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自己分析ができない人の特徴…実は環境に原因があるのかも?「自己分析のやり方」に大人や社会人で迷ったら試してほしい方法とは

#学び

【記事概要】

2026年も10月を迎え、TECHBIZ MEDIAのBizTREND+では「自分の見つめ直し」にまつわるテーマをお送りします。10月には下半期がスタートする企業も多いことでしょう。目標を立て直したり、これからのキャリアを考え直したりするこの時期に、「自己分析をやってみようかな」と思った方もいるのではないでしょうか。

ただ、いざ始めようとすると「自分の強みがわからない」「就活で自己PRを書いて以来、やり方も忘れてしまった」と手が止まってしまう人も少なくありません。仕事の経験は積んできたはずなのに、何が強みで何が短所なのか、自分ではうまく言葉にできない。大人の自己分析には、学生時代とは違った難しさがあります。

本記事では「自己分析ができない人の特徴」と「大人の自己分析のやり方」をテーマに、公的データと得た現場の声をもとに、自己分析の目的や方法を整理しました。企業の中だけでは見えにくい強みをどう理解するのか、フリーランスという働き方は自己分析にどう関わるのか。10月のテーマ「自分と向き合う」に沿って、自分を見つめ直すための考え方をまとめています。

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自己分析ができない人の特徴は、会社の物差しでしか自分を測れないこと。仕事の経験を積むほど、強みや短所は自分では理解しにくくなります。大人の自己分析のやり方と、キャリアを見つめ直す方法を解説します。

自己分析ができない人の特徴…実は現在の環境が影響している場合がある?

自己分析ができない人の特徴…実は現在の環境が影響している場合がある?

多くの企業にとって、10月は下半期のスタートです。上司との面談や目標設定を機に、あらためて自分のキャリアを振り返る方も多いのではないでしょうか。

自己分析ができない人に共通する特徴のひとつが、自分の強みや短所を「特定の基準」でしか測れていないことです。職場や現場というくくりでいえば、「社内の基準」でしか測れていないことになります。

同じ会社で働いていると、周囲は近いスキルセットの人ばかりになりがちです。その中に突出して優秀な人がいると、「自分なんてまだまだだ」と、自分の経験や実力を過小評価してしまう人が少なくありません。

実際、内閣府が平成30年度に実施した「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」では、「自分自身に満足している」と回答した日本の若者の割合は45.1%にとどまり、調査対象となった欧米諸国と比べて最も低い結果となりました。自己評価の低さは、若い世代に限った話ではなく、社会人になってからも根強く残る傾向だと考えられます。

自己分析の目的は、就活や転職の場面だけで自己PRの材料を揃えることではありません。自分の経験や強みを正しく理解する方法として、日頃から向き合っておくべきテーマです。しかし社内という限られた環境だけで自分を分析しようとすると、比較対象が偏り、正しい結論にたどり着きにくくなります。

下半期の始まりというタイミングは、こうした「社内の物差し」から一度離れて、自分のキャリアや仕事の進め方を見つめ直す良い機会といえるでしょう。

おすすめの「自己分析のやり方」とは?大人や社会人なら試してほしい“一つの方法”

おすすめの「自己分析のやり方」とは?大人や社会人なら試してほしい“一つの方法”

以前、転職エージェントの方にの取材をした時のことです。ひとつの会社、もしくはひとつの業界しか経験していない人は、自己分析を誤ってしまうことが多いという話を聞きました。

たとえば、自分の強みだと思っていたスキルが、実は「その会社でしか活かせないスキル」だったというケース。反対に、外に出れば重宝されるスキルを持っているのに、本人がまったく気づいていないケースもあります。強みも短所も、正しく理解しているつもりで、ズレていることがあるのです。

原因は、視野の狭さです。たとえば総務省統計局の「労働力調査」によると、2025年に転職した人は約330万人でした。一方、転職などを希望する就業者は約1,023万人います。仕事を変えたいと思っていても、実際に外へ出て自分の価値を試す人は限られています。企業の外で自分がどう評価されるかを知らないまま、キャリアを分析している人は多いのかもしれません。

