集や案件を探し出すのは、どんな業種でも簡単にできるではありません。「頑張っているけど、もうそろそろ限界かも…」と不安にかられている方もいるのではないでしょうか。

そんなときは、優秀なエージェントに仕事や悩みの相談をしてみるという手がよいかもしれません。

TECHBIZでは、キャリアの相談を行っており、案件の紹介や仕事の相談はもちろんのこと、「今後のキャリアの進め方や学習しておいたほうがよいスキル」などもプロから教えてもらうことができます。

また、フリーランス活用を検討中の企業様であっても相談可能です。

TECHBIZでは、契約支援から導入後のフォローまでを含めたトータルサポートも行っており、初めてフリーランスを活用する法人企業様からも高い評価をいただいています。

即戦力人材を最短即日でご紹介可能であり、高精度マッチングで稼働継続率96%を実現しています。

なお、お問い合わせは無料です。状況がいっそう厳しくになってから「もっと早く相談しておけばよかった…」と後悔するのは、勿体ありません。

まずは“相談”という一歩を踏み出して、現状を変えるキッカケをつかんでみてください!

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TECHBIZ MEDIA編集部

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