テックビズのサービス「MARKETINGBIZ」の責任者を務める堀江さんは、テックビズのマーケティング部のマネージャーとしてさまざまな経験をしたのち、現在のポジションに着いた“マーケティングのプロ”です。
これまでテックビズやMARKETINGBIZにてPDCAを回し、マーケティング領域における分析や改善に取り組んできた堀江さんに、「フリーランスにとってマーケティング力が必要な理由」を聞きました。
マーケティング力がフリーランスに必要になってきた。マーケター以外の職種だとしても
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ーーマーケティング力の重要性を説くYouTubeやSNSでの発信が増えているような気がしています。マーケティング力が重要なワケや、“マーケターではない職種のフリーランスにも、そういったスキルは必要なのか?”という点について、堀江さんの見解を伺いたいです。
堀江さん:マーケティング領域の考え方がなぜ重要かというと、売上につながりやすいから、という点が第一にあります。
できあがったプロダクトを“いかにしてクライアントやユーザーに届けていくか”を考えるとき、マーケティング領域の話は必ず絡んでくるものです。
今後は、時代の流れもあって、現在よりも簡単にモノやサイトを作れる未来が来ると思っています。そのとき、「どのようにしてそれを届けていくか」というところで、マーケティング領域や営業領域の思考が、多くのフリーランスに求められるようになっていくと思います。
ーーマーケティング領域の考え方や視点を持つフリーランスと、持たないフリーランス。世の中にはどちらも一定数いると思いますが、現在のフリーランス市場において、ニーズなどの差はあったりするのでしょうか?
堀江さん:差は生まれ始めていると思っています。
たとえばですが今の市場では、“要件定義ができること”の重要さが高まっていると感じています。エンジニアでいうならば、「こんなユーザーが使うから、こういう機能やインターフェースが必要だ」といった視座ですよね。
そんな“要件定義力”を持つ人や、そういった領域に携わっている人のほうが、現代の事業や市場により求められている傾向があるので、「なぜこれをするのか」「どういう課題が今あるのか」を考えられる能力はすごく重要だなと思います。
僕がそう考える理由としては、さまざまな職種や現場の作業において、AIの置き換えが進んでいるという点にあります。
おそらく今後は、人やAIに対して“どういう依頼をするか”という面がいっそう重要になるので、要件定義などの上流のことを考える能力が非常に大切になると見ています。
ーー今のコメントでいうと、“エンジニアでいうならば~”の視座の話などはとくに、マーケティング領域の考え方ですよね。この流れで気になるのが、“企業は実際にそういった人材を求めているのか”という点です。実際の案件の傾向としてはどうなのでしょうか?
堀江さん:案件の傾向においても、その色は出てきているように感じますね。
広告の案件で言えば、去年くらいまでは“広告を運用できる人”を求める案件を見ることがしばしばありました。
しかしここ最近だと、戦略立案やクライアントへの提案を含めた“アカウントプランナー”のような案件をよく目にします。これはどの業界・どの職種にも似たようなことが起きていて、企業のニーズが“ただ開発や運用をするだけ”じゃなくなってきているという体感があります。
こうした事態の要因にあるのは、ひとえにAIの進化です。業務をする・ただ手を動かすという部分が、どんどん置き換えられるようになってきているので。
実際、大手の会社さんでも、AIを使って内製化を進める企業が増えていたりします。
マーケティング力がないとフリーランスは生き残れなくなる?身につくための第一歩はこれ
ーーここまでの話で、現在の市場のリアルがだいぶ伝わりました。そのうえで、「AIがさらに進化して、マーケティングなどにも広く対応した高性能AIが現れるのでは」といった不安も感じます。もしそういったAIが今後広まっていったとき、フリーランスの仕事は大丈夫なのでしょうか?
堀江さん:それでいうと、そういったAIはすでに出てきているし、より性能が高いものも出てくると思っています。
たとえばマーケティングの領域でいえば、「過去の実績やノウハウをAIに学習させて、疑似的な成果を出す」といったことを簡単にやってのけるような広告代理店が現れるかもしれません。それと同じようなことは他の職種の領域でも、当然起こりうることです。
一方で、経営や事業に関わる意思決定をAIにさせることは、これからも“ない”と思っています。そこには、社内や社外に存在する“人とのコミュニケーション”が発生するので、AIに置き換えるのはかなり難しいだろうなと。
なのでAIがどれだけ成長を続けても、最終的な意思決定や品質の担保においては、今後も人がしなければならないと考えています。
完成したプロダクトを受け取る側も、「AIが作った」もしくは「人が作った」と思って受け取るかで、印象が変わると思うので……AIのアウトプットしたものが当たり前になっていくにつれて、人が“考えて”作ったものが、どんどん輝いていくようになると見据えています。
ーーなるほど。AIが高性能になっていくからこそ、ユーザーや上流のことを考えて作る=マーケティング領域の視野を持って作ることが大切になるのですね。お話しいただいた“マーケティング力”についてですが、どのようにすれば身についていくものなのでしょうか?何かすぐに実践できそうなことはありますか?
