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フリーランスで仕事がない・生きていけないと感じたら|案件が取れない時期を乗り越えた「筆者の経験」もご紹介

#学び

【記事概要】

フリーランスとして働いていると、「このまま仕事がなくなったらどうしよう」という不安を感じることがあります。毎月の収入が保証されない構造は、会社員にはない種類のプレッシャーです。仕事がない状態が続くと、焦りや将来への不安が一気に膨らむこともあるでしょう。

本記事では、フリーランスが「仕事がない」と感じる原因を整理したうえで、筆者がフリーランス歴10年以上のなかで実際に役立った考え方と対策をお伝えします。

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フリーランスが「仕事がない不安」を感じやすい理由

フリーランスが「仕事がない不安」を感じやすい理由

フリーランスが不安を感じやすい根本的な理由は、会社員との働き方の構造の違いにあります。

会社員は、毎月決まった給料が振り込まれます。仕事が少ない月でも、体調不良で休んだ日があっても、収入がゼロになることは基本的にありません。一方、フリーランスは案件を自分で獲得し、働いた分だけ収入を得る仕組みです。案件が途切れれば、そのまま収入もゼロになります。

こうした収入の不安定さは、データにも表れています。日本労働組合総連合会(連合)が2025年に実施した調査によると、フリーランスの収入への満足度は26.0%にとどまり、不満を持つ人は46.8%と半数近くに達しています。また、近年の物価上昇により「生活が苦しくなった」と答えたフリーランスは45.7%にのぼっています。収入が安定しないなかで物価が上がれば、不安が膨らむのは当然です。

さらに、2024年11月にはフリーランス新法が施行され、取引環境の改善が期待されました。しかし施行から1年が経過した現在も、発注元との交渉力向上を実感しているフリーランスは約3割にとどまっており、構造的な課題は残っています。

フリーランスが「仕事がない状態」になりやすい原因

フリーランスが「仕事がない状態」になりやすい

フリーランスが「仕事がない状態」になりやすいのはどんなときでしょうか。よくある原因を整理すると、以下のようなケースが挙げられます。

  • スキルが市場の需要と合わなくなってきた:エンジニアであれば技術トレンドの変化、ライターやデザイナーであれば求められる専門性の変化などが背景にあります
  • 営業・自己PRの場数が少ない:スキルがあっても、自分の価値を正しく伝える力がなければ案件獲得につながりません
  • 特定のクライアント一社に依存していた:その案件が終わった瞬間に収入がゼロになるリスクがあります

ただ、一つ知っておいてほしいことがあります。フリーランスとして長く活躍している人の多くも、仕事が途切れる経験はしています。「仕事がなくて不安になる」こと自体は、フリーランスとして働くうえで避けられない感覚であり、あなただけが感じているわけではありません

【POINT!】「仕事がない」は、いい案件が来る前触れかもしれない

【POINT!】「仕事がない」は、いい案件が来る前触れかもしれない

筆者はフリーランス歴10年以上のなかで、大きな仕事が突然なくなったり、立て続けに案件が途切れたりする経験を何度もしてきました。最初は当然、不安でした。しかしそのたびに、数週間〜2か月のあいだに新しい仕事が入ってきました。しかも、自分がやりたいと思っていた仕事や、これまでより単価の高い案件であることが多かったのです。

なぜそうなるのか、明確な根拠はありません。ただ、仕事に忙殺されているとき、人は視野が狭くなります。目の前の案件をこなすことで精一杯になり、新しいチャンスに気づけなくなる。仕事に空きが出ることで、そのチャンスがようやく見えてくるのではないか、と感じています。

この経験から、今では「仕事がなくなった=いい案件が来る前触れ」と捉えられるようになりました

もちろん、これはいい仕事をしてきたことが前提です。スキルを磨き、クライアントと誠実に向き合い、信頼される仕事を積み重ねてきたからこそ、次の案件が入ってくる。

いい仕事をしているかどうかを確かめる目安が一つあります。これまで一緒に仕事をした人から「知り合いにライターを探している人がいるんだけど」「別の部署の担当者がお願いしたいことがあって」と、紹介を受けたことがあるかどうかです。紹介が一度でもあったなら、それはあなたの仕事ぶりが信頼されているサインです。仕事に空きが出ても、過度に焦る必要はありません。

仕事がないときは、自分のプロジェクトを育てる時間と捉える

仕事がないときは、自分のプロジェクトを育てる時間と捉える

フリーランスの受託仕事には、構造的な制約があります。納期も作業量も進め方も、基本的にはクライアントのスケジュールに合わせることになります。案件が途切れたとき、その時間をただ「空白」として過ごすのと、「自分のプロジェクトを進める時間」として使うのでは、中長期的に大きな差が生まれます。

自分のプロジェクトとは、クライアントではなく自分のペースで進められるものです。忙しいときは止めてもいい。余裕があるときに集中して進められる。そういう性質のものであれば、内容は問いません。

職種や強みに合ったものを選ぶことが大切です。たとえば以下のようなものが考えられます。

  • プロダクト・ツールの開発:生成AIを活用すれば、エンジニアでなくても実際に動くものを作れます
  • ブログ・SNSでの情報発信:自分の知見を発信することで、長期的に人脈や案件につながることもあります
  • 講師活動:自分のスキルや経験を体系化し、教える形で活かせます
  • コミュニティの運営:同じ職種のフリーランスが集まる場を作ることで、案件の紹介や情報交換が生まれます

すぐに収入につながらなくてもかまいません。長期的に育てていけるプロジェクトを一つ持っておくと、案件が途切れたときの感覚が変わります。「仕事がなくて困った」ではなく「自分のプロジェクトを進められる。ラッキー」と思えるでしょう。受託仕事だけに依存しない収入の柱を持つことは、フリーランスとしての安定にもつながります。

また、案件が途切れて時間ができたときこそ、テックビズでキャリア相談をしてみてもよいかもしれません。

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フリーランスが仕事がないときにやるべきこと

●スキルの棚卸しをする

今自分が持っているスキルが、市場の需要と合っているか確認します。案件が取りにくくなっていると感じるなら、スキルのアップデートを検討する機会です。

  • 今の自分のスキルで、どんな案件が獲得できるか
  • 需要が薄れてきたスキルはないか
  • 新たに身につけるべきスキルはあるか


●収入源を複数持つ準備をする

特定のクライアント一社に依存している場合、その案件が終わった瞬間に収入がゼロになります。リスク分散のために、小規模な案件を並行させたり、紹介ルートを複数持っておくことが、収入の安定に直結します。

●エージェントに登録する

フリーランスエージェントは、案件の紹介だけでなく、単価交渉や契約面のサポートも行います。自分一人で営業するより、案件獲得の効率が上がります。テックビズであれば、キャリア相談を通じて、スキルや希望に合った案件を提案してもらえます。

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鈴木光平

鈴木光平

10年にわたって、フリーライターとして活動。テックビズのライターとしても活動中。主にスタートアップ界隈を中心に起業家や投資家などを取材、記事の執筆などを行ってきました。貴重な話を聞いてきた経験から、少しでも役に立つ情報をお届けします。

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