現在会社員エンジニアとして多くの方が活躍されていますが、数年前に比べてエンジニアのキャリアパスも多様化してきました。キャリアパスが多様化してきたということで、エンジニアも自分がどのようなキャリアパスを歩んでいくのか明確にしておく必要があるでしょう。
ただ、エンジニアとして働いていても自分が今後進めるキャリアパスには何があるのかわからないという方も少なくないでしょう。
そこで、今回は「ITエンジニアのキャリアパス4つ」から「キャリアパスの描き方」「ITエンジニアにとってキャリアパスの重要性」について解説していきます。
・ITエンジニアのキャリアパス
・キャリアパスの重要性
・ITエンジニアのキャリアパスの描き方
ITエンジニアのキャリアパスは多様化してきている
一昔前のITエンジニアのキャリアパスは、プログラマーとして入社し開発を経験してから、上流工程のエンジニアとしてキャリアアップするというのが一般的でした。
しかし、近年ではIT業界の技術が進歩していることで、様々な事業会社が就職先として選択できるようになりましたし、専門職の広がりが進んだことによって、選べるキャリアパスが多様化してきております。
そのため、ITエンジニアも何となくキャリアを積んでいくのではなく、自分が何をしたいのか、どんなキャリアを積んでいきたいのかを考え選択をしていかないといけなくなったと言えるでしょう。
ITエンジニアのキャリアパスは4つ
ITエンジニアがキャリアパスを描いていく前に、どのようなキャリアパスを選択していくことができるのか知っておく必要があるでしょう。そこで、ここではITエンジニアが歩むことができるキャリアパス4つについて詳しく解説をしていきます。
フリーランスになる
スペシャリストになる
ジェネラリストになる
マネージャーになる
フリーランスになる
ITエンジニアのキャリアパスとして、フリーランスエンジニアになるという選択肢があります。
フリーランスエンジニアになれば、様々な開発現場に携わることができますし、収入を大きく上げることができます。また、働き方も自由に選べ、週5の8時間を働く必要も無くなるので、ライフワークバランスを保ちやすくなります。
さらに、開発のスペシャリストになったり、マネージャーになったり自分の好きな案件を選ぶことができるという点も、フリーランスエンジニアの大きなメリットと言えます。
近年、「これからは個人の時代」と言われるように、業種に限らずフリーランスとして活動する人は増えてきております。IT業界にもフリーランスの波が来ており、フリーランスエンジニアの人口は年々増加してきております。
スペシャリストになる
一つの分野を極め、専門性の高いエンジニアを「スペシャリスト」と言います。IT業界の知識やITスキルの専門性を高めることで「スペシャリスト」となれることから、比較的選びやすいキャリアパスと言えるでしょう。
スペシャリストは、企業によっては「CTO(最高技術責任者)」や「テックリード」などの開発全体をまとめる役割を担います。
今の技術を極めていきたいと考えている方には、オススメのキャリアパスになります。
ゼネラリストになる
スペシャリストとは違い、幅広い業務を担当するのがゼネラリストです。ゼネラリストは、幅広い業務を担当するということで、複数の言語が使えたり、様々なポジションでの実務経験が必要になってきます。
また、プロジェクト全体を見る必要があり、マネジメントを行う必要も出てきます。よって、開発のスキルだけでなく、マネジメントスキルやコミュニケーション能力も必要になってきます。
ゼネラリストの具体的なポジションとしては、「PL(プロジェクトリーダー)」や「PM(プロジェクトマネージャー)」という役割を担っていきます。
マネージャーになる
マネージャーは、開発の部署をまとめたり、チーム全体のマネジメントをする管理職になります。評価制度を整備したり、採用を進めたりと企業の意思決定に関わる機会か増えていきます。そのため、将来的に経営に携わりたいと考えている人にとってはオススメのキャリアパスと言えるでしょう。
一般的には、PM(プロジェクトマネージャー)としてマネジメントの経験を積み、その後マネージャーとなることが多いでしょう。
ITエンジニアにとってキャリアパスは重要