堀江さん:まず興味を持つことからかなと。
「自分の作ったものがどういうかたちでユーザーに届いているんだろう?」「どんなふうに貢献しているんだろう?」「どう使われていて、どのように会社の利益につながっているのだろう?」といったことを、頭の片隅で考えられるようになると良いと思います。
そうすることで、「その機能が伸びていて、それをフックにユーザーが集まってきたなら、こういう機能もあるといいよね」「プロダクトの中から、この機能はなくしてもいいかもね」のように、意思決定の部分に絡んでいけるキッカケが生まれていくはずです。
そして結果的にそれが、マーケティング領域の視点を培うことにもつながると考えています。
・マーケティング領域の考え方は、多くのフリーランスに求められつつある。案件にもその傾向が出てきている
・AIによって業務の置き換えが進んでいるため、人が担う意思決定や上流につながる“マーケティング領域の思考”が大切
・マーケティング力は、“興味を持つ”ことで身についていく
※今回のインタビューに答えてくださった堀江さんですが、
2026年6月23日(火)に開催するテックビズのイベントにオンラインで登壇予定です。詳細はコチラから。
マーケティング力がないとフリーランスにとって“きつい時代”が来つつある?
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実は、マーケティング力のある人材のニーズが高まりつつあることを裏付けるようなデータが近年出ています。
それは2025年10月のPRTIMESの配信で紹介された、株式会社LiKGの調査になります。こちらでは、マーケティング部門に所属するビジネスパーソン300名中の210名が「自社にマーケティング人材が不足している」と回答したといいます。

※出典:大企業を含む6割がマーケ人材不足と回答 フリーランス活用の実態調査 株式会社LiKG
※出典元URL(株式会社LiKG):https://likg.co.jp/news/1393/
この210名という数字は、アンケートに回答者の62%にあたります。
また、回答者を従業員規模別に見ても、100名以上の企業の約6割が不足を実感していることが判明したとのこと。リンク元の記事では、この事実を持って“中小企業に限らず大企業においても人材不足が深刻であり、「大規模組織は人材が潤沢」という従来の見方は必ずしも当てはまらない実態が示されました。”とまとめられています。
ご紹介した調査データは主にマーケティング人材についてのものになりますが、エンジニアやデザイナーなどの業種の方にとっても、決して他人事ではない調査結果なのではないでしょうか。
前段で堀江さんも市場の変化についてコメントされていたように、実際にどの業種の求人においても、マーケティング力や上流の思考を持つ人材を求める傾向が現れています。ただ作るだけ・運用だけというスタイルでは、ニーズ的にややきつくなり出している……といって過言ではないのかもしれません。
とくにこれまでフリーランスとして活動してきた方であれば、「自分はこの先も企業や顧客に必要とされる人材でいられるだろうか」「このままの働き方で大丈夫かな」と不安に思う方もいると思います。そんなときは、信頼できるエージェントに相談をし、今後のキャリアをあらためて考えてみるのがおすすめです。
TECHBIZでは、キャリアや案件の相談ができます。「専門分野の仕事でこれまでがんばってきたけど、Webやマーケティングの知識はそんなに多くない。時代の変化についていけるかな?」「特別な資格があるわけじゃないけど、フリーランスデビューを考えている。大丈夫かな」など、胸にある悩みを相談をしてみてはいかがでしょうか。思わぬ解決策が見つかるかもしれません。
また、フリーランス活用を検討中の企業様もぜひご相談ください。
TECHBIZでは、高精度マッチングで継続稼働率97%を実現しており、最短即日で即戦力人材をご紹介しています。
契約支援から導入後のフォローまでを含めたトータルサポートも行っており、初めてフリーランスを活用する法人企業様からも高い評価をいただいています。
いずれも、お問い合わせは無料です。その第一歩が大きなチャンスにつながることがあります。この機会に、思い切って相談をしてみてはいかがでしょうか?