そこで人材業界の方がすすめるのが、転職する気がなくても、外部の人に定期的にキャリアやスキルを棚卸ししてもらう方法です。自己分析の目的は、就活や転職の自己PRを作ることだけではありません。会社の外から見た自分の立ち位置を、客観的に理解することにあります。

“働き方”を変えれば、「自己分析ができない人」の特徴も変わるかもしれない

“働き方”を変えれば、「自己分析ができない人」の特徴も変わるかもしれない

この課題を解決しやすい働き方が、フリーランスです。フリーランスは、案件ごとにクライアントという「外部の目」が入れ替わりながら関わります。仕事のたびに、自分のスキルがどう評価されるのかを知ることができるのです。

内閣官房の2020年の調査によると、業務委託を受けるフリーランスのうち、取引先が1社だけの人は40.4%でした。

裏を返せば、約6割は複数の企業と取引しています。さまざまな業界や企業のニーズに触れ続けることで、どの強みがどこで評価されるのかを、仕事を通して確かめられます。外部の人による棚卸しが、働き方そのものに組み込まれているようなものです。

さまざまな会社を取材していると、フリーランスと会社員の垣根は、少しずつ低くなっていると感じます。

ただ、外の景色は待っているだけでは見えてきません。自分から動いて、社外の人と関わる機会をつくること。それが自己分析の精度を上げる、最初の一歩になります。

自分の強みを知る最初の一歩は、一人で踏み出さなくていい

ここまで見てきたように、自分の強みや価値は、社内の物差しだけでは測りきれません。外の視点に触れることが自己分析の精度を上げると分かっていても、「誰に見てもらえばいいのか」「何から動けばいいのか」で立ち止まってしまう方は多いのではないでしょうか。特にひとつの会社での経験が長いほど、社外に相談できる相手が身近にいないものです。

TECHBIZは、フリーランスや副業で働く方のキャリア相談に対応しています。これまでの経験やスキルが社外でどう活かせるのか、フリーランスという働き方が自分に合っているのか。一人で抱え込まず、誰かと一緒に整理したいときは、一度話を聞いてもらうのも選択肢のひとつです。

自己分析は、一人で考え込むより、外の目を借りたほうが進むことがあります。自分の強みを確かめるその最初の一歩を、ここから踏み出してみませんか。

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編集後記:自分では気づけない「わかりにくいスキル」と、相談相手選びの大切さ

先述した転職エージェントの方に取材した際、スキルには「わかりやすいスキル」と「わかりにくいスキル」があると教えてもらいました。

わかりやすいのは、開発や営業、マーケティングなどです。因果関係がはっきりしていて、数字で結果が出やすいスキルです。

一方、わかりにくいスキルの代表が「調整力」だといいます。プロジェクトを進めるときに関係者へ事前に話を通しておく。各部署がスムーズに動けるように整える。そんな仕事です。これがなければプロジェクトの成功はないと言っても過言ではありません。それでも決して目立つことはなく、「調整力があったから成功した」とも言い切れないため、成果との因果関係が見えにくいのです。

この調整力で、転職のときに困っているのが商社の人たちだそうです。

高い調整力を持ち、どの業界でもプロジェクト推進で活躍できるはずなのに、本人たちがそのスキルに気づいていません。さらに悲しいことに、プロの転職エージェントでも気づけない人は多く、他業界への転職を考えたときに「業界経験がないので厳しいですね」と判断されることもあるそうです。自分でも気づけず、エージェントにも難しいと言われて、転職を断念したり、低い条件で決めてしまったりする。それはもったいない、と話してくれました。

また、自己分析のときに誰かに相談することは大切ですが、誰に相談するかは重要な選択になります。そして信頼できる人に出会えたら、継続的に相談するのがおすすめだそうです。取材した方にも10年以上の付き合いになる相談者がいて、その間に複数回の転職を支えたこともあるといいます。

フリーランスであっても同じです。継続的に相談できる人を見つけられるかどうかは、キャリアを形づくるうえで大切な戦略になるでしょう。

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鈴木光平

鈴木光平

10年にわたって、フリーライターとして活動。テックビズのライターとしても活動中。主にスタートアップ界隈を中心に起業家や投資家などを取材、記事の執筆などを行ってきました。貴重な話を聞いてきた経験から、少しでも役に立つ情報をお届けします。

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