ITエンジニアは、将来のキャリアパスを描いておくことをオススメします。ではITエンジニアがキャリアパスを描いておくメリットは何なのでしょうか。ここでは、ITエンジニアにとってキャリアパスを描いておくメリットについて解説していきます。
今から学ぶことや経験しておくべきことが明確になる
周囲の変化に惑わされない
目先の収入に惑わされない
今から学ぶことや経験しておくべきことが明確になる
ITエンジニアがキャリアパスを描いておくことで、今から学ぶことや経験をしておくことが明確になり、目標までのロードマップを作ることができます。
自分の目標から逆算して目標までのロードマップを作ることができれば、遠回りをすることなく最短で理想のキャリアパスを実現することができますし、目標があることでモチベーションを保つことができます。
高いモチベーションで仕事をすることができれば、同じ仕事をしていても得られるものが大きく違ってくるでしょう。
周囲の変化に惑わされない
人は周囲の環境や働く環境が変化すると、色々なものに惑わされてしまい目標を見失ってしまうことがあります。
ただ、キャリアパスを描いておくことで周囲の変化に惑わされにくくなります。そのため、働く環境や周囲の環境が異なっても、自分らしく働くことができます。自分らしく働くことができれば、仕事のモチベーションに対し、内的な要因が強まるので、仕事への満足度が高まります。
目先の収入に惑わされない
人は長期的な目標があったとしても、目先のお金という誘惑に目が眩んでしまう可能性があります。ただ、目先の収益を優先してしまい理想のキャリアパスからは遠ざかってしまうなんてことになりかねません。
ただ、キャリアパスを描いておけば、目先の収入ではなく、キャリアパスから逆算して本当にその経験を積んでおいた方が良いのかという判断を客観的にすることができます。
客観的にキャリアパスを見ることができ、惑わされて遠回りをすることがなくなります。
ITエンジニアはどのようにキャリアパスを描けば良いのか?
ITエンジニアが選択できるキャリアパスやキャリアパスの重要性を解説していきました。では、具体的にどのようにキャリアパスを描いていけばいいのでしょうか。ここでは、ITエンジニアが具体的にどのようにキャリアパスを描いていくのかを解説していきます。
自分が将来目指したい方向性を定める
今の自分のスキルや経験を振り返る
今のスキルからどんなスキルが足りないのかを分析する
目標までにどんなことをするべきか明確にする
自分が将来目指したい方向性を定める
まずは、自分が将来どの方向性を目指していくのかを明確にしていきましょう。
方向性としては、先ほど紹介した「フリーランス」「スペシャリスト」「ゼネラリスト」「マネージャー」の4つから選択していきましょう。
ただ、完全に決める必要はなく、ざっくりとした方向性や志向を決めておくといいでしょう。何となくでも方向性や志向を決めておくことができれば、転職をする際の企業選びの軸として持っておくことができます。
今の自分のスキルや経験を振り返る
ざっくりとして方向性を決めたら、今のスキルや経験の棚卸しをしていきましょう。
今までどのような経験をしてどのようなスキルを身につけてきたのかを洗い出していくといいでしょう。現状整理をすることができないと、目標に対して自分が今どの立ち位置にいるのかがわかりません、
今のスキルを洗い出して目標までの距離を測れるようにしていきましょう。
今のスキルからどんなスキルが足りないのかを分析する
先ほど洗い出した自分の経験やスキルから、目標に対してどのくらいどのようなスキルや経験が足りないのかを分析し、明確にしていきましょう。明確になれば、現実と理想のギャップを見える化することができるので、目標までの道のりが見えてきます。
目標までにどんなことをするべきか明確にする
先ほど明確にした現実と理想のギャップからどのようなスキルや経験を積めばいいのかが明確になりました。最後に、そのギャップを埋めるためのロードマップを作成していきましょう。
ざっくりとしたロードマップでもいいですが、目標とするキャリアパスの期間を決めておくとより明確なロードマップを組むことができます。
期間を決めてあれば、いつにどのような経験やスキルを身につけておけばいいのかが明確になるので、理想のキャリアパスを最短で達成することができます。
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